以前、私はジャズシンガーのサラ・ボーンが好きだと書いたが、グーグル・ホームでサラ・ボーンを聴いていてちょっと驚いたことがあった。
それは、彼女のライブアルバムがかかった時で、司会者が「これは彼女がレコード会社を移籍して初めてのコンサートで・・・」、と説明した後で「Ladies and gentlemen, Devine, Sarah Vaughan」と紹介した時である。私はDevineというのは「天才」だと思っていたので、本人を「天才」などとはいくらアメリカ人でも紹介しないだろうと思ったからである。
日本人でいえば美空ひばりが天才と言えるだろうが、それでも彼女を「天才、美空ひばりさんです」などと紹介する司会者はいないだろう。本人がいないところで「ひばりは天才だね」とはよく言うことだと思うが。
更に言うと普通の意味の天才は「Geneous」で「Devine」はそれより更に上のイメージを私は持っていたので一層印象は強かった。Devineというと神と関係があるようなイメージで、マヘリア・ジャクソンならDevineという感じは多少はあるかもしれない。
サラ・ボーン本人は「Thank you so much」とさらりと受けて歌い始めたのでそれほど驚くことではないのかもしれない。アメリカ人は「Devine, Sarah Vaughan」という紹介をどう受け取ったのだろうか、と思った。
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