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東北地方太平洋沖地震全難聴対策本部

阪神大震災を超える超大型地震の難聴者等支援情報提供

東北地方太平洋沖地震 (73)

2011-03-13 23:20:49 | 災害情報
想定される14日の主な停電エリア…東電発表

 東京電力が発表した14日に想定される輪番停電の実施予定は次の通り。


 【東電の問い合わせ先】

 1つの自治体でも複数のグループにまたがっているケースは、東京電力にお問い合わせ下さい。停電に関する問い合わせ先は次の通り。混雑のためつながりにくいことがある。

 ▽東京〈1〉 0120・995・002=江東区、墨田区、江戸川区、葛飾区、台東区、荒川区、足立区、渋谷区、世田谷区、品川区、目黒区、大田区、港区(台場、港南5丁目13番、14番)

 ▽東京〈2〉 0120・995・006=千代田区、中央区、新宿区、豊島区、文京区、板橋区、北区、練馬区、杉並区、中野区および島嶼地区、港区(台場、港南5丁目13番、14番を除く)

 ▽多摩 0120・995・662=東京都の23区以外および島嶼地区以外

 ▽栃木 0120・995・112

 ▽群馬 0120・995・222

 ▽茨城 0120・995・332

 ▽埼玉 0120・995・442

 ▽千葉〈1〉 0120・99・5556=船橋市、鎌ヶ谷市、市川市、白井市、習志野市、八千代市、浦安市、柏市、我孫子市、松戸市、流山市、野田市

 ▽千葉〈2〉 0120・99・5552=千葉〈1〉の受け持ち以外の千葉県内

 ▽神奈川〈1〉 0120・99・5772=川崎市全域・横浜市(泉区・戸塚区・栄区全域・港南区の一部を除く)

 ▽神奈川〈2〉 0120・99・5776=神奈川〈1〉の受け持ち以外の神奈川県内

 ▽山梨 0120・995・882

 ▽沼津 0120・995・902=静岡県内の富士川以東(富士川以西は中部電力の管内)

 【各グループの実施時間帯】

 第1グループ 午前6時20分~午前10時の時間帯のうち3時間程度、午後4時50分~午後8時半の時間帯のうち3時間程度

 第2グループ 午前9時20分~午後1時の時間帯のうち3時間程度、午後6時20分~午後10時の時間帯のうち3時間程度

 第3グループ 午後0時20分~午後4時の時間帯のうち3時間程度

 第4グループ 午後1時50分~午後5時半の時間帯のうち3時間程度

 第5グループ 午後3時20分~午後7時の時間帯のうち3時間程度

           ◇

 【茨城県】

 第1グループ かすみがうら市、つくばみらい市、つくば市、阿見町、稲敷市、下妻市、河内町、牛久市、境町、結城市、桜川市、取手市、守谷市、常総市、筑西市、土浦市、八千代町、坂東市、利根町、龍ヶ崎市

 第2グループ 古河市

 第3グループ 水戸市、ひたちなか市、常陸大宮市、常陸太田市、那珂市、土浦市、つくば市、かすみがうら市、牛久市、龍ヶ崎市、稲敷市

 第4グループ 水戸市、那珂市、ひたちなか市、大洗町、城里町、笠間市、桜川市、石岡市、茨城町、小美玉市

 第5グループ 石岡市、小美玉市、茨城町、鉾田市、行方市、潮来市、神栖市、鹿嶋市、かすみがうら市、土浦市、稲敷市

 【群馬県】

 第1グループ みどり市、伊勢崎市、吉岡町、玉村町、桐生市、高崎市、高山村、渋川市、榛東村、前橋市、中之条町、東吾妻町、藤岡市

 第2グループ 太田市

 第3グループ 太田市

 第4グループ 館林市、邑楽町、千代田町、伊勢崎市、桐生市、みどり市、太田市、大泉町

 第5グループ 前橋市、高崎市、安中市、富岡市、藤岡市、神流町、下仁田町、南牧村、草津町、中之条町、嬬恋村、長野原町、玉村町、甘楽町、上野村

 【栃木県】

 第1グループ さくら市、宇都宮市、益子町、塩谷町、市貝町、真岡市、大田原市、那珂川町、那須烏山市、那須町、日光市、芳賀町

 第2グループ 佐野市、小山市、野木町

 第3グループ 宇都宮市、鹿沼市、小山市、栃木市

 第4グループ 栃木市、佐野市、足利市

 第5グループ 宇都宮市、矢板市、さくら市、芳賀町、市貝町、真岡市、益子町

 【埼玉県】

 第1グループ さいたま市、ときがわ町、ふじみ野市、横瀬町、皆野町、寄居町、狭山市、坂戸市、三芳町、志木市、所沢市、小鹿野町、小川町、新座市、川越市、秩父市、朝霞市、鶴ヶ島市、東秩父村、入間市、飯能市、富士見市、嵐山町、和光市

