最近全然ブログ更新してなくて、この前の記事が書かれた時点ではまだ地震起こってなかったんだなーって振り返ってました。
さてまずは受験関係。
言い訳になっちゃうかもしれないけど、地震を受けてから明らかに勉強の能率が下がってきました。
停電とかそういう問題じゃなくて、気持ちの問題なのでしょうな。まぁしゃーない。過ぎたことは悔いてもあれなんで、またどっかでネジを巻き直さないとと感じておりまする。
競馬の方も中山開催が中止となってしまって、非常に残念でした。
やはり皐月賞は、中山の短い、紛れのあるコースでやるからこその面白さがあるもんで、東京とはまた違った楽しさがあるというのに、代替開催はただただ残念です。
まぁ状況も考えたらしょうがないところもあるんでしょうね。
本当に強い馬は馬場に左右されないはず。3歳世代の戦いにも注目です。
あとはなんだ、原発のことですかね。
mixiニュースでも取り上げられてましたが、『ここっぴーの★へそっぴー』という14歳の方が書かれたブログが、非常に鋭い意見ということで、ちょいとみてきました。
いやぁ、14歳でこれほどまでに考えて、尚且つそれを文章にして発信できる能力、素晴らしいですね。
自分が14歳の頃といったら、毎日部活だるいー位しか考えてなかったのに、今の14歳はほんと大人なんだと思います。
ちょっと原発のことからは脱線しますが、ブログなんていう、誰でも簡単に自分の考えを表に出せるツール、すごい時代にもなったもんだと思います。
たった60年で、日本はよくぞここまで自由にもなったなぁと感じたり。
さて、原発の話に戻りましょうか。
よくテレビで、
「〇〇は安全です。」
なんて言葉をよく聞くようになりました。
ほう。「安全」とな。
「安全」。これってどういう意味なんでしょうか。
いや、そりゃ辞書引けば意味は出てくるでしょうが、僕が聞きたいのはそういう、社会通念上使われている意味での、「安全」を指していっているわけではなくですね…
えっと、どこから話せば伝わりやすいかな…
自分はこの安全という言葉を聞いて、去年の技術と社会の授業を思い出しました。
安全とは、リスク0のことではない。
受容可能なリスク、これを受け入れている状態を、安全という。
たしかこんなことを言っていたと思います。
ちょっと待ってください、教科書引っ張り出してきます。
あった、『はじめての工学倫理』昭和堂から発売されている本です。
これ、いい本だと思います。いろいろな事例(チャレンジャー号事件とか、日航ジャンボ機墜落事故とか、シティコープタワー事件とかいろいろ。もちろんJOCとかの原発事故関連も多く書かれています)から学べることを、分かりやすく書いています。若干工学よりの本ではありますが、文系の人にも得るものの大きい本だと思います。
例えば、車で考えてみると、どのメーカーだって、安全な車を作りたい。その思いは同じだと思います。
じゃあ、ボディパーツを全てレアアールからなる丈夫な金属で作って、先進の安全技術を全て搭載して(スバルのiSight的な)、安全性を極限まで高めたとして、その車が市場の適正価格を大幅に上回る価格だったら、一体誰が買うのでしょうか。
どんな車と衝突しても壊れない!! 日本製の90式戦車!! 価格は一輌8億円!! いやいや、GT-R何台買えるんだって話ですよ。
だいたいどんなに安全性を高めたところで、危険ゼロは不可能なことですしね。
つまり、自分たちは何かを手に入れる時、必ず「受け入れ可能なリスク」を負っている。ということになるんだと思います。
受け入れ可能なリスク < 利便性 なら、そういう商品は売れると思うし、
受け入れ可能なリスク > 利便性 なら、そういう商品はリコールされるんだと思います。
リアルな話、全ての車の安全性を高めるコストと、事故車に乗った人が死んだ時、その人に賠償金を払うのとでは、どっちが安いか計算し、結果安全性を高めるより、保証金払ったほうが安いじゃんてことで普通に販売していた事例もこの本には紹介されています。
では、原発はどうか。
もちろん原発は個人に販売されるものではありませんから、通常市場に流通するものと同じ物の考え方ではダメでしょうか、その原発を使って生み出される電力は、普通に販売されています。
安全性を高めれば、それは自分たちの電気代にフィードバックされます。
そのバランスが難しいところで、結局はこのバランスをどこで取るか、それが今の原発是非を問う世論の論点なんだと思います。
M10、震度7の直下型地震、または津波にもびくともしない原発すごい金をかけて(技術的な問題は抜きにして)作るか、それともそこそこの金額でM7、震度6程度の地震に耐えうる原発を作るか。
M9級の地震は1000年に一度しか起きないと言われています。さぁ、どうしますか?
