アルコール依存症ダンナと共依存妻よ~memorial~

平成25年7月7日にアルコール依存症だったダンナが他界しました。書ききれなかった思いを綴っていこうと思います。

穏やかな年越し

2009-12-31 22:14:31 | ダンナ
今年もあとわずかとなりました。
年末、お正月とダンナは飲むのだろうかとちょっと不安でしたが、今回は飲まずにもう寝ています。
毎朝、早くに愛犬の散歩に出かけるので毎日寝るのが早いのです。
大晦日の今日も年越しそばを食べたら9時前にはもう寝てしまいました。
お正月だから飲むなどと恐ろしいことは言わなかったのでなんとかほっとしました。
さて、今年もいよいよわずかとなりました。
私にとって今年はなんともひどい年でした。
あ、がんではなかったことと、ダンナが今は飲まないでいてくれることはいいことです。
でも今年の夏は本当にひどかったですよね。
それでも別れずにいたなんて私の共依存はひどいものですよね。

今年もみなさんにはたくさんの励ましをいただきました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

反省とあきらめ

2009-12-25 08:03:25 | 
自分でもいやになってしまいます。
どうしてダンナがアルコールを飲むことに抗議しないのか。
ダンナがアルコールを飲む状況を作ってしまうのか。
やっぱりダンナが怖い私です。
ダンナには何も言えません。
ダンナはやっぱり飲みたくなるのでしょうね。旅行の計画をたててしまいます。
それに対していやとは言えないのです。なんででしょうね。ダンナの機嫌をそこねるのが怖いからなんです。
ダンナの場合は旅行で飲めなければ、家で飲むに決まっています。
ダンナは夏の酷かった状況の反省をしていないのです。
これは私にも言えることなのかもしれません。
アルコール依存症の人に飲むなと言ってもきいてはくれません。本人がとめなければやめられないことがわかっているのです。
そうして私という共依存者が側にいることでそれを助長させているのだと思っています。
私の今の心境は、また飲ませてしまったという反省。
それから、もうしかたがないや、あばれないだけこのほうがまし、というあきらめなのです。

旅行で飲酒

2009-12-24 22:11:18 | ダンナ
先週、ペットもOKというところに旅行に行ってきました。
運転はもちろんダンナです。
二泊三日の旅行です。
ダンナの目的はもちろん旅行だから飲めるということ。
前日に酒屋にでかけ、しっかり自分の大好きなウイスキーを買ってきましたよ。
ペンションにつくなり、さっそく飲み始めたダンナ。
翌日だって、ドライブするつもりだったのに朝から飲んでしまいました。
そうしていやだと言うのに私に運転させるんですよ。
私は知らない道は運転するのが嫌いなんですよ。そうあんまり上手くないですからね。
でもダンナ、けっこう機嫌がよく飲んでいました。
飲むのがわかっていてなんで旅行に行くんだと皆さん思うことでしょう。
なんだかね、もう「飲むから行かない!!」って言えないんですよ。
もし、行かなかったら今度は家で飲んでしまうんじゃないかと思ってます。
だったら、旅行に行けたら飲む。とダンナが決めてくれているのならそのほうがいいかとも思うんですよ。
でも、家に帰りついても飲み続けるようになったらどうしようかとも不安はいっぱいです。
すごいですね、私。
しっかり共依存してますね。
とりあえずダンナは家に戻ってきてからは飲んではいません。

