「やっぱりあのひとは、神田さんより、かなり年上になっちゃってるんですかねえ」
「俺はそう予想するニャあ。YUたんが生まれたのが9年前。ぼいんぼいんのあのヒトが、15歳だったとすると、24でギリギリ18歳の神田さんとつりあう気もするニャが… あのニャ 今回のあのひとのセリフで、『おじいさんおばあさんになってもいいから一緒に蓮を見ましょうね。待ってるからね』ってのがあるニャ? あれって恋人同士の間で交わされたものニャら、出撃直前に送られて来た妻子の写真を眺めて、『見てくれよ 俺の子が生まれたんだ』って喜ぶパイロット並に不吉フラグなのニャ。おじいさんおばあさんになっても、ってことは、あのひとは、ここでお別れしたら、麦畑で亡くなったエクソシストさんとは当分逢えない、おじいちゃんおばあちゃんになるまで逢えない、ひょっとしたら…もう二度と逢えないかもしれニャい、って思ってたってことニャろ? 少なくとも、数年のスタンスでお待ちするって感じではニャいのニャ。ってーコトはニャ、麦畑さんですら次に逢うのは数十年後になるかもしれない、もう逢えないかもしれない、って思ってて哀しく別れたよーな相手と、神田さんがたった数年で『シャッス』と再会してしまったら、物語的に、とんだズッコケ展開にならニャいかニャ~」
「あ。そですね、『もう2度と生きては逢えないかもしれない…』と云う哀しみを隠して、『きっとまた逢って蓮を見ましょうね…』と笑顔で見送った恋人が、1週間後『ただいまー キミに逢いたくて早速帰って来たさー』と帰宅したら、間違いなく 俺の涙を返せと叫びますね うーん… おじいちゃんおばあちゃんになってもいいから逢いたいわ…ってセリフは、そう考えると、神田さんとあのひとのラブラブ再会編って展開予想にとっては、ネガティブファクターになるのかあ…」
(つづく…)