全難聴から次の文書を経済産業省に提出しました。東京電力(株)、厚生労働省にも同趣旨で出しています。
全難聴発10-069号
平成23年3月23日
経済産業省大臣
海江田万里 様
東京電力にて開設の
「計画停電ご案内専用ダイヤル」の問合せFAX番号等の併記について
社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
理事長 高岡 正
平素より聴覚障害者施策の推進に格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
このたびの東北関東大震災という未曾有の震災において、各方面でさまざまなご努力をされていることも拝察しております。上記「計画停電ご案内専用ダイヤル」の問合せについて、次の事をお願い申し上げます。
聴覚障害者の中で、とりわけ中途失聴・難聴者は、言葉は話せるが、聞えないという者の集まりです。居住区が停電の指定を受け、その細部区分けが不明確のため、案内ダイヤルに問い合わせようとしても、音声電話のみの表示で、FAX番号がありません。音声電話が使用できない私共には大きなバリアです。
案内、受付等、電話番号を設置する場合は音声電話番号のみではなく、FAX番号、メールアドレスを必ず併記するようにご指導をお願い申し上げます。
FAX番号大きく取り上げすぎると思われるかもしれませんが、状況によっては生命に係わる場合もあり、見過ごすわけには行きません。東京電力株式会社へ案内、受付等、電話番号にはFAX番号を必ず併記し、できればメールアドレスも併記することを要望しました。
貴省におかれては最大のご努力の最中かと思いますが、東京電力株式会社へご一報頂き、中途失聴・難聴者の生活基盤として通信確保について、ご配慮をお願い申し上げます。
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(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
(略称:全難聴) 事務局長 佐野 昇
TEL:03-3225-5600 FAX:03-3354-0046
E-mail:zennancho@zennancho.or.jp
HP: http://www.zennancho.or.jp/
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