鵠沼・昔砂丘の一本松

湘南藤沢住人の記憶の手掛かり …… フォト・ブログ

石川・熊野権現堂

2010-02-25 | 藤沢


引地川の石川橋から東側に広がる畑と水田、その向こうの森を眺めました。
森の右手は権現庭と呼ばれ、何処かに熊野権現堂がある筈です。


石川橋から森に近づき、森に沿った農道を北に向いました。
小川に架かる小さな石橋がありました。
標識はありませんが、この橋を渡って森に入りました。


枯葉の中の苔むした小さな石段を上りました。
あまり人訪れた気配が残っていませんでした。


上り詰めた場所は、森の中の小さな広場でした。
お堂と石碑がありました。


石碑には権現堂の由来が記してありました。
小栗判官満重の子・小次郎助重がここで強盗に毒を飲まされ
財宝を奪われようとしたのを遊女照手に助けられ、遊行寺に助けを求め、
時衆2人と一緒に三河まで逃れたようです。
その後、永享年間(1429-41)頃、ここで強盗を討ち、
照手に財宝を与えたと伝わっています。


上ってきた石段の脇にあった小さな石碑です。
よく見ると「大願成就」と彫ってありました。

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