アルコール依存症ダンナと共依存妻よ~memorial~

平成25年7月7日にアルコール依存症だったダンナが他界しました。書ききれなかった思いを綴っていこうと思います。

圧迫される気持ち

2009-08-30 01:16:02 | 
ちょっと更新が滞っていましたね。
実はダンナが我が家に戻ってきてからのブログについてのコメントで、一喜一憂していました。
また、仕切り直したらいいというようなコメントもありますが、皆さん、何も解決していないのになぜ家に帰したんだ。というようなものが多かったです。
本当にそれを読んでは、自分の甘さにがっくりとし、気に病んでしまっていました。
コメントを読んでは鬱状態。
それと、自助会にいかなくてはならないという圧迫感。
このままじゃまたブログで何か言われてしまうんではないかという不安。
皆さんのコメントで勇気もいただきましたが、私にとっては辛いコメントもあるんです。
心が圧迫されているような気持ちです。
きっと皆さん私のことを心配してくださっているのだからと思っているのですが。

さて、我が家のダンナですが、毎日たくさん食べて、睡眠もしっかりとって元気になってきました。
朝は5時には起きてワンコの散歩に出かけます。
庭木もダンナがいなくなってから手入れをしてなかったのですが、この暑い中毎日剪定してがんばっているようです。
私が買い物に行きたいと言えばちゃんとおともしてくれています。
なんとなく平凡な毎日を過ごしています。

病院通い

2009-08-22 14:13:52 | 
20日には埼玉医大国際医療センターの包括的がんセンター乳腺腫瘍科に生検を受けに行ってきました。
局所麻酔をして怪しい部分に太さ5mmくらいの針を刺し、削って細胞を採るという検査です。
ダンナが付き添ってくれました。
処置が済んだら、胸にはさらしをぎゅっと巻きつけてる私を見てなんとも悲しそうな顔をしていましたよ。
21日は午前中は前日行った検査の後の消毒と確認。
このときに胸のさらしは取れました。
もちろん、ダンナは私に付添しました。
ダンナに今日中に精神科の受診をしたいからこのまま病院に送っていうと病院に送ってくれました。
混んでるはずなので病院まで送ってもらって、帰りは途中まで電車で帰りまた最寄の駅まで迎えにきてもらいました。
こんな調子で甘えるだけ甘えています。
ダンナは「大丈夫か?」「傷は痛むか?」と心配でしかたがないようです。

さて精神科の受診ですが、今回はいろいろなことがあったわけで、先生にお話することがたくさんありました。
家出していたダンナが戻ってきた話。
AAやアラノンに出席した話。
がんかもしれない話。
愛犬の死がものすごく辛いという話。
それぞれアドバイスも受けましたが、私が「愛犬が亡くなったことが一番辛いです。思い出しても泣いてばかりいます。だから自分ががんかもしれないと思ってもそれほど辛いと思ってないんです。かえってこのまま死んでもいいなあって思ってしまいました。主人がいて飲まれるとすごくいやなんですが、飲んでない主人はやっぱり頼りになるので助かってます。AAやアラノンは始めはよかったんですが、自分の病気が発覚したら行く気力が失せました」
などなど・・・
先生は私の病気を一番に心配してくださり、そのあとは愛犬の死を気にかけてくれました。
「ご主人がいても飲まなければいいんでしょう。こんな状態だったらご主人のことだからあなたの支えになるでしょう。」
そう、そうなんです。飲まないダンナだったらいてほしいんですよ、私は。
薬は寝付きが悪くて夜中に何度も目が覚めてしまう話をしたら夜寝るときの薬を一種類追加してくれました。
そうして不安になったときに飲む頓服薬も処方してくれました。
いろいろ先生にお話することができてほっとしましたよ。