これはそんなに簡単に決められるお話ではないでしょう。
簡単に、原発反対とか、原発は捨てられないとか、そうは言えないと思います。
全員の意見に耳をかたむけるわけにはいかない。
どこかでバランスを決めなきゃいけない。それが国策であって、私たちの国は原子力に頼るという答えを出したんだと思います。
それはあっているとか間違っているとかは、誰にも決められません。
それが嫌なら、もう、国をでていく他はないでしょう。(もしくは政権を転覆させるか)
連日のニュースを見て、東電だけが悪、のような報道には、非常に疑問をいだきます。
別に東電が原子力使いまーすって言い出したわけじゃないでしょう。もちろん、責任の一端はあると思いますが、原子力におんぶにだっこを決めたのは、国であって、つまり結局は自分たち国民が決めたということなのですから。
安全性を高めるために、原子炉補強しろ!!という意見、よくわかります。
では、そのためのお金、来月から1世帯あたり1000円高くします。といったら。それでも文句が出る。
当然です、東電だって企業である以上利益と社会への貢献を追求しなければならないのですから。(元国営としては、かなり特殊な企業でありますが)
結局国と消費者(=国民)の板挟みにあって苦しんでいるんだと思います。かわいそうに。
ちなみに、自分は原発肯定派です。
極端なハナシ、自分の家の敷地内に原発とか、アメリカ軍基地とか、高レベル核燃料廃棄物とか、そういうのを作る代わりに毎年補助金が何十億ともらえるなら、自分は原発の隣で寝てもいいと思っています。
受け入れ可能なリスク < 利便性(利益も含む) ってことですよね。自分のものさしでは。
それが今回のような地震で、自分が被爆、結果死ぬことになったら、それはしょうがないですよね。
ただ、福島の人たちは、自分の庭にそういうものを作らせているのに、その利益(=電力)のほとんどは首都圏で消費される。
そういうところにも、怒りの原因があるんじゃないですかね。
だって、受け入れ可能なリスクと利便性のバランスがとれてないんですから。自分たちには一文の得にもならない。
長くなってしまいましたが、そのへんのバランスを考えることが、技術者にとっては必要なことなのだと思うし、大切な事なのでしょう。
何が言いたかったかというと、
安全 = リスク0
ではないよってことですかね。折り合いが大事だってことです。
こういう記事書くと炎上するんですかね?
俺のブログは炎上したことないんで、一度炎上させてみるのも面白いかなぁ
あー勉強しないと…
さてまずは受験関係。
言い訳になっちゃうかもしれないけど、地震を受けてから明らかに勉強の能率が下がってきました。
停電とかそういう問題じゃなくて、気持ちの問題なのでしょうな。まぁしゃーない。過ぎたことは悔いてもあれなんで、またどっかでネジを巻き直さないとと感じておりまする。
競馬の方も中山開催が中止となってしまって、非常に残念でした。
やはり皐月賞は、中山の短い、紛れのあるコースでやるからこその面白さがあるもんで、東京とはまた違った楽しさがあるというのに、代替開催はただただ残念です。
まぁ状況も考えたらしょうがないところもあるんでしょうね。
本当に強い馬は馬場に左右されないはず。3歳世代の戦いにも注目です。
あとはなんだ、原発のことですかね。
mixiニュースでも取り上げられてましたが、『ここっぴーの★へそっぴー』という14歳の方が書かれたブログが、非常に鋭い意見ということで、ちょいとみてきました。
いやぁ、14歳でこれほどまでに考えて、尚且つそれを文章にして発信できる能力、素晴らしいですね。
自分が14歳の頃といったら、毎日部活だるいー位しか考えてなかったのに、今の14歳はほんと大人なんだと思います。
ちょっと原発のことからは脱線しますが、ブログなんていう、誰でも簡単に自分の考えを表に出せるツール、すごい時代にもなったもんだと思います。
たった60年で、日本はよくぞここまで自由にもなったなぁと感じたり。
さて、原発の話に戻りましょうか。
よくテレビで、
「〇〇は安全です。」
なんて言葉をよく聞くようになりました。
ほう。「安全」とな。
「安全」。これってどういう意味なんでしょうか。
いや、そりゃ辞書引けば意味は出てくるでしょうが、僕が聞きたいのはそういう、社会通念上使われている意味での、「安全」を指していっているわけではなくですね…
えっと、どこから話せば伝わりやすいかな…
自分はこの安全という言葉を聞いて、去年の技術と社会の授業を思い出しました。
安全とは、リスク0のことではない。
受容可能なリスク、これを受け入れている状態を、安全という。
たしかこんなことを言っていたと思います。
ちょっと待ってください、教科書引っ張り出してきます。
あった、『はじめての工学倫理』昭和堂から発売されている本です。
