NHK大阪ホールで、「健康長寿を育む食環境」をテーマに、世界健康フォーラムが開かれた。
今回で32回を数える。家森幸男先生の息の長い地道な活動に頭が下がる。
楽しく学べる仕掛けは秀逸、
今回は<日野原重明百寿記念>と銘打ち、ほぼ1時間にわたる特別企画が組まれていた。
記念講演についてはいずれNHKで紹介されるそうだから、ここでは微笑ましい光景を紹介しよう。
それは百歳に達した日野原先生と若く溌剌とした高校生のふれあい。
先生は武庫川女子大付属高スーパーサイエンスクラブの研究発表に対し「分かりやすい」と大絶賛、
全員と握手しさらに“HUGはぐ”。本当に温かいものが伝わってきた。
続いて、輝かしい実績があるコーラス部が日野原先生企画・原案のミュージカル「葉っぱのフレディー」から“いのちの朝をはじめよう”歌った。
先生は熱唱に耳を傾けていたが、3曲目「ふるさと」では指揮台に。
「兎追いしかの山」、スローなタクトだったが、客席にまで下りたコーラス部員の巧リードもあって大合唱となった。
日野原先生はチャーミングな仕草で上手から下手へと動き、観客席に向けても指揮棒を大きく振り、ご満悦だった。
先生が言う『百歳は次のスタートライン』、見事に体現していた。
ほんとうに元気をいただきました。