ダンナ戻る

2009-08-21 02:32:09 | ダンナ
実はいろいろありました。
ダンナは19日に我が家に戻ってきました。
ダンナは私ががんかもしれないと話した後にまたもや行方不明になっていたのです。
19日にダンナから電話があったのです。
「今、駅にいるからちょっと来て」というものでした。
そうして駅に行くとダンナがロータリーのベンチで座って待っていました。
ダンナは頬はこけて目が落ちくぼみ、穿いていたジーパンはぶかぶかになっていました。
ああ、ぜんぜん食べてなかったんだなって思いましたよ。
ダンナは私にお財布を手渡そうとしました。
実はダンナはお財布預金をしていたのでお財布にはけっこうな金額が入っていたのです。
「これ、いろいろかかるだろう。使ってくれよ」と言いました。
私は「いいから、車に乗って」というとダンナは拒否しました。
何度か言うとダンナは素直に乗ってきました。
ああ、私って甘いなあって思ったけれど今にも倒れそうなダンナを見ていたらやっぱりそうすることしかできませんでした。
家に着くと父の車があったのでダンナはまたもやあたふた。なんて気の弱いダンナでしょう。
「いいから、ただいまって入ればいいわよ」と促し家に入らせました。
ダンナは父に小さい声でただいまって言いました。
ダンナは家につくなり寝入ってしまいましたよ。ずっと寝られなかったのでしょう。きっと安心したのでしょう。
夕方ダンナに何が食べたい?と聞くと、お寿司とグラタンだと言います。
近所のスーパーでお寿司とグラタンの材料を買ってきてお寿司を食べさせて、その間にグラタンを作りました。
ダンナはむさぼるように食べてまた寝てしまいました。
ダンナは私ががんのための検査が20日にあると聞いていたのでどうやら19日にお金を渡そうと思いたったようです。
でも実際、私が心配でしかたがなくもうどうしていいのかわからなくなっていたようです。
私に体の調子はどうか?と聞きますが、「今のところ大丈夫よ。明日の生検はちょっと大変みたいだけれどね」というと付き添うと言ってくれました。
ダンナがいなかった間に病気がちだった5歳のワンコも亡くなって、自分もこんな状態になってダンナはいなくなるしもうどうしていいのかわからなかったわよ。と私は泣いてしまいました。
ダンナはじっと私を見ていましたよ。
もしかしたら、ダンナが底つきになったのかなとも思いましたよ。
ダンナの様子を見たらそう思えました。
ダンナはよほど疲れたのでしょう。きっと眠れなかったのでしょう。
家に戻ったら、グーグー寝てばかりです。
でも、昨日の私の病院には付き添ってくれました。
そうして4日の検査の結果もちゃんと行くと言ってくれました。
弟はやっぱり夫婦なんだから俺がでていくことはないよ。今度はパパをこきつかえと言いましたよ。
こんな状態で家に入れるのもどうかと思ったのですがもうやっぱりげっそり痩せたダンナを見てるのはとっても辛いです。
義兄に翌日電話しましたよ。ダンナが戻ってきたと。
義兄はいなくなって心配していたんだ。で由美ちゃんは許したの?と聞きます。
許すも許さないもありません。
いえ、今度飲んだら離婚します。と答えましたよ。
それからまた義兄から電話があって明日義母と来ると言うのです。
私は病院があるからそれはだめです。と断りました。
来てどうするの?またダンナを連れていってくれるの?
そうしてダンナにここから出ていけと言うの?って思ってしまいましたよ。
やっぱり私はばりばりの共依存なんでしょうね。
考えもすごく甘いと思っています。

疑わしい結果

2009-08-15 03:22:04 | 
先日受けたMRIやエコーの画像の診断を受けてきました。
埼玉国際センターのがん包括の乳腺腫瘍科でです。
画像の診断ではかなりまずそうです。
とりあえず、今度は生検を受けます。疑わしいところに太い針を刺して細胞を採って検査するのです。
でも画像の診断である程度悪いものかどうかわかるようです。
9月4日に結果が出るのですがその日はご主人か誰か他にいっしょに話を聞いてくれる人はいないのか聞かれました。
今のダンナにはそれは期待できません。
私は一人で話を聞くことを先生に言いました。
話が長くなると思うのでその日の最後の受診者になってほしいといわれたので、ということは本当にまずいってことですよね。と聞きましたよ。
先生は口ごもりながら、今後手術を先にするか抗がん剤を先にするかいろいろ決めていきたいと思うと言いました。
やっぱり悪いものだったのかとがっかりしましたよ。
でもまあ、とりあえず今回のことはダンナに知らせなくてはならないと思ってメールをしたら折り返しダンナからうろたえる電話がかかってきました。
そのあとも何度かかかってきましたが、「どうするんだよ~」ともう飲んで酔っ払ってるのです。
「こういうときこそ、あなたにしっかりしてもらって私を支えてほしいわ」というと、「もう、ここを今週中に出ていってくれって言われているんだ。でもそこ(私の実家)ではもう暮らせないよ」と言います。
もう、勝手にしてよという感じでした。
「もうね、勝手に治療を受けるから電話とかメールとかしてこないで」と電話を切りました。
こうなると自分の体のほうが心配なのでアラノンやAAのほうも行く気にはなれません。
ダンナはもうどうでもかまわない。って思いましたよ。
なんだか情けない・・・・

ダンナの様子

2009-08-13 02:12:25 | ダンナ
ダンナが今日、飲んでいるのか素面でいるのかは私にかかってくる電話でわかります。
飲んでるときは一日に何回もかかってきますし、内容は「腹へった」というものや「会いたい」というような内容ですから。
飲んでないときは一日に一回くらい、ご機嫌伺いの電話がかかってくるだけです。
ケータイのほうはマナーモードや電源を切ったままにしているのでダンナからの直接の電話はとらないようにしています。
昨日はさすがに私の国際医療センターでの診察だったので心配だったようで、「様子はどうだった?」とメールがきました。
さすがにそれまで無視してるわけではいかないのでメールで返事を出しました。
「結果は金曜日」とだけです。
私もそっけなくなったものです。
こういうことで私の気持ちがわかってくれるといいなあと思いましたよ。