 第2グループ 川口市、さいたま市、蕨市、鳩ヶ谷市、戸田市、越谷市、吉川市、松伏町、三郷市、春日部市、宮代町、杉戸町、川越市、狭山市、鶴ヶ島市、日高市、飯能市、入間市、坂戸市、川島町、毛呂山町、越生町、ときがわ町、幸手市、白岡町、北本市、蓮田市、伊奈町、鴻巣市、桶川市、上尾市、加須市、久喜市、行田市、熊谷市、羽生市、深谷市、所沢市

 第3グループ さいたま市、春日部市、朝霞市、和光市、志木市、新座市、富士見市、越谷市、川口市、戸田市、蕨市、幸手市、蓮田市、上尾市、桶川市、深谷市、本庄市、熊谷市、行田市

 第4グループ 本庄市、熊谷市、長瀞町、皆野町、秩父市、嵐山町、横瀬町、寄居町、深谷市、神川町、小川町、鳩山町、東秩父村、ときがわ町、毛呂山町、越生町、飯能市、入間市、坂戸市、日高市、東松山市、滑川町、吉見町、川越市、鶴ヶ島市、川島町、狭山市、桶川市、富士見市、さいたま市、新座市、朝霞市、和光市、ふじみ野市、戸田市、蕨市、川口市、上尾市、久喜市、北本市、加須市、鴻巣市、蓮田市、伊奈町、白岡町、幸手市、宮代町、春日部市、杉戸町、松伏町

 第5グループ 川口市、越谷市、三郷市、草加市、八潮市、熊谷市、行田市、鴻巣市、本庄市、上里町、深谷市、美里町、神川町

 【千葉県】

 第1グループ 野田市、流山市、柏市、白井市、松戸市、我孫子市、市川市、浦安市、千葉市、大網白里町、八街市、東金市、山武市、長南町、市原市、長柄町、睦沢町、茂原市、木更津市、白子町、袖ヶ浦市、君津市、富津市、鋸南町、南房総市、鴨川市、館山市、勝浦市、大多喜町、御宿町、いすみ市、船橋市、鎌ヶ谷市、八千代市、四街道市、佐倉市

 第2グループ 千葉市花見川区・美浜区・中央区・稲毛区・若葉区、習志野市、八千代市、印西市、我孫子市、白井市、栄町、成田市、神崎町、香取市、多古町、芝山町、佐倉市、市川市、松戸市、船橋市、野田市、流山市

 第3グループ 成田市、富里市、佐倉市、八街市

 第4グループ 習志野市、船橋市、千葉市

 第5グループ 流山市、野田市、柏市、我孫子市、鎌ヶ谷市、白井市、柏市、松戸市、香取市、神崎町、多古町、東庄町、銚子市、旭市

 【東京都】

 第1グループ 武蔵野市、三鷹市、西東京市、東久留米市、小平市、東村山市、清瀬市

 第2グループ 東村山市、清瀬市、東大和市、国分寺市、府中市、小金井市、八王子市、国立市、小平市、西東京市、武蔵野市、三鷹市、調布市、立川市、昭島市、武蔵村山市、町田市、狛江市、多摩市、日野市、稲城市

 第3グループ 八王子市、日野市、東村山市、清瀬市

 第4グループ 立川市、昭島市、国立市、日野市

 第5グループ 町田市

 【神奈川県】

 第1グループ 逗子市、横須賀市、鎌倉市、藤沢市、茅ヶ崎市、相模原市、座間市、海老名市、綾瀬市、平塚市、寒川町、厚木市

 第2グループ 横浜市鶴見区・港北区・南区・保土ヶ谷区・戸塚区・神奈川区・瀬谷区、厚木市、海老名市、座間市、伊勢原市、茅ヶ崎市、寒川町、二宮町、平塚市、大磯町、秦野市、中井町、大和市、相模原市、川崎市多摩区・高津区

