「パティシエになりたーい!」ブログ。

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「関ヶ原」見てきた!

2017-09-23 22:58:41 | きょうのできごと
話題の映画、「関ヶ原」見てきました!
私のブログにしては珍しい旬な話題です!(それでもワンテンポ遅いような…)これから見に行く予定の方は、こんなん読む前に見てきてくださいね!!
いやネタバレとかは……大丈夫かもだけど……。関ヶ原の勝敗は多分ほとんどの人が知ってるやろし……。

予告編(ロングバージョン)貼りますよ~。

……いや……貼りに行って思わず見入ってしまいました。映画の予告編ってどれもすごくよく出来てて、特に映画館で流れるのはめっちゃ見たくなるよなあ、うまいよなあと思ってたけど……関ヶ原のこれは特にすごいねえ……。もう見たのにドキドキしてくるし、見てるとなおさら「ああ、いいとこ抜いてるなあ!!」ってわかる……!
さあ、大丈夫ですか?この先読む前に、気になった方は映画館に行って下さいね!何卒!!
って、大したこと書くわけじゃないですけど…まあ一応ね。



枚方の星、ひらパー兄さんこと岡田准一くん主演!!ひらパーのいつもの便乗広告もキレッキレでした!!(まずそれなのか、書くの)
兄さんの時は全力でふざけてる感じだから、本当に同一人物なのか時々悩んでしまうけど……岡田くん、ほんっっっと、すごいねえ……。なんかもう、「すごい」以外の言葉が出てこないわ……。
ここにも結構書いてたけど、私は「軍師官兵衛」はかなり必死で見てたし、(つい最近「真田丸」に記録更新されてしまったとはいえ)歴代の中でもかなり好きな大河でした(1位「真田丸」、2位「官兵衛」、3位「功名が辻」、かな…「秀吉」はOPは今でも一番好きだけど、内容ほぼ覚えてないんだよね)。だから今度は三成って聞いてまず驚いたけど、おもしろそう!!とも思った!
三成は、今挙げた「うちが見てて、好きだった大河ドラマ」の中でも結構役者さんのイメージが違うというか…私の中であんまり定まってない感じだったから(よく光秀と混ざるし)(「みつ」だけやんけ!共通点!)、楽しみだった。
でも見てると、思ったより「官兵衛」の影響が自分の中に残ってるようでw、黒田長政さんが出てきたりなんかするともう大変でした。「(あっ息子さんが……いや違う!?)」みたいな!しかも長政役の人、今直虎出ててカッコイイ!って思ってた人なんだよ…。脳内大パニック…!

そうそう、上映は「日本語字幕版」を見たんですよ。昔の言葉だし早口だしで、歴史に明るくない人には辛いかもしれないという意見を参考にして!(大河の感想ツイートでもたまに見かけるねえ。字幕出して見た方がわかりやすいよってアドバイス) 本来は聴覚障害の方も楽しめるように、とのものなんだけど、誰でも見ていいみたいだったので(というか私は遊戯王の時にも見ていた)。
結果的に、これは、大正解でした……。言葉そのものというより、しゃべってる人の名前が出るのがありがたすぎた……。いっぱい人がいる場面でわっとしゃべるようなシーンも結構あったからね。多分字幕版じゃなかったら、誰が何言ってるのか全然わかんない!ってシーンがいっぱい出てしまってた気がする……。あ、これは私が歴史に疎いから、です!!(大河あんだけ見といてこの理解度の低さ…)詳しい人はきっと大丈夫です!!

ああ、でも映画は最初、「島津の兵たちがこっち(関ヶ原)に向かってる」シーンから始まるので、いきなりめちゃ字幕パワーを発揮してた気がしたw でも字幕って、セリフのしゃべりをそのまま字にしてるだけだから、「(これ、もう一行『標準語訳』の字幕が必要だね…)」って思っちゃいましたねw うちはさすがに聞きなれてるからざっくりはわかるけど、普通の人は鹿児島弁(しかも昔バージョン)って、代名詞(あっち、とかそっち、とか)もわかんないよこれ……。そういや来年の大河は西郷さんなんだよね?言葉、どうすんのかな……(余計な心配)
あ、でもおもしろかったのが、終盤のセリフで一か所だけ、字幕も二行になってたとこがあった!w(ルビで標準語が書いてあった)その単語自体は忘れちゃってたので、家に帰ってから鹿児島生まれ鹿児島育ちの両親に聞いてみました。
うち「島津の人らのセリフでな、一か所だけ字幕に標準語のルビがふってあるとこがあってんけど……思い出せないんやけど、なんかこう、『今すぐ!』みたいなニュアンスの言葉で、標準語と1ミリもかぶってない感じの鹿児島弁ってある?」 
父母「「いっき」」←ほぼ即答だった
うち「……なんて??」
わかんないよねええ……!字幕書く人も悩んだと思うよ……!悩んだ末のルビだったんだよ……(本当に「いっき」だったのかどうかわかりませんが)
島津……島津勢はね……ちょっと鹿児島出身者としては、見てて辛かったねえ……。「(戦ってよ!!何しに来たん…!)」って感じだったもんねえ……。てかパンフ読むまで知らなかったんだけど、あの「後」こそが大変だったんやねえ……。

