思いついたら、作りたくなって。

おもちゃ、インテリアなど、ちょこっと手作りの品々と作り方を紹介します。

創作 木のおもちゃ「パワーショベル」

2006-05-23 | 木のおもちゃ
なぜ男の子は乗り物が好きなのか!?

素朴な疑問を真剣に考えています。
思うに、タイヤや動力部のダイナミックさやメカ的な部分に惹かれているのでは。

「パワーショベル」を作るにあたって決めたことがあります。
木のおもちゃによくある単純なデフォルメした形ではなく、
本物に近いアームの動力部を再現すること。
できるだけキャタピラに近い動きに見せること。

設計・制作は難しかったですが、
息子はきっと喜ぶだろうと確信していたのでむしろ楽しい作業でした。

ところが。
完成して初めて彼に見せても、ジーッと見て動かない。
いつもなら「これ何? これ何? これ何?」と大興奮なのに・・・(失敗?)
ガッカリした瞬間、彼は
そーっと手を伸ばし「ショベルカーね・・・」と言いながら
おもちゃを手に取りゆっくり眺めだしました。
あぁ、目を輝かすというのはこんな表情なんだな。少し感動。。。

それからはいつも通り
興奮して早速ダンプカーと一緒に遊びだしました。
しかし2歳0ヶ月にはアームの動きが複雑すぎた様子。
思い通りに動かせず、途中で怒り出しては
おもちゃをポイッと投げ出す始末です。
これには私もがっかり。
もっと単純化した方がよかったかな・・・とちょっぴり後悔したり。

でも3日もたてばすっかり上手に操れるようになりました。
投げ出すこともなく、飽きもせず同じ動作、
様々な荷物をダンプの荷台に積む作業を繰り返しています。
これが単純な動きしかできなかったら、飽きてしまうかもしれません。
何よりもパワーショベルのダイナミックな動きや
メカ的な面白さが失われてしまう。
手間はかかるけど、やはり間接部の2点止めは正解だった。
そう思っています。

もう1つ今回学んだこと。
子どもは一通り遊んだ後、全力をあげて分解に取り組むということ。
大変な執拗さでキャタピラやアームに挑みます。
なるほど。気持ちは分かる。
ボンド接着箇所のいくつかは破壊され、そのうち数箇所のみ修理。
問題のない箇所は外れるようにしました。
全てを完璧にするよりも、
分解欲をみたす部分が残っているほうが楽しい。
手作りおもちゃならではの「遊び」でしょうか。


●以前に紹介した木のおもちゃはこちら
 2006-03-10
 創作 木のおもちゃ「プッシュ*プッシュ」
●一緒に遊んでいるダンプカーはこちら
 2006-05-08
 牛乳パック2「ダンプカー」


●下記ランキングに参加中。ポチっとひとつ応援よろしくお願いします。
 人気blog ランキング