くにづくり日記まーく2

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第48話 絶望の煌き

2012-09-17 23:52:51 | ガンダムAGE
こんばんは。
今日は野球やっていて北斗の拳をやっていなかった。
というわけで、いきなりガンダムAGEのお話です。

第48話「絶望の煌めき」

結局、あの煌めきで望みが絶たれたのは銀髪自身でしたが。
自分で撃っておいて自分が絶望してるって、なんだか滑稽なほどに絶望的な話です。

そんな銀髪のワイルドな死にっぷりにはほんとびっくりでした。
キレて出撃して速攻落とされるって、イゼルカントサマより先に死んでどうする。
銀髪って、結局最後までいまいちキャラが立たなかったですね。。。
印象的な場面なんて正直全然無いし、最後の瞬殺だけが唯一の思い出……。

今回セリック隊が見事に全滅しましたが、なんだかんだで全員の死に様が描かれていました。
結局全体を通してどうなったかわからないパイロットは、マックス中尉とラーガンだけでしょうか。アリーサは結婚したみたいですし。
脇役の扱いは適当なようで、意外とパイロットはフォローしてますね。
ラーガン描かないのはどうかと思うけど。

あと重箱の隅を突っつくようですが、ディーバって乗組員えらい少ないですね。
脱出するシーンで思わず数えてしまいましたが、49人しかいなかった。パイロットの人は含んでないから、もうちょっと増えるけど。
Wikipediaによるとホワイトベースは「正規乗員数:128名または225名」らしいから、ディーバはその半分以下で運用してたことになる。
あのだだっ広い戦艦に49人って、おそらく相当閑散としてただろうな。
描かれてないだけで後ろの方にいたのかも知れないけど……。

そしてキオだかなんだか主人公らしき人の存在感の無さ。

そんなガンダムAGE。
冒頭。
敵も味方も相変わらず棒立ちで撃ち合うMS達。シャナルアさんが見てたら激怒するな。
銀髪はラ・グラミスとセカンドムーンの動力部と結合して、再びディグマゼノン砲を撃とうと画策。
まさかとは思うけど、これだけのためにセカンドムーンをわざわざ持ってきたんじゃないだろうな……。
そして桜玉吉の描くミジンコみたいな装置が変形を始めるラ・グラミス。

銀髪「イゼルカントサマが思い描いたエデンの創造、成し遂げてみせる」

銀髪が悪人面になっていく。

歌を経て、本編。
未だに涙が乾かない艦長。
「艦長、悲しいのは分かる」とフリットが気遣おうとしたとたん、艦長いきなりキリッとして命令を下し始める。

フリット(めんどくせー女だな!)
艦長(うるせージジイだな!)

一方銀髪。
目がしょぼしょぼしている様子。
だいぶ疲れているらしく、過去の幻覚まで見始める。

バズ「あなたと共に戦うものは、あなたと同じ志を持つ者です」

そうかな。だってみんなプロジェクトエデンのこと知らないんだよな。これから選別するつもりなんだよな。
なんか、ものすごく都合のいい幻覚見てないか? 銀髪。

ドール「私はおまえのエデンへの思いを信じた。その思いに偽りはないはずだ」

ドールの目つきが脅迫じみていて怖い。銀髪も助けてもらってしまったことに、変にプレッシャーを感じているのか。

デシル青年「この俺を陥れたおまえが、まさかこの程度で怖じ気づいてるわけないよなぁ!」

デシル……久し振りに見られてうれしいよ。やっぱり存在感が違うなこの人は。

メデル(私のことも思い出してくれ……)

それでいろんな人の幻覚に背中を押されて「もう、後へなど引けない」と決意する銀髪。
手段なんて選んでられないと、フラムを呼び出して、ディグマゼノン砲の射線上にガンダムをおびき出してくれと命令。
銀髪の深意を察したフラムは、命令を受け入れる。

フラム「あの人の優しい心を守りたい」

銀髪とフラムはこれまで比較的丁寧に書かれてたから、こういう展開はくるものがあるな。。。
フラムの切実さが伝わってきていい。

しかし観音ぼくろと二人いて、あえてフラムを決死隊に選んだのはどういう意図なんだろうな。
一番信頼していたからなのか、捨て駒にちょうどいいと思ったのか。
後者なら、ある意味ものすごく熱いが。