 第3グループ なし

 第4グループ 川崎市、横浜市

 第5グループ 横浜市、川崎市、相模原市、鎌倉市、横須賀市、三浦市、葉山町、逗子市、大和市

 【山梨県】

 第1グループ なし

 第2グループ 笛吹市、市川三郷町、甲府市、中央市、韮崎市

 第3グループ

 第4グループ 甲府市、甲斐市、中央市、笛吹市、市川三郷町、昭和町、南アルプス市、山梨市、甲州市

 第5グループ 甲州市、山梨市、笛吹市、大月市、都留市、西桂町、富士吉田市、富士河口湖町、鳴沢村、忍野村、山中湖村

 【静岡県】

 第1グループ 御殿場市、裾野市、小山町

 第2グループ 熱海市、長泉町、清水町、沼津市、御殿場市、裾野市、三島市

 第3グループ なし

 第4グループ なし

 第5グループ 富士宮市、富士市、沼津市、函南町、三島市、伊豆の国市、熱海市、伊豆市、伊東市、東伊豆町、西伊豆町、南伊豆町、松崎町、河津町、下田市

(2011年3月13日23時09分 読売新聞)

東北地方太平洋沖地震 (72)

2011-03-13 14:45:45 | 災害情報
ライフラインの状況(午前1時現在)

 NNNがまとめた東日本大地震によるライフラインへの影響は、13日午前1時現在、以下の通り。

 原子力安全・保安院などによると、東北地方では12日午後10時現在、岩手県、宮城県の全域、青森県、秋田県、福島県の一部地域で計約215万戸が停電している。

 関東地方では、12日午後9時現在、茨城県、栃木県、千葉県、埼玉県で計約45万戸が停電している。

 12日午後4時半現在、東北地方では宮城県内で約37万2000戸、福島県内で約1万8000戸のガス供給が停止している。

 また、関東地方では、茨城・日立市の約3万戸のほか、千葉県、茨城県の一部でも供給が停止している。東北、関東地方では計約44万5000戸に影響が出ている。

 厚労省によると、地震の被害の大きかった地域では情報を収集中だということだが、12日午後5時半現在、少なくとも東北、関東地方などの17道県で140万戸が断水しているという。

東北地方太平洋沖地震 (71)

2011-03-13 13:54:54 | 災害情報
 各地で孤立者の救出活動が続いています。

 福島県によりますと福島県浪江町棚塩、請戸 、中浜地地区で918人の安否が不明になっているほか、相馬市で10数人が孤立し、救助を待っているということです。また、相馬市の建設会社で数十人が孤立しているほか浦庭では乳児を含む数人が孤立など、19人が孤立しているということです。

 また、宮城県では500人以上の安否が不明となっているほか、名取市で5000人、気仙沼市で2800人、仙台空港で1300人など1万2000人以上が自衛隊に救助を求めています。

 陸上自衛隊によりますと岩手県大槌町の室浜で89人、赤浜で150人が孤立しているほか、釜石市と大槌町の境で95人、山田町で200人が孤立しているということです。

 また、宮城県の南三陸町、石巻市、岩手県の釜石市などで連絡が取れない地域があるということです。

 一方、救出情報も入っています。防衛省によりますと午前7時現在、気仙沼市とその周辺で5800人を救助したほか、阿武隈川河口付近でも32人を救助するなど、岩手、宮城両県でおよそ180人を救助しました。

 海上保安庁によりますと午前6時現在、石巻港で孤立した62人を巡視船いすずが救助したほか、千葉の銚子沖でも3人を救助するなど、これまでに206人を救助したということです。さらに宮城県亘理町では330人が現在、ヘリで救助されているということです。

 午前8時現在、警察庁や福島県警によりますと避難指示が出されている福島第一原発の10キロ圏内に寝たきりのお年寄りなど240人の住民が取り残されていて、自衛隊のヘリで搬送しているということです。

 避難の状況ですが、警察庁などによりますと、福島県でおよそ450か所の避難所に13万1000人、岩手県では4万6528人、茨城県でも510か所に6万4000人、さらに宮城県では695か所の避難所に11万5685人が避難するなど、あわせて35万6000人以上が避難しているということです。

(TBSより)

東北地方太平洋沖地震 (70)

2011-03-13 12:00:00 | 災害情報
 東日本大地震を受け、金融機関は13日、被災地域の一部で臨時営業を行う。

 「三菱東京UFJ銀行」は、宮城県の仙台支店と仙台中央支店、茨城・水戸支店で午前9時から午後5時まで営業する。

 「三井住友銀行」は、仙台支店で午前9時から午後5時まで営業する。

 「みずほ銀行」は、正午から午後3時まで福島県の郡山支店と福島支店、青森支店と仙台支店の窓口を開けて対応する。

 それぞれの銀行では、預金通帳や印鑑を紛失した場合でも本人確認ができる運転免許証やパスポートなどがあれば、10万円まで
 引き出すことができる。

東北地方太平洋沖地震 (69)

2011-03-13 11:41:41 | 災害情報
 東北・関東大地震とそれに伴う大津波や火災による死者は1100人を超え、行方不明の方も含めると2500人以上にのぼっています。また、宮城県の南三陸町ではおよそ1万人の住民の安否がわかっていません。

