「パティシエになりたーい!」ブログ。

元パティシエ・オペラのお菓子の話やらオタクっぽい話やらのごちゃ混ぜブログ。

鹿児島への帰省・1

2011-01-17 23:40:40 | きょうのできごと
先日、祖母・親戚らがいる鹿児島に、家族4人で帰省してきました。
最近は旅行は京都ばかりで(旅行か?電車で15分の距離は…)飛行機乗るのすら久々な私。
前日に大好きなこの本を読んで、「飛行機の窓から雲の写真を撮るぞ!」と思ってました。
楽しい気象観察図鑑
武田 康男
草思社

「飛行機から雲を見るコツ」のとこを熟読…。
「飛行機に乗る機会があったら、飛行機の進行方向と太陽の位置をよく確かめ、天気図や気象衛星画像で雲の状態を調べて、その日の雲がもっともよく見える席に座ってみましょう。」
エッ……。きしょう えいせい がぞう?
ていうか父が全員分予約してたチケット、もう席番号決まってたし!

「窓際の席やったらうちに代わってな!写真撮るから!」って家族全員に言ってたんですが。
……びっくりした。
昔、鹿児島へ飛行機で帰る時はいつも、大きい飛行機でした。ジャンボジェット?とかそういう感じの。
でも今回のは、めっちゃちっちゃくて、プロペラついてた!!
こういうの乗るの、はじめてかも…。
初めてフランス行った時(製菓学校の研修旅行…10年位前だ)、イギリスから乗り換えた時の飛行機もちっちゃかったけど、これほどじゃなかった。
だって横に、4人しか並ばないとか…!
すごい確率で窓際やん!ていうか4人って、バスみたいや……。間の通路の幅考えたらバスより狭いかも…。

まあ窓際に座れたのでラッキーはラッキーでした。
プロペラのスゲー近くだったけど!

真横じゃなくてよかったと考えるべきやね。

飛行機の出発が8時。自宅を出たのは朝の6時でした。
すごい眠かったんだけど、もう、ずーっと外見てました。
飛行機大好き!雲見てても海見てても飽きない。

あの本が好きな割には、雲の種類は全然覚えていない私…。
なんか違う種類だ、ってことしかわからん(最悪…)(これで地学選択…)。

飛行機のお楽しみ。スープ。

やっぱりこれがなくっちゃね。
昔々、本当に小さい頃に、いとこに「飛行機の飲み物聞かれたらスープって言うねんで。すごいおいしいから!」って教わってから、ずっと飲み物はスープです。子どもの頃は、「何になさいますか?」って聞かれる時にスープってなかったから、隠しメニュー的な存在だと思ってドキドキしてたし、なんか頼む事が誇らしかったけど……単に、「子供だから」最初に言われなかっただけなのか?今回は普通に選択肢にあった…。冬だから??

海面に雲の影。

寒かったけど、お天気がよくてよかった。
かといって雲が全然ないと写真撮りがいがないので、ちょうどいい感じの天候だったと思う。

影の生まれる場所。

…私、多分、すごく頭が悪いんだと思うんですけど、
この写真、右側の雲は影がないですけど、左側の雲は影が映ってますよね。真ん中あたりで影が見えるようになるんですけど…どうしてそうなるのか(もしくは見えるのか?)が全然わからなくて…。
飛行機が動いてるから、私の見る方向が変わって、影が現れるように見える、のか?でも障害物もないのにそこまで影が見えないのは何故…??
わかんない。
…子どもの頃、お月様が自分についてきているように見えて、怖かったことをなんとなく思い出してしまった…。ジャンプしたらその通りに揺れているように見えて、「月が不可解な動きをしている!」とかニュースになったらどうしようとか真剣に心配してたなあ(アホだ…)。

到着地に近づくと、先の方に真っ黒い雲が見えて…何かと思ったら桜島の噴煙でした。
うちの一眼レフカメラ(名前は「時」)はデジカメなので、離陸態勢になると撮影ができないのが残念…。しょうがないけど。




鹿児島は、父と母、両方の出身地です。
桜島を挟んで二つある半島…薩摩半島と大隈半島にそれぞれの実家があり、昔から私たちはフェリーを使って行き来をしておりました。
この錦江湾(きんこうわん)を船で渡るのが、私は小さい頃から大好きでした。
フェリー大好き!(ていうか、基本乗り物が好きなんだな…私は)最初は船酔いが怖かったような気もするけど、一度大阪から「サンフラワー」で鹿児島に帰ったことがあって、その時に船旅の楽しさに目覚めた!車ごと、っていうのも楽でよかったのかも。めっちゃ時間かかるけど…また乗りたいなあ、サンフラワー…。