また憩室炎

2009-12-11 20:03:39 | ダンナ
今日はダンナの埼玉医大の受診日でした。
ダンナの膵臓には大きなのう胞があり半年に1回、CTを撮って様子をみてるのです。
こののう胞はたぶん以前に急性膵炎になったからできたのではないかと言われています。
前は受診のさいは私もいっしょに行ったのですが、今はダンナは一人で行っています。
さて、今朝からなんだかお腹が痛いと言い出したダンナ。
どうやらまた憩室炎のようだと・・・
「先生にちゃんと具合を話してね」と送り出しました。
夕方遅くに帰ってきたのでどうだったのか聞いてみたら「やっぱり憩室炎だって。CTに腸が腫れているのがわかるって言われたよ。本当なら入院するくらいひどいらしいよ。でもそんなに痛くないって拒んできちゃったよ。」
ん~、もうそんなこと拒まなくたっていいのにって思ってしまいました。
とりあえず、今より痛みがひどくなってきたらすぐに病院に来てって言われたそうです。
薬もすごいのをいただいてきましたよ。
抗生剤なんだけれど、クラビット500mg。
普通の抗生剤とかは25mgとかなのでびっくりするくらい強力な薬です。点滴と同じくらいの作用があるそうです。
そうして言われたのは、こんなに頻繁に炎症がおこるようならやっぱり手術をしなくてはいけないということ。
ダンナはどうやら返事を渋ってきたらしいです。
とりあえずまた来月CTを撮ってみるそうです。
そうそう、すい臓ののう胞は変わりなしとのこと。
さ~、ダンナ、覚悟を決めて手術しようね。

子供との関係

2009-12-05 01:40:56 | ダンナ
依存症の子さんのコメントを読んで、依存症の子供は心に大きな傷をおってることや、子供ならではの複雑な心境が少しはわかることができたように思います。
依存症の子さんはアルコール依存症の父親を引き取っていっしょに暮らしているとのこと、依存症の子さんの父親は本当に幸せだなと思ってしまいました。
我が家のダンナの子供たちとはずいぶん違うように感じます。
ダンナは前の家庭ではだいぶ疎外されていたようです。
単身赴任もしたことがあったようですが、お正月となると奥さんは子供を連れて実家に帰ってしまい、ダンナは暮れからお正月まで一人で過ごしていたようです。
食べるものもなくただひたすらお酒を飲んでいたようです。
夏休みになると奥さんはやはり田舎に子供たちを連れて帰ってしまいダンナは一人で家に残っていたようです。
もしかしたらダンナの酒癖が悪いのでダンナから逃げていたのかもしれません。
でも、置いていかれたダンナは寂しくて寂しくてなおいっそうお酒を飲んだそうです。
離婚して私といっしょになったときにもダンナの長男はけっこう遊びにきてくれて私は料理をたくさん作って歓迎しましたが、とにかくお金をねだったり盗んだりでダンナもいやけがさしたようです。
長女のほうは母親にべったりだったようでダンナのことは無視していました。
二人とも結婚がきまったときには報告してきて私たちはまとまったお金をそれぞれに渡しました。
長男は義母(ダンナのお母さん)といとこを結婚式に招待したのですがダンナには来てくれるなとダンナは招待されませんでした。
義母は普通だったら断ると思ったのですが、ちゃんと出席したのにはびっくりしましたよ。
おまけに前の奥さんと仲良く写真まで撮る始末です。
長女のほうももちろんダンナの出席を拒みました。
でも、まとまったお祝金の他に家具と新婚旅行のお金を出してあげたのです。
そうして資産家の家に嫁いで行きました。
この二人はダンナが危篤状態になって義母が連絡しても病院に顔を出すこともなかったのです。
前の奥さんは三度目の結婚をしたようですが子供たちとはべったり行き来しているようです。
とくに長女とは仲良くやっているようです。
なんでこんなことがわかるかというと長男が義母(長男にとっては祖母)にたまに出会い知らせてくれるからだそうです。
義母はたまにはお父さんに連絡しなさいと言ってたようですが、長男も長女もそんな気はまるでないようです。
だからダンナも寂しいのだと思います。
ダンナの子供たちもりっぱなACだと思っています。
私は以前はダンナの子供たちと仲良くしたいと思っていましたが、長男の奥さんが私たち夫婦と付き合うのを拒んだためにもうあきらめています。
長男の奥さんの気持ちもわからなくはないのです。
めんどうなことをしょいこみたくないのですよね。きっと。
これから先にもし私になにかあったらダンナはいったいどうなるのでしょうか。
ダンナの長男はダンナが渡した家に住んでいます。ダンナのことを引き取ってくれるのでしょうか。
それを考えると私はダンナより先に死ねないなあと思います。