 宮城県によりますと、津波により、壊滅状態となった南三陸町では住民1万7千人のうち7500人の所在がわかっていますが、残るおよそ1万人の安否がわからないままです。

  JNNのまとめによりますと、宮城県では、少なくとも244人の方の死亡が確認されました。さらに、警察によりますと仙台市若林区で200人から300人の遺体が見つかっていますが、一帯が水没して現場に近づけないため、遺体の収容ができない状態です。また、東松島市野蒜でも200人以上の方の遺体が見つかったということです。

 また、岩沼市や名取市では遺体安置所が設置され、それぞれ、およそ100人の遺体が運ばれてきているということです。

 次に、岩手県ですが、少なくとも266人の死亡が確認されました。陸前高田市では市街地がほぼ水没し、5000世帯が埋もれた状態で、県警によりますと、がれきの下からは数多くの遺体が見つかったということです。

 また、福島県で死亡が確認されているのは206人です。南相馬市ではおよそ1800世帯が壊滅状態だということで、浪江町などもあわせて、いまだ1100人以上の行方不明者がいます。

 また、被害は関東地方にも出ていて、これまでに亡くなった方は12の都と道と県で1100人を超えています。また、行方不明になっている方はおよそ1500人、けが人は1419人にのぼっています。

 ただ、特に壊滅的な被害を受けた沿岸部では被害状況の把握が難しく、今後、死者・行方不明者はさらに大幅に増える可能性があります。

 避難状況ですが、岩手や福島など5つの県のあわせて1350か所におよそ21万人が避難しているということです。一方で、避難所に行くことができず、建物の屋上などで救助を待っている方も、まだ大勢いるもようです。

 救助活動は自衛隊、消防隊に加えて、警察庁でも28の都道県の警察からあわせて2510人の援助隊員を被災地に派遣していますが、職務にあたっていた警察官のうち2人が死亡し、46人が行方不明になっているということです

東北地方太平洋沖地震 (68)

2011-03-13 11:13:13 | 災害情報
東北・関東大地震とそれに伴う大津波や火災による死者は1000人を超え、行方不明の方も含めると1700人以上にのぼっています。東北地方の太平洋沿岸に出されていた津波警報は、午前7時半に解除され津波注意報になりました。

 宮城県によりますと、宮城県の南三陸町で住民およそ1万人の安否がわからなくなっているということです。南三陸町では住民1万7千人のうち7500人の所在がわかっていますが、残るおよそ1万人の安否がわからないままです。

  JNNのまとめによりますと、宮城県では244人の死亡が確認されています。さらに仙台市若林区で200人から300人の遺体が見つかりましたが、一帯が水没して現場に近づけないため、遺体の収容ができない状態です。また、岩沼市や名取市では遺体安置所が設置され、それぞれ、およそ100人の遺体が運ばれてきているということです。

 次に、岩手県では少なくとも258人の死亡が確認されました。陸前高田市では市街地がほぼ水没し、5千世帯が埋もれた状態だということです。また、福島県で死亡が確認されているのは206人です。南相馬市ではおよそ1800世帯が壊滅状態だということで、県内には、まだ300人以上の行方不明者がいます。

 また、被害は関東地方にも出ていて、これまでに亡くなった方は確認されているだけで12の都と道と県で1000人以上にのぼります。また、行方不明者はあわせて732人以上、けが人は1570人にのぼっています。

 ただ、特に壊滅的な被害を受けた沿岸部では被害状況の把握が難しく、今後、死者・行方不明者はさらに大幅に増える可能性があります。

 建物、道路の被害状況ですが、住宅など2519戸の建物が全壊、また、465か所で道路が損壊しています。避難状況ですが、岩手や福島など5つの県のあわせて1350か所に、およそ21万人が避難しているということです。一方で、避難所に行くことができず、建物の屋上などで救助を待っている方もまだ大勢いるもようです。

 救助活動は自衛隊、消防隊に加えて、警察庁でも28の都道県の警察からあわせて2510人の援助隊員を被災地に派遣していますが、職務にあたっていた警察官のうち2人が死亡し、46人が行方不明になっているということです。

東北地方太平洋沖地震 (67)

2011-03-13 10:27:27 | 災害情報
 東京電力は13日、福島第一原子力発電所の3号機について、原子炉内を冷却する機能が働かなくなり、冷却水の水位が下がって燃料棒が露出し始めたと発表した。

