CINECHANが観た映画について

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17-153「トンネル 闇に鎖された男」(韓国)

2017年05月15日 00時58分31秒 | 韓国映画
1コの対象ではない、1人の人間だ
 自動車ディーラーのジョンスは、今日が誕生日の娘と妻セヒョンが待つ我が家へと車を走らせていた。ところが運悪くトンネルを走行中に崩落事故に遭遇、生き埋めとなってしまう。
 どうにか携帯電話がつながり救助を求めるが、やがて救出までには相当の時間が掛かることが明らかとなる。しかしジョンスの手元には、バッテリー残量78%の携帯と水のペットボトルが2本、それに娘へのバースデーケーキが1つあるだけだった。
 そんな中、ニュースで夫の身に降りかかった惨事を知る妻セヒョン。
 一方、キム隊長率いる救助隊の奮闘もむなしく、ジョンス救出は一向にはかどらず。(「allcinema」より)


 崩落したトンネルに閉じ込められた男と、その救助に携わる人々の姿を描いたサスペンス・ドラマ。

 監督は、「最後まで行く」のキム・ソンフン。
 トンネルで閉じ込められる男、ジョンスを演じるのは「お嬢さん」等のハ・ジョンウ。

 
 トンネルで車を走らせていると、突然トンネルが崩落。
 瓦礫に押しつぶされそうになりながら、何とか車の中で一命をとりとめたジョンスは、携帯で連絡を取り、救助を依頼する。

 しかし、トンネルは完全に塞がれてしまい、助け出すにも何日もかかるという。

 手元にあるのは、子供のために買ったケーキと、ペットボトルの水2本。

 孤独と恐怖で押しつぶされそうになる中、ジョンスはただ救助を待つ日々をトンネルの中で過ごすことになる。


 崩落したトンネルの中に取り残されたジョンスの姿と、その救助を描く作品であるが、120分超の作品で、よくぞここまで描いたなという感じ。

 終盤は、ちょっと引っ張り過ぎかなという印象も受けたが、それって救助作業に対する世間の人々の興味にシンクロしてしまったかな。

 最初はジョンス救助に対して声援を送り、その成り行きに注目していた世間の人々であるが、救助の日数が過ぎていくうちに、その興味は失せる。

 更に、連絡が取れなくなり、生死も判らぬまま救助作業を進めることにより、近くの新しいトンネル開通作業が滞ることに非難の声も上がるようになる。

 トンネル崩落の原因は手抜き工事。
 そしてどこかショーのように救助作業を受け取るマスコミや、世間の反応を窺う官僚たち。
 社会問題のようなものも取り入れている感じであるが、それも多少笑いを交えており、韓国映画らしい感じかな。


 果たして、ジョンスは生存したまま救助されることが出来るのか。

 なかなか緊迫した展開のサスペンスであった。

 偶然に水を手にすることになるジョンスであるが、いつ何時、何が起こるか判らないから、常に水は携帯しておいた方がいいかもと、ふと思ったりする。


 途中、もう一人生き埋めになっていた人物が登場するが、これは何とも哀しい展開だった。
 最後に言及されることもなく、一番可愛そうなのは、この人物だったかもしれないな。

/5 

監督:キム・ソンフン
出演:ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナ、オ・ダルス、チョン・ソギョン、パク・ヒョックォン、シン・ジョングン
於:シネマート新宿
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