Visual & Voice + H のココロ

“感情移入できる映像”によって、新たな映像コンテンツの開拓、映像の可能性を追求するビジュアリスト・柚木公奈の想い。

僕にとっての黒船来襲を思い出した、土曜日のお仕事

2017年08月07日 21時09分24秒 | 素敵な取材対象



たぶん、1971年か72年の事のはず・・・

その日、僕はぐゎらん堂の名物番頭ちゅうそつと一緒に
九段下にあった九段会館に向かった。
目的は映画『Wood Stock』の上映会!
その時まで、僕はウッドストック未体験だった。

ジョー・コッカーも
アルヴィン・リーも
The Whoも
サンタナも
CSN&Yも
そしてジミヘンも
ほとんど初めて動く姿を見たけど、
みな、当時の人気を納得するカッコよさだった!

だけど、
僕にとって、最大のインパクトは
なんといってもSha na naだった!
なぜなら、完全に想定外の存在だったから。

ジョーコッカーやアルヴィン・リーやサンタナとか
血管切れそうなパフォーマンスしている中で、
あのノー天気で、つきぬける楽しさにシビれた!
「アメリカには、こんな音楽があるんだ~」
と、まさに黒船ショックに近い驚きでした。

なんていう大昔の事を思い出したのは
土曜日にとっても楽しい撮影があったから。

それは、日本のポップスの隠された歴史を
秘蔵映像や秘蔵音源(つまり、公開できない)と、
そして当事者の楽しいお話で紐解くというもの。
MCの川村恭子が女子大生時代(想像注意)に
パーソナリティを務めたラジオ番組になぞられた
『Music Street』の3回目。
テーマは、ちょっと意外な「大滝詠一とシャネルズ」。

そのゲストが初期のシャネルズのバンマス吉田憲右さん。
なので(?)、開場前のハコに着いたら
いきなりSha na naが映像チェックで流れていて、
思わず暑さも忘れ、ほころんでしまったのでした!