ZEVEX〜行動する自動車環境問題NGO〜

手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

電気自動車のレーシングカート〜ニュータイヤ皮むき〜

2015年04月04日 17時27分32秒 | ZEVEXの活動


(2015シーズンに向けてニュータイヤを購入)
5シーズン目を迎えるレーシングカートの電気自動車バージョン・シリーズ戦「ERK Cup Japan」。現状では、(高価なテスラを除けば)市販EVにスポーツ志向のモデルが無いので、レーシングカートをEVにコンバートして競うこのシリーズ戦が、電気自動車を使ったかモータースポーツでは、一番コンペティティブなシリーズ戦だと思われる。
成績はともかくも、過去皆勤賞で参加を続けている我々ZEVEX Racing Teamは、今シーズンも参加を続けるべくニュータイヤを購入し、タイヤ変更に伴う電費計測と皮むきを行った。

(監督の大津を始め、藤井・内山・鈴木といつものドライバー陣に交じって、法学博士の筒井隊員も参加。ZEVEX初のph、D隊員だ。)
この日は5スティントの走行を予定していたが、内山隊員担当の1スティント目は生憎のハーフウェットだった。ERKはトルクが強烈なので、コーナー出口でアクセルを入れるとリアがズリズリ滑る。まともに周回できないままに1スティント目終了。ま、一応タイヤの皮は何とかむけた様子だった。

(雨の第一スティントだったが、何とか皮はむけたか?)
2スティント目の担当は筒井隊員。レンタルカートでフェスティカの走行経験は有るがERKは今回が初めて。ところが、なかなかの走りっぷりで、安定してこちらがオーダーした40秒台後半でLAPを重ねる。始めて乗ったERKでオーダーしたタイムにきっちり整えて来るとはなかなかのセンスだ。今シーズンは何戦かドライブしてくれることになっているので、新戦力として期待が膨らむ。

(3コーナーを立ち上がる筒井選手。クレバーは走りは流石ph.D。と言ったところか?MDは居るがph.Dはチーム初だ。)
第3スティントは、レースのシミュレーションとしてドライバー交代も行いながらレース用のオプティマを使ってニュータイヤの電費をチェック。もう少しデータが揃わないと何とも言えないが、去年のタイヤとは消費電力的に”美味しい”速度領域が違うようだ。昨年までの戦略をそのままには使えないことがわかった。

(第3スティント、鈴木から藤井にドライバー交代。”上手い交代”がなかなか決まらない)

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EVジムニー試乗会/21世紀型オフロードスクール at 岐阜

2014年12月14日 22時12分17秒 | オフロードの電気自動車(EV)


(トラックが1ナンバーなので搬送費が高く付くのが痛い)

半年間の整備を経て、夏に再稼働した元祖EVジムニー「SJ2001」号。岡山福島と21世紀スタイルでのオフロードスクール兼試乗会を開催して来たが、2014年最後の開催地として岐阜県にやって来た。非常に残念なことに、現在の四駆業界に自動車の環境問題を意識した活動は全くと言って良い程見られない。ヨーロッパ・アメリカ・そして日本でも厳しいCO2削減規制が目前に迫っていると言うのに、日本の四駆業界の活動は「昭和」から抜け出せないままでいる。
それでなくとも日本の四駆業界は「猫の額の如き有料コースが舞台」という特殊な環境に有るのに、このままでは「サステイナブル〜持続可能〜」を旨とした世界の自動車業界の潮流から置いてけボリは確実だ。

とまあ、そんなことは15年も前から四駆雑誌に連載を書いて散々啓発して来たつもりだが、相変わらずな危機感の無さには笑うしか無い。ま、他人はどうでも我々ZEVEXは21世紀に走るオフローダーとして「応分の責務」を果たすだけだ。前衛はどの時代でも常に孤高の存在であるものだ。