これ、いい本だと思います。いろいろな事例(チャレンジャー号事件とか、日航ジャンボ機墜落事故とか、シティコープタワー事件とかいろいろ。もちろんJOCとかの原発事故関連も多く書かれています)から学べることを、分かりやすく書いています。若干工学よりの本ではありますが、文系の人にも得るものの大きい本だと思います。
例えば、車で考えてみると、どのメーカーだって、安全な車を作りたい。その思いは同じだと思います。
じゃあ、ボディパーツを全てレアアールからなる丈夫な金属で作って、先進の安全技術を全て搭載して(スバルのiSight的な)、安全性を極限まで高めたとして、その車が市場の適正価格を大幅に上回る価格だったら、一体誰が買うのでしょうか。
どんな車と衝突しても壊れない!! 日本製の90式戦車!! 価格は一輌8億円!! いやいや、GT-R何台買えるんだって話ですよ。
だいたいどんなに安全性を高めたところで、危険ゼロは不可能なことですしね。
つまり、自分たちは何かを手に入れる時、必ず「受け入れ可能なリスク」を負っている。ということになるんだと思います。
受け入れ可能なリスク < 利便性 なら、そういう商品は売れると思うし、
受け入れ可能なリスク > 利便性 なら、そういう商品はリコールされるんだと思います。
リアルな話、全ての車の安全性を高めるコストと、事故車に乗った人が死んだ時、その人に賠償金を払うのとでは、どっちが安いか計算し、結果安全性を高めるより、保証金払ったほうが安いじゃんてことで普通に販売していた事例もこの本には紹介されています。
では、原発はどうか。
もちろん原発は個人に販売されるものではありませんから、通常市場に流通するものと同じ物の考え方ではダメでしょうか、その原発を使って生み出される電力は、普通に販売されています。
安全性を高めれば、それは自分たちの電気代にフィードバックされます。
そのバランスが難しいところで、結局はこのバランスをどこで取るか、それが今の原発是非を問う世論の論点なんだと思います。
M10、震度7の直下型地震、または津波にもびくともしない原発すごい金をかけて(技術的な問題は抜きにして)作るか、それともそこそこの金額でM7、震度6程度の地震に耐えうる原発を作るか。
M9級の地震は1000年に一度しか起きないと言われています。さぁ、どうしますか?
これはそんなに簡単に決められるお話ではないでしょう。
簡単に、原発反対とか、原発は捨てられないとか、そうは言えないと思います。
全員の意見に耳をかたむけるわけにはいかない。
どこかでバランスを決めなきゃいけない。それが国策であって、私たちの国は原子力に頼るという答えを出したんだと思います。
それはあっているとか間違っているとかは、誰にも決められません。
それが嫌なら、もう、国をでていく他はないでしょう。(もしくは政権を転覆させるか)
連日のニュースを見て、東電だけが悪、のような報道には、非常に疑問をいだきます。
別に東電が原子力使いまーすって言い出したわけじゃないでしょう。もちろん、責任の一端はあると思いますが、原子力におんぶにだっこを決めたのは、国であって、つまり結局は自分たち国民が決めたということなのですから。
安全性を高めるために、原子炉補強しろ!!という意見、よくわかります。
では、そのためのお金、来月から1世帯あたり1000円高くします。といったら。それでも文句が出る。
当然です、東電だって企業である以上利益と社会への貢献を追求しなければならないのですから。(元国営としては、かなり特殊な企業でありますが)
結局国と消費者(=国民)の板挟みにあって苦しんでいるんだと思います。かわいそうに。
ちなみに、自分は原発肯定派です。
極端なハナシ、自分の家の敷地内に原発とか、アメリカ軍基地とか、高レベル核燃料廃棄物とか、そういうのを作る代わりに毎年補助金が何十億ともらえるなら、自分は原発の隣で寝てもいいと思っています。
受け入れ可能なリスク < 利便性(利益も含む) ってことですよね。自分のものさしでは。
それが今回のような地震で、自分が被爆、結果死ぬことになったら、それはしょうがないですよね。
ただ、福島の人たちは、自分の庭にそういうものを作らせているのに、その利益(=電力)のほとんどは首都圏で消費される。
そういうところにも、怒りの原因があるんじゃないですかね。
だって、受け入れ可能なリスクと利便性のバランスがとれてないんですから。自分たちには一文の得にもならない。
長くなってしまいましたが、そのへんのバランスを考えることが、技術者にとっては必要なことなのだと思うし、大切な事なのでしょう。
何が言いたかったかというと、
安全 = リスク0
ではないよってことですかね。折り合いが大事だってことです。
こういう記事書くと炎上するんですかね?
俺のブログは炎上したことないんで、一度炎上させてみるのも面白いかなぁ
あー勉強しないと…