CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。

17-105「お嬢さん」(韓国)

2017年04月13日 01時43分48秒 | 韓国映画
秀でた美しさでございます
 1939年の朝鮮半島。貧民街で泥棒一家に拾われ、スリの腕を磨いて育った孤児の少女スッキ。
 ある日、“伯爵”と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、彼の計画を手伝うことに。ターゲットは、支配的な叔父・上月のもとで孤独に暮らす華族の令嬢・秀子。彼女は、結婚した暁には莫大な遺産を相続することになっていた。
 そこで伯爵が秀子を誘惑して結婚し、財産をまるまる奪い取ってしまおうというのだった。
 スッキの役割は、メイドとして屋敷に入り込み、純真で世間知らずな秀子を巧みに操り、彼女を確実に結婚へと誘導していくというものだったが。(「allcinema」より)


 「オールド・ボーイ」「渇き」「イノセント・ガーデン」等のパク・チャヌク監督作品。

 1939年、日本統治下の朝鮮半島を舞台に、華族の令嬢、秀子と、彼女を誘惑して財産を奪い取ろうとする詐欺師、それを手助けするためメイドとして秀子に近づくスッキの3人が繰り広げる官能と裏切り、騙し合いを描いたエロティック・ミステリー。

 日本語も飛び交うのだが、やはり聞き取りづらいところは多かったな。

 
 前半はスッキがメイドとして秀子に近づき、彼女を誘惑しようとする詐欺師を手助けしながら、やがて自らが秀子の美しさに惹きこまれていく姿を描いている。
 
 詐欺が進んでいき、いよいよ仕上げというところで、思わぬ展開となる。

 そして後半は秀子の視線で、これまでのことが描かれていく。
 前半のスッキの視線で描かれていたものの裏にあった真実も明かされていくという展開。

 詐欺師を含む三者の思惑が絡んでいき、前半で驚きの展開となった真相と、更に別の思惑も絡んできて、先行きはどうなるのだろうと気になってくる。

 そしてクライマックスにこれまで気になっていたことが一気に解放されるという感じ。

 そんなにアッと驚くような展開でもなかったが、スッキと秀子の思惑がどう解決していくのだろうと気になるところはある。


 前半から何となくエロティックな雰囲気はあったのだが、後半になると俄然それは激しくなっていき、スッキを演じたキム・テリと秀子を演じたキム・ミニがヌードを披露して濡れ場を演じている。

 更に秀子を囲っている上月が持つ、今で言うポルノ小説のようなものを朗読しながら、時に秀子がそれを体現するというシーンもある。


 そんなエロティックで、思惑が絡み合う話ではあるが、結構コミカルなところも多かったな。

 詐欺師を演じたハ・ジョンウが尻を丸出しにしたりするところや、最後に結構痛々しいシーンがあるのだが、結末に放った台詞にも笑ってしまったな。


 3人の思惑が絡み合うストーリーで、先が読みづらいところもあり、更に官能的でコミカルな雰囲気も交え、面白い作品だった。
 痛々しい描写は最後の方だけだったな。

/5

監督:パク・チャヌク
出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、キム・ヘスク、ムン・ソリ
於:TOHOシネマズ シャンテ
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