(ドライバーは間宮海峡横断メンバーの勝股隊員。コ・ドライバーは最近ジムニー8を購入したG鈴木隊員)
さて、何はさて置き順番に試乗だ。2名一組になり、場内に設営した周回コースを2周ずつ回る。周回路の途中に斜度15度程のヒルクが2本と20度強のヒルダウンが有るが、雪混じりのウェット路面にJB23用ノーマルタイヤなので楽勝とは行かない。クロカンに手慣れたドライバーの足慣らしに丁度と言ったところ。

(路面は完全にウェット。小雪降る中のドア無しなので寒い。EVなので当然ヒーターも無い)


(モーターは簡易防水だが、この程度なら大丈夫)


3号機ARK−2なら回生でジワリジワリと下れるが、直流直巻のSJ2001はフットブレーキに頼るしかない。クロカンマシンとしては弱点と言えるだろう)

バッテリー電圧が低下して来たタイミングでウインチ講習会に移行。時間が有る時は平地で基礎からやるが、この日は初心者(非隊員)が1名だけだったので、いきなり周回路横の斜面をウインチダウンで下ってみる。横引きも想定して、一応チル(X−5)も用意したが、良い位置にアンカーの木が有ったのでウインチだけで降下可能だった。

(ドライバーG鈴木でウインチダウンを実施。ウインチ用には駆動用とは別にバッテリーを2個搭載)

その後充電待ちを兼ねて昼御飯、昼御飯を食べ終わったら座学と続く。この日はモーターの種類とトルク特性の違いを中心に、SJ2001に搭載したウインチも直流直巻なので、PWM制御なども合わせて可変速の方法などを説明した。

(雪降りだったので、座学はタープの下で。直流直巻に弱め界磁、すべりSにVVVF、4象限モーター、ちゅう訳です)
満充電とは行かないが、SOC80程度まで充電が進んだ段階で試乗会の後半。希望者には鈴木ドライブで、座学で解説したモーターの特性を実地で感じてもらいつつ、21世紀でも持続可能なEV四駆を使ったクロカンの可能性を多角的な方面から理解して頂けるように工夫した。

(今回の参加者《早退1名除く》左の綺麗なSJ10はゲストの中西さん・右端の愛車)

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EVジムニーを使って、21世紀型のウインチ教室やります。

2014年12月05日 10時02分53秒 | ZEVEXの活動

現存最古のジムニーの電気自動車「SJ2001」号を使って、21世紀型のオフロードスクールを開催することになりました。東南アジアのジャングルからロシアのタイガ森、果ては凍り付いた海の上(ロシア・サハリン州間宮海峡)まで走った実績を持つ我々ZEVEXが、そのノウハウを余すところなくお伝えします。特に電気自動車のクロカンではZEVEXは日本の草分けですから、ウインチに関してはモーターの構造やバッテリーの科学も含めて、ZEVEXにしかできない「理論」と「実践」を融合させた内容で行います。

参加費に関しても、最近特に劣化が激しい「4x4クロカン」というカテゴリーの健全な存続と継承を願っての活動ということで、車両搬送費用とコース使用料を参加者全員で頭割りするスタイルで開催します。つまりZEVEXとしての利潤は全く頂かないということです。

上記のように、4x4クロカンの未来の為に、人的にも物的にもちょっと無理して開催するオフロードスクールですので、是非御参加頂ければ嬉しく思います。
詳細は、以下に特設ページを作りましたので御参照下さい。宜しくお願い致します。

☆ウインチスクール特設ページ☆

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EVレーシングカート2014シリーズ、チャンピオン決定

2014年11月30日 18時34分07秒 | ZEVEXの活動

 4シーズン目に入り、年5戦体制で争われた「ERK Cup Japan 2014シリーズ」、その最終戦が11月30日(日)フェスティカ栃木で開催されました。
 
(古いEVクラブの仲間、長岡氏率いるSanohチーム、SRモーターを搭載するハイパワーマシンだ)