 炉心の燃料棒が過熱して溶け出し、燃料中の放射性物質が外部へ漏れ出す危険もあるため、同日午前5時10分に原子力災害対策特別措置法15条に基づく通報を行った。3号機は、ウラン・プルトニウム混合(MOX)燃料を使用している。

 3号機は地震後、通常の冷却ができなくなり、非常用の冷却装置を使っていたが、同日午前2時44分にこの装置も停止、原子炉内に冷却水を注入できなくなった。冷却水が沸騰して水位が下がり、同4時15分から燃料棒が露出し始めた。

 12日に爆発が起きた同原発1号機と同様に、格納容器内の圧力が高まるため、東電では放射性物質が混じった蒸気を外部に放出する準備を進めている。

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枝野官房長官は13日午前8時10分、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所の事故に関連し、バスで避難した福島県双葉町の住民のうち9人が 被曝した可能性があることを明らかにした。
 枝野氏は「専門家の判断では、健康に大きな問題はない。現時点では衣服等の汚染にとどまっている」と述べた。

 枝野官房長官は13日午前、首相官邸で記者会見し、東京電力福島原子力発電所の事故に関連し、第一原発周辺の半径10キロ圏内には高齢者を中心に住民114人が残っていることを明らかにし、「医師の付き添いもあり、早急な退避を進めている」と述べた。

 第一原発の半径10キロから20キロ圏内には約17万人、第二原発の半径3キロから10キロ圏内には約3万人が残っているといい、「13日早朝から退避を実施している」と述べた。

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今回は、地震や津波による被災に加え、原発事故による 被曝への対策も問題になっている。被曝を防ぐにはどうしたらよいか、長引く避難生活での健康への影響をどう抑えるか、対処法や注意点をまとめた。

 もし施設の外に放射性物質が漏れ出たら、どのようにすれば被曝を抑えられるのか。

 まず知っておきたいのは、被曝から身を守るには、〈1〉放射線を遮る〈2〉放射線源から距離をとる〈3〉被曝する時間を少なくする――の3点が重要ということだ。

 屋内退避と言われたら、放射性物質が飛散している外気が室内に入らぬよう、ドアと窓をしっかり閉める。エアコンや換気扇も切る。

 避難のため外に出る時は、放射性物質が鼻や口、皮膚の傷口などから体内に入る「内部被曝」を防ぐことを心がける。ぬれタオルで鼻や口を覆う。皮膚を露出しないような服装が望ましい。

 また、風向きにも気を配りたい。なるべく風下に入らないように注意する。

 外から室内に入る際にも注意が必要だ。衣服には、放射性物質が付着している可能性がある。室内には汚染された衣服を持ち込まず、ドアの前(戸外)で脱ぎ、ただちにビニール袋に入れて口を縛る。

 放射性物質の一つであるヨウ素は、体内に入ると甲状腺に集まりやすく、特に子どもでは甲状腺がんの原因になる。ヨウ素の甲状腺への取り込みを防ぐ薬(安定ヨウ素剤)は、副作用もあるので、災害対策本部の指示に従って服用する。

 一定以上の被曝が確認された場合、通常は、衣服を脱いだり、ぬれた布でふきとったりして、放射性物質の周囲への拡散を防ぐ。

 また、体内に入った放射性物質に対しては、排出を促す薬を用いる。


東北地方太平洋沖地震 (66)

2011-03-13 09:51:51 | 災害情報
東日本大震災 医療資機材が不足 全国に提供呼びかけ 宮城県

 宮城県は13日、東日本大震災の影響で医療用資機材が不足しているとして、全国に資機材の提供を呼び掛けた。
不足資機材は以下のとおり。

 医療用酸素7千リットル、500リットル、420リットル

 血液透析に使う生理食塩水、滅菌精製水、透析水

 人工呼吸器を動かす自家発電用のA重油、ポータブル発電機

東北地方太平洋沖地震 (65)

2011-03-13 08:43:43 | 災害情報
 石油備蓄タンクが横倒しになり、陸にはオイルフェンス敷設船が打ち上げられた。
 久慈国家石油備蓄基地がある岩手県久慈市夏井町地区。一帯はウニやヒトデの死骸、油と海水、泥が混じった独特の臭いが立ち込めた。
 12日午前7時半ごろ、津波に襲われた現場に入った。「被害状況の確認はこれから」。調査に入った岩手県の職員は硬い表情で語った。
 タンクに隣接する事務所棟は、1階がすっぽりと冠水した痕跡が残る。1階正面玄関は窓ガラスがほとんど割れていた。
 周囲の道路を覆うのは、石油混じりの泥。石油精製に使うとみられる配管や周辺住民の自動車、基地所属の消防船や隣接漁協の漁船もあちこちに散乱していた。


