趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

イタリア ヴェネツィアの旅 8

2015年11月20日 | 旅行記
お気づきかと思いますが、ドゥカーレ宮殿内の展示物は写真撮影がOKなのです。
たまにフラッシュ禁止マークがついているくらいで、
ほとんどのものが大丈夫でした。

でも、撮影禁止の建物もいくつもありました。
ですが、旅行者の多くが気にせず大きなカメラを向けている姿を何度も目にしました。
さすがにそうした日本人は見かけませんでしたが。

禁止マークは理解できるので、撮りたい気持ちは山々でしたが、
撮影はあきらめ、建造物や古い壁画や装飾の数々を楽しんできました。

この写真は、ドゥカーレ宮殿内の建物と建物をつないでいる廊下です。
手前に見える黒い枠のようなものは、吹き抜けの窓のようなものです。
狭く小さくしか外が見られないようになっているのです。


水路の向こう正面に小さく映っているのが‘ため息橋’です。



ため息橋は、16世紀に架けられた、ベネチアにある橋のひとつです。
白い大理石で建造され、覆いと格子の付いた窓のある橋で、
ドゥカーレ宮殿にある尋問室と古い牢獄を結んでいます。



ため息橋の名前は、独房に収監される囚人が「ベネチアの素晴らしい景色を見るのもこれで最後」
とため息をついた、という事から付けられたそうです。

地元の言い伝えによれば、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると、
永遠の愛が約束されるのだそう・・・。
それで、この橋の下の水路は、ゴンドラでヴェネツィアを観光する時の定番のコースとなっています。
この伝説をモチーフとして、『リトル・ロマンス』(1979)という映画も作られてたそうです。

『リトル・ロマンス』映画のシーンはすっかり忘れてしまいましたが、
可愛かった二人の事を懐かしく思い出しました。



続きま~す。。