お久しぶりです。
さて、本日は中国株から話がそれてしまいますがタイトル通り、シリア情勢について。
いよいよ、米英軍がシリアに軍事介入するようです。国連安保理決議は例によって、ロシア・中国の拒否権によって可決されず、到底アサド政権への実力行使に至りません。
リビアの時と同じく、米英軍(さらに仏軍も参加か)による安保理決議なしの攻撃となります。
ミサイル主体の攻撃により、政権側の化学兵器などによる攻撃能力を無力化するようです…が、結果的に政権が倒れる可能性もある、とチェダは見ています。
化学兵器は恐らくサリンなどが使用されたようです。サリンだとすれば、日本での地下鉄サリン事件以来の衝撃。しかし、子供を含む(出生率の高い中東なので子供の被害が目立つ)大量の死傷者数はオウム事件の比ではありません。
「米英の攻撃は止むを得ないのではないか」…これがチェダの結論です。ただし、非戦闘員の被害を最小限に防ぎ、内戦を早期に終結させ、アサド政権を退陣に追い込んでほしい。アサド政権側の国際法無視の殺戮行為に対し、国連が無力なのは誠に残念。このような実力行使は国連の旗のもと、「錦の御旗」を立てて行ってほしかった。
公然とアサドを支援するロシア、そして反米政権への「中立」を決め込む中国。大国のパワーゲームの陰で無辜の民が虐殺されています。
「アメリカンスタンダード」で一方的に軍事行動を起こし、「非人道的行為に及んだ」の掛け声のもと、反米政権を強引につぶしていくのは大きな間違いである、アメリカは直ちに軍事行動を止めよ…といった類の批判もあるでしょうが、ここまで泥沼化したシリア内戦を終わらせる実力を持つ国はアメリカしかありません。リビアの時のように、早々と殺戮行為が止まると思います。楽観的に過ぎるかもしれませんが、この軍事介入で来年の春ぐらいにはシリアは落ち着くのではないか。難民の帰還も可能となるでしょう。それくらい、アメリカが動けば圧倒的な勝利となると思います。ただ、新しい国造りは宗派対立の中で困難を極めるかもしれません。
さて、翻って我が国。安倍政権は米国の行動を支持し、事態を注意深く見守る、ということで予想範囲内の対応です。中東への原油依存度は依然として極めて高く、アラブの反米感情に巻き込まれるのを注意深く避けつつも、米国をしっかり支持、ということか。
もうひとつ、気になるのはこの問題への日本の世論です。タイトルに掲げた通り、問題の是非はともかく、内戦による多量の死傷者と難民の発生、化学兵器の使用による惨劇、この事実に対して、日本人の無関心さが目立つような気がします。シリア自体、日本の重要な石油輸入国ではなかったし、遠い国の出来事として無関心なのもわかりますが、欧米の報道と比べると如何にも報道量が少ない。
先述のとおり、中国がシリア軍事介入に反対しています。この判断は相当疑問ですが、そういった判断をしている中国政府に対し日本はどういう対応すればいいのか、こんなことも国民がかんがえるべきテーマかと思います。
一日も早くシリアが平和で繁栄した国に戻ることを切にねがいます。シリアはサッカー強国ですが、平和な状態で、シリアのサッカーを見てみたいですね。
さて、本日は中国株から話がそれてしまいますがタイトル通り、シリア情勢について。
いよいよ、米英軍がシリアに軍事介入するようです。国連安保理決議は例によって、ロシア・中国の拒否権によって可決されず、到底アサド政権への実力行使に至りません。
リビアの時と同じく、米英軍(さらに仏軍も参加か)による安保理決議なしの攻撃となります。
ミサイル主体の攻撃により、政権側の化学兵器などによる攻撃能力を無力化するようです…が、結果的に政権が倒れる可能性もある、とチェダは見ています。
化学兵器は恐らくサリンなどが使用されたようです。サリンだとすれば、日本での地下鉄サリン事件以来の衝撃。しかし、子供を含む(出生率の高い中東なので子供の被害が目立つ)大量の死傷者数はオウム事件の比ではありません。
「米英の攻撃は止むを得ないのではないか」…これがチェダの結論です。ただし、非戦闘員の被害を最小限に防ぎ、内戦を早期に終結させ、アサド政権を退陣に追い込んでほしい。アサド政権側の国際法無視の殺戮行為に対し、国連が無力なのは誠に残念。このような実力行使は国連の旗のもと、「錦の御旗」を立てて行ってほしかった。
公然とアサドを支援するロシア、そして反米政権への「中立」を決め込む中国。大国のパワーゲームの陰で無辜の民が虐殺されています。
「アメリカンスタンダード」で一方的に軍事行動を起こし、「非人道的行為に及んだ」の掛け声のもと、反米政権を強引につぶしていくのは大きな間違いである、アメリカは直ちに軍事行動を止めよ…といった類の批判もあるでしょうが、ここまで泥沼化したシリア内戦を終わらせる実力を持つ国はアメリカしかありません。リビアの時のように、早々と殺戮行為が止まると思います。楽観的に過ぎるかもしれませんが、この軍事介入で来年の春ぐらいにはシリアは落ち着くのではないか。難民の帰還も可能となるでしょう。それくらい、アメリカが動けば圧倒的な勝利となると思います。ただ、新しい国造りは宗派対立の中で困難を極めるかもしれません。
さて、翻って我が国。安倍政権は米国の行動を支持し、事態を注意深く見守る、ということで予想範囲内の対応です。中東への原油依存度は依然として極めて高く、アラブの反米感情に巻き込まれるのを注意深く避けつつも、米国をしっかり支持、ということか。
もうひとつ、気になるのはこの問題への日本の世論です。タイトルに掲げた通り、問題の是非はともかく、内戦による多量の死傷者と難民の発生、化学兵器の使用による惨劇、この事実に対して、日本人の無関心さが目立つような気がします。シリア自体、日本の重要な石油輸入国ではなかったし、遠い国の出来事として無関心なのもわかりますが、欧米の報道と比べると如何にも報道量が少ない。
先述のとおり、中国がシリア軍事介入に反対しています。この判断は相当疑問ですが、そういった判断をしている中国政府に対し日本はどういう対応すればいいのか、こんなことも国民がかんがえるべきテーマかと思います。
一日も早くシリアが平和で繁栄した国に戻ることを切にねがいます。シリアはサッカー強国ですが、平和な状態で、シリアのサッカーを見てみたいですね。