高さ7メートルを超える津波に襲われた福島県相馬市。黒く濁った海水に覆われた幹線道路には、すさまじい力で押し流された住宅の残骸が散乱していた。
 12日午前6時、陸上自衛隊の災害救援車両が状況把握のため、相馬市役所を出た。相馬共同火力発電所や相馬港の方に向かう道路は数百メートルにわたってがれきが積み重なり、行く手を遮る。
 息をのむ光景に言葉を失う。松川浦環境公園付近では、大きな漁船が横倒しになっていた。流された何隻もの船が、がれきの海を漂い、壊れた家屋にぶつかる。
 一帯は松川浦の一番奥まった低い場所。水没して動かなくなったのか、乗り捨てられた救急車もあった。
 命からがら避難した住民たちは、津波の脅威の前に立ちすくんだ。


 福島県南相馬市原町区の老人福祉施設「ヨッシーランド」には従業員も含め約200人がいた。多くの入所者は、倒壊建物の下敷きになったままだ。
 建物内には大量のがれきに加え、車まで流れ込んだ。取り残された人々は泥に埋もれた。施設外に流され、側溝で遺体で発見された人も。消防団員が「このままにはしておけない」と活動しても土砂に阻まれる。

(KOL NETより)

東北地方太平洋沖地震 (64)[原発関連]

2011-03-13 08:15:15 | 災害情報
11日の東日本大震災の影響で、東京電力福島第1原発1号機(福島県大熊町)周辺で、放射性物質のセシウムとヨウ素が検出され、経済産業省原子力安全・保安院幹部は12日、想定される中で、極めて深刻な事態とされる炉心溶融が起きたとの見方を明らかにした。また、同1号機で、午後3時36分ごろ、爆発が起きた。政府の説明では外壁崩壊だけで、炉心の格納容器に損傷はない。ただ、避難者3人が被ばくしたことも明らかになった。事故は国際評価尺度で、東海村臨界事故(1999年)に匹敵する国内過去最悪級の「レベル4」に相当するという。

 爆発音と白煙が上がり、外壁が吹き飛んだ。程度が進めば、最悪の事態を招く恐れがある炉心溶融(メルトダウン)が、国内で初めて起きた後、爆発事故も発生。被ばく者も確認された。

 東京電力や保安院は、震災発生と原子炉の自動停止以来、原子炉格納容器の圧力が高まり、破損するのを防ぐため、12日午前9時ごろから、容器内の蒸気を外に放出する措置を進めた。

 蒸気は放出されたが、保安院幹部は「炉心の燃料が溶け出しているとみてよい」との見方を明らかにした。冷却水が蒸気となり失われ、炉心が露出。冷却できずにこもった熱が1200度以上に達し、燃料が溶け出したとみられる。

 追い打ちをかけるような爆発は午後3時36分ごろ発生。1号機建屋で、大きな揺れの直後に、ドンという爆発音がして、白煙が上がった。爆発で、プラントの安全確保作業に当たっていた東電社員2人と協力企業の2人、計4人がけがをしたが、命に別条はないという。

 枝野幸男官房長官は、この日夜の会見で、爆発について「水蒸気が格納容器の外側、建屋との間に出て、水素となり酸素と合わさり爆発した」と説明。炉心を包む格納容器自体に破損はないことを強調し、大量の放射性物質漏れはないことを強調した。冷却のため、海水を容器内に満たし、冷却を行う作業も開始したという。1号機敷地内では1時間あたり、1015マイクロシーベルトの放射線量を観測。一般人が年間に受ける放射線量の限度に相当するが、枝野長官によれば、爆発後も含め、この数値は下がっているという。

 また、福島県はこの日、原発3キロ圏内から避難した3人が被ばくしていたと発表した。同県双葉町の双葉厚生病院の入院患者と職員計90人のうちの3人。避難後の抽出検査で、衣服に放射性物質の汚染が見つかった。

 3人は蒸気が放出されたころ、原発から約3・7キロ離れた高校のグラウンドにいた。保安院は県に「ただちに除染する必要はない」と伝えたが、県は一緒に避難した人についても調査するよう自衛隊に依頼。今後、被ばく者が拡大する可能性もある。

 この日夜、保安院の担当者は、原子力事故・トラブルの国際評価尺度で、今回の事故が東海村臨界事故に匹敵する「レベル4」に相当すると話した。8段階の上から4番目で国内では過去最悪級の事故。避難指示範囲は第1原発から半径20キロに拡大した。