銀髪(レイルきゅんは渡さない)

一方ディーバ。
敵の猛攻を受けて、だいぶぼろぼろ。少ない乗組員も爆発に巻き込まれたりしている。
49人しかいなかったのは、このへんでたくさん死んだからかも知れない。
爆発を隔壁でふさぐ描写が、なんか地味にかっこよかった。

ようやく登場のキオにはフラムが襲いかかる。

フラム「さあカゴに入りなさい! 死のカゴにね!」

フラム、熱いセリフと共にビットで猛攻。
キオが例の謎バリアで襲って来るも、以前華麗だった時みたいにびびったりはしない。
レベルが上がって新魔法も覚えたようで、五芒星ビームで謎バリアを撃破!
フラムは色々修羅場くぐって、この短期間でものすごく成長したですね。
描写も丁寧だし、変化の過程もよくわかって見ていて非常に楽しい。

一方まったく成長していないのは、主人公。
相変わらず話し合おうを連呼するだけで、なんの役にもたたない。
キオが絡むと話が進まないので、どんどん出番も少なくなってる……(笑)

そこにアセムがやって来て、フォーンファルシアの腕を切る。
アセム猛攻。謎バトンの謎バリアでしのぐフラム。
そこに、スーパーイナズマキックで救援に来る観音ぼくろ。
「ここに来たらあなたも!」と驚くフラムに観音ぼくろ「覚悟はできているさ」

銀髪(え……)

観音ぼくろの決意をフラムも察して、エデンのために命を賭すことを決意する二人。
この二人のそこはかとない友情がなんか好きだな。。。
お互いそれほど意識はしてないけど、同じ信じるもののために気持ちは分かり合ってる、みたいな何とも微妙な距離感が心地いい。

それでラ・グラミスが動きだしたことで、不穏な空気に包まれる戦場。

ザナルド「何を企んでいる、ゼハート!」
フリット「奴らは味方ごと、ディーバとガンダムを潰すつもりだ!」

同じものを見ているのに、状況がさっぱり読めないザナルドと、鋭く見抜くフリット。
フリットさすがプラズマダイバーミサイルで同じことしようとしただけのことはあるな。
経験者だけに、同じような考えは速攻で読める様子。
そう考えると、読めないザナルドはなんだかんだでひとがいいんだろうな。
一応銀髪のことも信じてるってことだし。

フリット「忘れるな、相手はヴェイガンだ!」

ヴェイガンをディスることも忘れないフリット。だからおまえも前に同じことを……。
人類もヴェイガンも結局は同じってことを、暗に示しているのだろうか。そんなに深い話なんだろうか。

ともかく銀髪の渾身の作戦を見事に読み取ったフリット。
ディーバを囮とすることを決め、乗組員達を退艦させるようにテキパキと指示。

艦長(あの、私の船なんだけど……)

そしてフリットは背中にヘンなものを付けたAGE1グランサで出撃。
フリット、アセム編の最後でもAGE1の背中にヘンなもの付けてたな。恒例なんでしょうか。

それでCM。
ガンダムAGEの主題歌集めたベスト盤が11月7日に出るらしい。
ちょっと欲しい。

CM明け。
救援を待って甲板で待機する49人のディーバ乗組員。
あんな板みたいなところに重力ってあるんだろうかとか一瞬思ってしまったけどどうでもいい。
そしてやってくる海賊船。

浅黒い人「面白そうじゃんか」

なんかこの人、戦後は海賊の仲間入りしてそう。

うち捨てられるディーバ。思い出に浸るフリット。
結局フリットは断続的に最初っから最後までずっと乗ってたことになるんだな。
ほんとにこのアニメ、フリットの物語だなぁ。。。。

一方、射線上から脱出しようとするキオとアセム。
それを何としても阻止しようとするフラムと観音ぼくろ。
終盤戦だけあってかつてないほど熱い展開!!!!
……かと思ったら、いきなりどこかからやって来たノッポが観音ぼくろをあっさり撃破!