 我々が参戦する2クラスには、今回から新チームのエントリーが有り、また1クラスが不成立だった為、1クラスの「トヨタ東自大DRK」チームが1クラスに編入されて全6台となり、いよいよ混戦の2クラスとなりました。
 今回のレース構成も前回と同じスプリント5。但し、各チーム有効ヒート3ヒートを事前に宣言してからレースに臨む為、最終順位に対して戦術の占める重要度が前回よりも増したレースとなりました。本シリーズはERKに造詣が深い(株)プロジェクション丹羽氏、トヨタ東自大森教諭の両名が創意工夫に知恵を絞られているので、毎戦絶妙なバッテリーマネジメントが参加者に求められます。単にマシンのスペックだけではなく、EVに関するトータルの経験値が求められるところが、このシリーズを他では真似ができない電気自動車の通好みなレースにしてくれています(特に2クラス)。
 さて正回り6周のヒート1です。我々のチームは捨てヒートでしたが、完走すると1ポイント獲れるので、途中をピット待機してバッテリーを温存し、最後でチェッカーを受ける戦術でした。ところが、ピットクルーが先頭車両の確認を誤り、ヒット出口を閉鎖されて敢無く0ポイントに終わってしまいました。
 続いてヒート2、逆回りの6周です。ZEVEX Racing Team は若手助っ人ドライバーの松村隊員にドライブを任せました。最後尾からのスタートでしたが、先行車両を上手く抜いて、JKB(女子カート部)・ZSSの両強豪チームを追う体制に入ります。が、3秒差まで追いすがったところで痛恨のスピン。ハーフウェットだった上に、ヒート1をほぼ走っていなかったことで、タイヤが冷えたままだったのが原因でした。

(ハーフWの路面を攻める松村隊員)

 ヒート3逆回り5周、続けて有効ヒートです。ヒート3はJAF公認競技初のEVチャンピオンシップシリーズだった「JMRC神奈川ジムカーナ2010EVクラス」で第3戦に優勝した薄井隊員ドライブでした。

(3周目、ZSSを追い上げる薄井隊員)

 JKBが捨てヒートだった為、ZSSと一騎打ちになりました。先行するZSSの後ろに付け、3周目のストレートエンドでインを取って抜き、1周抑えたんですが、そこはZEVEX、最終周に入た直後のストレートエンドでスピンして2位に終わりました。逆回りのストレートエンドは下りの左コーナーで普通は怖くてスピンしない場所なんですが、「久々のクリアラップで興奮した」からなのだそうです。
 さて、ヒート4は最年長の藤井隊員にお任せしました。いぶし銀の落ち着いた走りを期待したいところです。正回りに戻ったこのヒート、5周ですがジョーカーLAPの義務(ピットスルー)が有ります。フロントローから順調にスタートした藤井隊員でしたが、松村隊員と同じくハーフウェットに乗ってスピンします。スピンのタイムロスは最小限で済んだのですが、スピンと同時にジョーカーLAPの義務も記憶から抜けた・・・とは本人談です。後続を大きく引き離してゴールしましたが当然の失格に終わりました。
 
(スタートは2位フロントローからの藤井隊員)

正回り4周の最終ヒートは鈴木がドライブだったのですが、バッテリーがアップアップで取り敢えず完走しただけ、レース以前の問題も含めて、自爆した感のある2014最終戦でした。

(最終戦優勝は常勝JKBチーム、今回お見事だったのは2位のトヨタ東自大「We Are Novi Novi」チーム。圧倒的に少ないバッテリー量ながら、他チームの間隙を縫う戦術でヒート4では1位を取り、見事な2位表彰台でした)

(こちらはシリーズ表彰。シリーズタイトルはトヨタ東自大「We Are Novi Novi」チーム、・・・ですが、こちらは戦術の勝利ではなく第3戦の白馬大会に唯一参加した皆勤賞。モータースポーツ的な意味で言えば、JKBとZSSが同ポイント37点で、最終戦順位優先なのでJKBでした。ちなみに我々はシリーズ4位/6台中、実質はドベです。来期は1回くらい優勝したいなあ〜)

(こちらはリチウムイオン搭載のSPクラス、こちらは常に全開勝負なので、さしものリチウムイオンでも時々ブローします。こちらも激戦でシリーズチャンピオンはチーム「パレット」松永(左)。/田中(右)組。)

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上級者向け4X4ウインチ講習会

2014年10月11日 11時08分52秒 | オフロードの電気自動車(EV)