 ◆炉心溶融(メルトダウン)原子炉の温度が上がりすぎ、燃料棒が溶けて破損する事故。冷却水が失われて炉心の水位が下がり、燃料棒が水面上に露出した場合、燃料棒中の放射性物質の崩壊熱が除去できず、温度上昇が続くために起きる。想定されている事故の中でも最悪の事態。1979年の米国のスリーマイル島原発事故で起きた。

東北地方太平洋沖地震 (63)

2011-03-13 08:02:02 | 災害情報
JR東日本は東北・山形・秋田の各新幹線について、震災発生後の11日に続き、12日も終日運休することを決定した。
上越・長野新幹線も、同日未明に長野県で震度6強を記録した地震の影響で運休が続いたが、午後4時ごろに再開した。

 在来線は中央線や山手線で運行を再開。午後2時現在で、首都圏の大部分の路線について通常の3~5割程度の本数で
運転している。

 岩手、宮城両県の沿岸を走る大船渡線、仙石線、気仙沼線の計4列車と連絡が取れなくなっていたが、仙石線
野蒜(のびる)駅近くで脱線した列車から乗客ら9人を救出。残る3本の乗客と乗務員も無事が確認された。

 国土交通省によると、東北地方では青森、東北、八戸、秋田、東北中央、常磐の各自動車道などで全面通行止め。
一部区間も合わせると、通行止めの高速道路は計40路線以上に及んでいる。

 国道では、宮城県内の45号や福島県内の6号などで浸水や路面陥没、橋の流失などが確認され、計100区間以上が
通行止めとなっている。

 空の便では、国内線が日航で120便以上、全日空も50便以上が欠航。両社だけで国内線は計約2万7千人に
影響したという。

 一方、ライフラインでは、関東地方の計約54万戸が停電。東北電力管内の停電は約281万戸となった。

 ガスや水道も、広範囲で供給が止まっている。

 原子力安全・保安院ガス安全課などによると、青森、宮城、岩手、福島、茨城、千葉、神奈川の7県の計44万戸で
都市ガス供給がストップ。

 厚生労働省水道課によると、宮城、岩手、福島、茨城を中心に北海道から愛知県まで17都道県の140万戸以上で
断水している。

東北地方太平洋沖地震 (62)

2011-03-13 07:27:27 | 災害情報
社説(河北新報)

巨大地震被害/「共助」の精神で生き抜こう

 生きてほしい。
 この紙面を避難所で手にしている人も、寒風の中、首を長くして救助を待つ人も絶対にあきらめないで。あなたは掛け替えのない存在なのだから。
 巨大地震発生から2日が経過しようとしている。太平洋沿岸から街が消えた。木造の家屋は土台しか残されていない。
 余震が続き、津波も繰り返し押し寄せる。「この世の地獄」としか言いようがない、むごたらしい光景に言葉を失う。
 この瞬間も、がれきの下で、ビルの屋上で、孤立した集落で、多くの人が救出を待っている。何とかしたいと気ばかり焦るが、未曽有の天災を前にして、われわれはあまりに無力だ。
 恐怖と不安に足がすくむ。それを和らげてくれるのは、食料などの救援物資だけではあるまい。寄り添う他者が居れば、折れそうな心が生き返る。勇気も湧いてくる。
 「石油ストーブに当たってください」「よかったら、カップ麺をどうぞ」。きのう自宅近くの神社境内に一時避難していたら、見知らぬ人が声を掛けてくれた。
 普段は儀礼的なあいさつしか交わさないマンションの住民が「大丈夫ですか」といたわり合う。近所の菓子問屋の主人は、手持ち品を放出してくれた。コンビニ前には順番待ちの長い行列ができたが、取り乱す人などいなかった。
 各人が自分の持ち場を守り、譲り合うべきところは譲る。そう、私たち東北に住む者には、長い歴史の中で培ってきた「共助」の精神が脈うっている。苦難に直面している今こそ、「お互いさま」だ。
 それにしても、悲鳴にも似た大地の震動は何だろう。三陸沖を震源とする国内観測史上最大のマグニチュード(M)8.8の巨大地震が列島を襲った。大津波、建物の倒壊、土砂崩れ、火災。東京電力福島第1原発では「炉心溶融」とみられる深刻な事故が起きた。
 死者・行方不明者の数が時間がたつにつれて増えていく。太平洋沿岸部では、壊滅状態となっている市町村も少なくない。
 救援に当たる警察、消防の担当者も被災者だ。被害の全容が分かるのは、しばらく後になるだろう。
 東北各地で交通網は寸断され、電気やガス、水道などのライフラインもダウン。完全復旧までには時間がかかる。学校などの避難所はどこも満杯だ。
 警察庁は東北自動車道や常磐自動車道などの一部区間を緊急交通路に指定した。自衛隊の災害派遣部隊の車両が、被災地で往来し始めた。米国や韓国など海外からの救援隊も間もなく到着するだろう。
 心身の疲労はピークに達していようが、もう少しの辛抱。家族、ご近所で励まし合って乗り切る以外、今は道はないのだ。
 「共助」の精神は本紙も共有している。ページ数は減っても、新聞を読者の元に届けることに全力を挙げる。正確な情報は危機を乗り越える最大の武器だからだ。落ち着いて、希望を失わずに。生き抜いてほしい。