で。
我が家の中で錦江湾と言えば!イルカ!!(言ってるのは長女だけ)
ちょっと長い話になりますが、書くしかあるまい…。つーかどっかに書いたことあるんじゃなかろうか、うち(と思うほど何度も人に言ってる話)。

10年以上前に帰省した時、私はここのフェリーに乗っていて、イルカを見ました。
その時はなんでか忘れたけれど、母と私の二人で乗ってて…で、多分やっぱりお正月近くだったんですよね。風が気持ちいいとかいう気温じゃないので、母は客室の中にいて、でも私は海を見るのが好きなので、一人で甲板に出て外を見てたんですよね。
船の…まあ、前の方で海面を何気なく見てたら……イルカが2匹、ジャンプしたんです。船の進行方向と垂直に。「船が来たから」飛んだ、みたいな。
すごいびっくりした。…だって、いくら鹿児島が南国だからってそんな、イルカがこんな…湾内にいるわけないと思ってたから。
びっくりして慌てて母の所に行って「お母さんお母さん、今、海にイルカがいた!」って報告したら……鹿児島で育った母はあっさり「ここにイルカなんているわけない。見間違いだ。」と。そして「それはマグロだ。」って…。
マグロ!?
マグロがあんな優雅に、しかも2匹揃ってジャンプするとかあるんだろうか…!?
私は不審に思いつつも…自分も見たのは一瞬だったし、自信がなかったのでその場は反論しませんでした。で、次の日かそのまた次の日、再びフェリーに乗ったとき、じっと外を見ていた私はまたイルカがジャンプするのを見たのです!
やっぱりあれはマグロじゃない、マグロ…ってなんか市場で冷凍されてるのとかしか見たことないけど(テレビとかで)、あんなツヤっとしてなかったし、あんな体がカーブしない…と思う!やっぱりイルカだ!!と確信して、また母にすぐ報告に行ったんですがやっぱり信じてもらえず……。
鹿児島に住むいとこなどにも聞いたことがあったんですが、イルカが錦江湾にいるという話は聞いた事がない、という回答ばかりで…(マグロだとか断言したのはうちの母だけでした…見てもいないのに!!)。
でも、でも、あれは絶対イルカだった!!…と信じて10年。
ようやく再び、確認できる日が来たのです!!

移動の都合上、行きしに乗ったのは「桜島フェリー」で、その、イルカを見た…いつも乗ってたフェリーとは違う航路の、すごく乗船時間も短いやつで…、でも、同じ錦江湾だからいるかもしれないじゃない!と果敢に甲板に出て、カメラを手に海をじっと見てました。この日は飛行機に乗った日とは別の日で、天気は悪く、すごく寒かったんですが…それでもイルカを見逃すまいと頑張りました…(すごい執念…)。いや、写真で撮るのはさすがに無理だとはわかってたけど…。

桜島!
他のお客様はほとんど客室にいるのに、びゅーびゅー風に吹かれながらカメラを構えるうちは、何者だよって感じだっただろうなあ…。しかもいい年だし。怪しくてすみません。

カップルが一組外に出てて、交互に桜島をバックに写真を撮っていた(シャッター頼まれそうだったけど、うちが真剣に海面見てたから近づけなかったみたい…)以外は人はいないとこに誰か来たと思ったら、弟でした。やっぱり海面からは目を離せないまま「あのさー、ここにさー…」って言っただけで「…イルカ?」って言われた。どんだけ今までイルカの話してたんでしょうね、私!(直前にはしてなかったんですが…)

弟と桜島。
弟のコートが風にはためくのを見て思ったんだけど、…やっぱ社長のコートの裾は生きていると思う!!(……)あんなならんよ、普通!


2に続く。

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2 Comments

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Unknown (きんちゃん)
2011-01-19 20:58:35
空の写真キレイだねぇ~^^
でも影のことは私もわからない。。なんでだろ・・・?

お母様のマグロ発言に吹き出してしまったわ(笑)
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うんうん (オペラ)
2011-01-20 01:21:40
綺麗に撮れててよかった!
影、なんか読み返すとうちの説明もひどいような気もする…。あれでも相当考えて書いたんだけど…。

なんでマグロやねんって感じよな!
イルカだったんだよ!うちが見たのは!ほんとに!
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