観音ぼくろ「バカな……俺が、こんな、こんなぁぁぁ!」

曲がりなりにもギラーガをジェノアスごときで破壊できるとは。
観音ぼくろって、もしかしてすごく操縦下手くそ……。Xラウンダーですらないのでしょうか。
死に際のセリフも小物臭丸出しだし、突然しょぼくなっちゃったなぁ。なんかギュネイみたいだ。
でもこのシビアな感じは嫌いじゃない。

一方フラム。
同じように突然現れたジョナサンに落とされそうになるものの、さすがこっちは反撃して撃破。そう何度もうまくはいかない。
しかしあきらめないノッポ。

ノッポ「こいつだけはぁぁ!」

熱い、ひたすら熱いノッポ。
結局フラムと相打ち。「自分の家」だったディーバと一緒にディグマゼノン砲で蒸発。
自分の家の伏線も効いていて、隊長と同じく心に残る死に様であったのぅ。
最後の微笑みながら蒸発してくところがよかった。

アセムもノッポのことはしきりに「オブライトさん!」って気にしてましたね。
アセム編からの付き合いだから、他の人に比べても切実さが違うんだろうな。
こういう細かい部分にも気が行き届いてるって……めずらしいな。

一方、ノッポと相打ちのフラム。いつもより描き込みに気合いが入っている。
ジラードの時と同じように、銀髪がいまわの際に現れプロジェクトエデンの成就を約束する。
そしてフラムも銀髪のことを思いながらディグマゼノン砲で蒸発。
最後の会話シーンの描き込みとか、ビーム直撃したときの悟ったような表情とか。
スタッフ気合いが明らかに違うフラムさん。どう考えてもヒロインでした。

ついでにザナルドも蒸発。
ザナルドってこれで死ぬためにわざわざ戻ってきたんかい。
キオが殺せないからって、いくら何でもやっつけすぎだよなぁ……。
ほんとに何がしたいんだってくらい、キオ周りの話は迷走してる。

で、なんか味方ばっかり殺しまくって、さっぱりガンダムを倒せなかった銀髪。

銀髪「わ、私は何をやっているのだ!」

ここまで無様に大ポカするライバルってのも斬新です。
なんかすごいものを見てる気がする。

そしてはじまる被害妄想。みんなが笑ってる。デシルも笑ってる。
それに耐えきれなくなり、うわーん! って感じでレギルスで出撃→アセムが瞬殺!

カブキ(あ、ゼハート様が出撃……………あ、死んだ)

今まで何度も行われてきたアセムVS銀髪の中でも一番短かったじゃないかと。
レギルスのあの壮絶な弱体化はなんなんだ。
アセム編から積み重ねてきたキャラクターが、こんなやっつけみたいな死に方するとは……。
「やべぇ! 尺が足りねぇ!」ってスタッフの叫びが聞こえてくるようです。

そして戦闘よりも長い死に際の会話。

銀髪「俺も、愛する人と子をつくり……おまえのように生きたかった」
アセム(家庭ほったらかしにして海賊やりたかったのかおまえ)

勝手にキレて、勝手に負けて、勝手に満足して死んでいった銀髪。
しかし銀髪ってつくづくイゼルカントサマの後を継ぐ器じゃなかったな。。。
根が真面目なのか、任されたとたんプレッシャーでギッチギチになってしまってすっかり荒んでしまったし。
多分ザナルドだったら、もうちょっと余裕持って戦えただろうなと思う。
少々手荒な作戦は立てるだろうけど、銀髪ほど極端なことにはならなかったのではないかと。
イゼルカントサマに見る目がなかったとしか言いようがない……。

アセム「ゼハートぉぉぉぉぉ!!」

アセムの叫びと共に、今回は終了。

そして次回。
「今、長き戦いが終わる」
ようやくゼラギンス君が登場。シドに乗って出てくるみたいですが。
最終話だけ登場って、キャプテン翼2のコインブラ君かい。

今回大抵の因縁はむりやり片付けてしまったので、後はゼラギンス君とシドを倒すだけになった感じですが。
ぽっと出のキャラを倒して終わりってのも、どうなんだ。

しかしまだ30年残ってますが、残り五分くらいでいきなり30年後に飛んだりするんだろうか。
ともかく来週で最後。
フリットは心変わりするのか、そればかりが気になる。


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