そうそう、パンフ。私、面白かった映画は、見た後でパンフ買うって決めてて、関ヶ原も迷わず買いに行ったんですけど、800円ちょいと安い割に、ものすごい字の量で、ちょっと読むの大変なくらいでした…w すごいよこれ…。読み応えありすぎる…。
スタッフさんのインタビューにページが結構割かれているのが意外でビックリしたけど(原作者さんとか、音楽担当の人まではよくある気がするけど、殺陣とか美術とか衣装とか全部で9人!1人1ページ!)、それぞれがめっちゃ興味深かった!
あとロケ地が載ってるのも嬉しいポイント!でも多すぎて回ったりできなさそうだよこれ……(そもそも普段は入れないとこで撮影の許可が下りたパターンもあるっぽいし)。流鏑馬みたいなシーンはやっぱり下鴨神社だったんやねえ……!大好きだからすぐわかった、と言いたいところだけど、「(こんな場所が下鴨神社以外にもあるのか…!?日本スゲー!)」とか考えてたからやっぱり私はダメですね。京都通とか言えないですね…。


私は歴史上の人物で一番好きなのが秀吉さまなので(うち大阪人だしね!大阪弁喋れてないけど!)、家康は基本的に嫌いです(……)。官兵衛の時も真田丸の時も「おのれえええええ!!狸いいいいい!!」ってなってた気がします。
今回「関ヶ原」でますます嫌いになりました……。いや、でも「私が」憎いのはもう仕方ないとして…、でも感情的には、やりたいこと、言ってること、まあ、わかる気は、したかな……。予告にもあるけど、「わしが三成を選んだ」ってすごいセリフよね…。
てか、家康ってそれでも凄い人だから、人気あると思ってたのに、役所広司さんがパンフのインタビューのとこで「人気のないキャラクター」って言っててすごいびっくりしたよ…。そうかあ…。

秀吉さまは出番がとても一瞬でした…。でも滝藤秀吉もとても好きな感じでよかったです!!
秀吉さまが亡くなった後、最後まで持ってた、秀頼と遊んでた鞠の糸をほぐして、髷を結ぶやつにしてたシーン……悲しかったなあ……。思わず泣いちゃうとこもさ……。三成;; おのれぇい!家康……(←すぐこうなる)

うちは自分が歴史ぜんぜんダメってことを表現する時に「関ヶ原で誰と誰が戦ったかもわかんない(1600年ってことは知ってる)」っていうのを言ってたんだけど(おい…)、それこそ大人になってから熱心に大河とか見るようになって、自分でも調べたりして、それでもまだ混乱してた。秀吉さまが亡くなって、その後の天下人の座をかけて「豊臣家vs家康」ってなるのは、わかる。わかんないのは、なんで秀吉さまの部下だった人たちが、家康側についてるのかってこと。本当に、本当に意味が解らなかった。
映画見てる間も結構それはあって「(ねね様…!なんでなん……!)」って思ってたけど……、最後まで「三成」が主役の映画見て、パンフ全部読んで、やっとちょっとわかった気がする…。いやそれも「司馬さんver.の解釈」ってことなんだろうけどさ。

まだ秀吉さまが生きてる時から、今の秀吉さまは間違ってる、って感じのことを言う三成にドキッとした。この映画の最初から最後まで、自分の「正義」のために生きた人だった。
やっと、今まで何度も「三成」を見てきててやっと、少しわかった気がする……。


小早川さんとかさー、もう名前見るだけで「この裏切者がぁ!」ってなるやん?(え、ならない?)でも、…なんだかすごくかわいそうだったねえ……。ごめんなあ。これから「裏切った人」って目で見るのやめるわ……。
島左近さん、どんな人が全然知らなかったから、知れてよかった…。強くてかっこよかった…。
井伊直政さんも私、全然知らんのよね!なんか地味に苦労してそうで、直虎見る楽しみが増えました。
という風に、色々思い出したところに色々言うことがあるような、派手な戦闘シーンもあるけど地味に笑えるとこもあったり、色々ぎっちりつまったいい映画でした。DVD出たらレンタルしてまた何周かしたい。

あ、あと、伊賀者最強すぎじゃなかった……?

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