さて、私のほうは昨夕はAAに出席してきました。
今回はいつもより参加人数も少なくて、一人一人の話をじっくりききました。
参加しているかたは皆さん、アルコール依存症の人たちです。
私だけが家族がアルコール依存症という立場なので、本当はちょっといずらい思いもします。
やっぱりアラノンだけのほうが共感がもてていいのかなあと思いました。
和さんから教えていただいたCO-DAという共依存の集まりもアラノンと同じ会場で行っているようなので行こうかどうか迷っているところです。
なにしろ、アラノンだけでも勉強しなくてはならないと思っているのでしばらくはそちらに専念しておちつくまで待とうかと思っているのですよね。
とにかく、ダンナは一向に進展する様子はないので私だけでも変わっていかないといけないかと思っています。

アラノン

2009-08-11 22:30:35 | 
今日、アラノンの集まりに行ってきました。
アラノンはアルコール依存症が家族にいる人のための自助会です。
今、何か変えたくて必死になってる私ですが、ここは無理せずに行けるような気がします。
ダンナのためにではなく、私のために行くのです。
今日は皆さんの話を聞いて苦しんでるのは私だけではないのだとわかりました。
これからもこの集まりには顔を出そうと思っています。

たぶん飲酒中

2009-08-10 01:18:53 | ダンナ
ダンナはきっと飲酒しています。
なぜかというと携帯にかかってくる電話の多さ。メールで言ってきることから感じられること。
電話がかかってきても取らないようにしていたのですが、固定電話にかかってきてしまって思わずダンナと気がつかずに取ってしまったんです。
ダンナは飲んでる口調でした。
私が「飲んでる人とは電話したくない」というと「なんとか助けてくれ。入院しなくちゃ死んでしまう」と言ったので「どこに入院したいの?」と聞くと埼玉医大だと言います。
私は「あなたが入院できるのはアルコール専門病院だけだから」と言って電話を切りました。
やっぱり飲んでいたのか・・・とがっかりしましたよ。
とにかくここで突き放さなければと思っています。
それでだめならダンナはダンナの人生を歩めばいいし、私は自分の人生を大事にしたいです。

AAオープンミーティング

2009-08-06 23:55:05 | ダンナ
5日の日はAAでした。
今回は通常のミーティングだということで皆さんの体験談を聞かせていただけました。
本当に聞けば聞くほど皆さんがすごい体験をしているので我が家のダンナなんてまだまだなんだなと思いましたよ。
ただやはり多くの人が離婚をしています。
離婚をしてホームレスになった人とか犯罪にかかわってしまった人もいました。
お酒を盗んでも飲んでた話や養命酒を飲んで飲み終わったら、今度はみりんを飲んで、そうしてヘヤーリキッドまで飲んだという話を聞いたらもうびっくりしましたよ。
でもAAに繋がってみなさん断酒しています。
皆さん、これからもどうなるかわからない。でもAAに出ることでどういうわけか断酒が続いている。と言ってました。
オープンミーティングなので誰でも参加できるのですがさすがに本人ばかりです。
共依存は私だけです。
今回は皆さんにいろいろ話しかけてももらいました。
早く、ご主人がここに来れるといいね。と皆さんがおっしゃってくださいました。
とても有意義な一日でした。

皆さんの励まし

2009-08-03 23:06:10 | 
皆さんが私にコメントをくださることがすごく嬉しいです。
ずるずるとなってしまいそうな私を励まし、目を覚まさせてくださっている。すごくありがたいと思っています。
これからもよろよろ、ふらふらとなってしまうでしょうけれど、またそのときはアドバイスお願いいたします。

さて、水曜日はAAに出席することにしましたが、アラノンのほうにも出席したくて会場を探してみました。
幸い隣町の教会で午前10時からあるようなので行ってこようと思っています。
明日は病院に行かなくてはならないので行くとしたら来週からになってしまいますが、同じ境遇の人の話を聞き、また自分も聞いてもらえることできっと何かつかめると思っています。
そう考えるとこの私のブログもアラノンに似てますよね。
皆さんに聞いてもらえるのはすごく心が軽くなります。

これからもどうぞよろしくお願いします。
私が道をそれそうになったら指導してください。
きっと同じような境遇の人もこれを読んで参考にしてることと思います。
実はこんなブログですが、閲覧数はけっこうすごいんですよ。
気にかけて読んでくださってる人の多いこと。
きっと皆さんも苦労なさっているのでしょうね。

気持ちがわからない

2009-08-01 00:46:24 | ダンナ
ダンナが何をどう思っているのか気持ちがわかりません。
今は義母のマンションで飲酒せずにやっているようです。それは電話の声でわかります。
でも電話では「ワンコは元気か?」と尋ねるばかりです。
いつ帰りたいとかは言わないのですよ。
一度、病院の受診の話をしたら「毎日行かなくてはならないのか?」と聞くので「まさか毎日ではないと思うけれど。以前埼玉医大で通院したでしょう?きっとああいうふうにだと思うけれど」と答えたんですよね。
するとダンナ、「ふ~ん」と言ったきりなんです。
ダンナはなんだか今の状態で落ち着いてしまってるようです。
だったらそれはそれでいいのかと思っているのですが。
私もダンナがいないと気をつかわないのでなんだかほっとしています。
こんな状態がいつまで続くのかなあ~