日本の4x4クロカン界はイビツな構造をしていると感じます。面積は狭くとも、有料のオフロードコースで行う走行も4x4クロカンの一部だと思いますし、1泊2日で行く郊外の山へのアタックは日本のオフローダーがイメージするクロカンそのものでしょう。ただ、それを越えてに広い面積と長い時間軸を持った4WDクロカンが日本の4x4クロカン界には極端に少ないのです。

(ロシアのタイガ森を往くZEVEX遠征チーム。ここはまだ「道」っぽいが、この後森の防火帯となる。そもそも「道」を作ったのではなく、防火帯として造った森の隙間を道として使っているだけだ、とは途中で逢った猟師さんの話。)

だからなのか?5000km・10000kmというスケールの4X4クロカンで必要な技が日本のオフローダーにはほとんど知られていません。8000m級の山は存在しない日本でも、登山をする方は高度順応の必要性を理解しています。「無いから知らなくても良い、だから知らないままでも上級者だ。」という理屈はオカシイと私は思いますし「500kmなら走破できますが5000kmは出来ません」ではオフローダーとして未完成と言わざるを得ないと思いますので、そんな日本の4X4クロカン界に足らない部分を補う一助になればと、東南アジアのジャングルからロシアのタイガ森、果ては氷結した海の上までも4WDで走ったZEVEXの経験を伝える講習会を行いました。

(草原を堂々と走り回れる場所は日本では極めて珍しい。講習会の会場として、ここ桧山高原を使わせて頂けたのは幸いだった。)
今回の講習会は、我々ZEVEXと、F3というクロカン催事を長年運営している福島県のオフロードチーム「パイナップルレンジャー」のコラボ企画として実現しました。催事としてはZEVEXのEVジムニー1号機「SJ2001」号のデータ取りやパイナップルレンジャーさん運営の芋煮会でもあった為、限られた時間で有効な講習会とすべく、内容をウインチワークに限定し、特に1万kmスケールの4X4クロカンで必須となるポイントを選び、座学を中心に構成しました。

(時間軸が短いクロカンでは誤魔化しが効くポイントが、1万kmスケールのクロカンを実行するには不可欠の知識となる。)

幸い今回の参加者にはPTOウインチユーザーは居なかったので、講義は電動ウインチに限定しました。特に一定の水準でクロカンを実践する人達だったので、「皮手袋をしましょう」的な初歩の話は端折って、モーターの構造やバッテリーの科学を中心に講義しました。リップサービスも含むのでしょうが、この講義内容は概ね好評で、感覚でしかわかっていなかったウインチの駆動特性が、何故そうなるか原理が分かったと言って頂けました。

(翌朝、早速マスター巻をするF3実行委員長の青山氏。ZEVEXのメンバーでもある。)

(電動ジムニーを使ってのフィールド講義。パイナップルレンジャー会長の菅野氏も参加。彼もZEVEXメンバーである。クロカンだから当然土木作業も有り。)

2日目は15年前に造ったEVジムニーに搭載された電動ウインチを使って、短いながらもフィールド講義も行いました。この後パイナップルレンジャーさんが段取りして下さったこの催事の会場「桧山高原」の広大なフィールドを皆で移動しながらオフロード走行を楽しんで、今回の催事は幕となりました。
1万kmスケールの4X4クロカンに必要なのはウインチワークだけではないので、機会を作って第2回を行いその他のノウハウも伝えられる機会を作りたいと考えています。
もちろん、ZEVEXに入隊して頂ければ、常の活動で身に付けて頂ける機会は多々有る訳ですが、非隊員のオフローダーの皆様にも、ZEVEXの長いクロカン経験から得たノウハウをお伝えできる機会を持ちたいと考えています。

(SJ2001を囲んで記念撮影。今回は告知が不十分で少人数でしたが、その分濃い内容が出来ました。)

(パイナップルレンジャー女性スタッフ力作の芋煮。美味でした。女性スタッフの力量が厚いこともパイナップルレンジャーがリスペクトされるべきポイントだと思います。)

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