東北地方太平洋沖地震 (61)[原発関連]

2011-03-13 07:03:03 | 災害情報
政府が「壊滅状態」とみている人口約2万3千人の街、岩手県陸前高田市。その中心部に12日午後、朝日新聞記者が入った。

 岩手県警などによると、市内約8千世帯のうち7~8割が津波に覆われたとみられる。市街地が面する広田湾周辺では住宅がほとんど原形をとどめず、かろうじて立っているのは市役所やJA、ホテルなどコンクリート造りのビル5棟ほどだった。

 行方不明者を捜索する自衛隊員。6人ずつがグループになってがれきを掘り、上空にはヘリが飛ぶ。1時間ほどのうちに、4遺体が担架で高台の避難所に運び出された。

 あちこちに、がれきの山が積み上がる。茶わん、鍋、テーブル、缶ジュース。子供の学習机やカバン、テストの答案――。一瞬にして日常生活が失われた現実に、言葉を失う。

 津波が引いて戻ってきた被災者もいた。何かを探しているような30代の男性。「うーん……」。ため息をつき、携帯電話のカメラで変わり果てた自宅跡を写した。

 市街地西部を流れる気仙川付近は、川を逆流してきた津波が電柱をなぎ倒し、周辺には泥の臭いが漂った。道路から5、6メートル高い場所にある家の玄関付近まで流された自動車も。

 気仙川の上流にある下矢作公民館には40人以上が避難していた。河口付近から逃げてきた男性(73)は当初、近くの公民館に避難していたという。「川の堤防は8メートルあるから大丈夫と思っていたが、一気に流され、さらに高いここに逃げてきた」「後ろで逃げ遅れ、津波にのまれていく人が見えた。電柱のおれる音が、バキ、バキとすごかった」

人口7万3千人余りの宮城県名取市では、約100人の遺体を発見という情報もある。12日昼ごろから、収容された遺体が市内の体育館に次々と運び込まれた。入り口はシートに覆われ、悲痛な面持ちの家族や知人らが出入りした。関係者によると、遺体はフロアに並べられ、体についた泥や汚れを市職員らが丁寧に拭き取っているという。

 同市愛島塩手の今野久治さん(65)は、市内の閖上(ゆりあげ)地区に住んでいるいとこの家族と11日から連絡がつかない。ニュースで、閖上地区が水浸しになっているのを見た。「海の底になっていた」。遺体が体育館に運ばれているとラジオで聞き、駆けつけたが、「親戚がいるかどうかは、すぐには確認できないらしい。どうしようもない。残念だ」と涙を浮かべた。

 会社員高橋勇さん(41)は、閖上地区の特別養護老人ホームに103歳の祖母が入所している。ホームは津波に流されたと聞いた。

 体育館に来たものの、「亡くなっているのが確実な場合以外は、遺体を確認できない感じだった」。祖母の特徴などを警察に伝え、「生きていてほしいとは思いますが……」と声を落とした。

 無職女性(69)は12日午後1時すぎ、体育館を訪れた。市内に80代の姉が1人で住んでいたが、道路が寸断され、姉の家まで状況を見に行けなかった。姉と対面することはかなわなかったが、低体温で心肺停止状態で消防隊員に発見されたと兄から聞かされた。「周りのひどい状況を見て、亡くなったのも仕方ないと納得できた。元気だったのに」。特徴を伝えた上で、いったん体育館を後にした。

仙台市、被災者向けに仮設住宅整備を検討

2011-03-13 06:47:47 | 省庁企業・通達

 仙台市は12日、東日本大震災の被災者向けに、仮設住宅を整備する検討に入った。
沿岸部を襲った大津波で倒壊した住宅が相当数に達するとみられることから必要と判断した。
入居条件や利用期間など、具体的な制度設計は今後、詰める。
 宮城野区の榴岡公園といった大規模用地への建設に向け関係部局で協議している。
太白区あすと長町などに土地を所有する鉄道建設・運輸施設整備支援機構に建設地の
提供を依頼したほか、独立行政法人都市再生機構(UR)にも賃貸住宅の提供を打診している。

最新情報

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