知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

リスクマネジメント

2020年01月15日 | スキルアップ
バトミントンの桃田選手が乗ったワゴン車が事故に遭い、
運転手が死亡、桃田選手は顔面擦過傷、全身打撲と診断された。

なぜ、ワゴン車?

オリンピックイヤーで、最も金メダルが近いと言われている選手だけに、
 リスクマネジメントがどうなっているのか
驚きました。

バトミントン協会やJOCは、
 オリンピック候補や確定した選手を国の宝として大切に扱うべきだ
と思います。

当然、移動手段の手配を安全面からサポートしたり、
 予算組みを検討する
必要があります。

プロであれば、当然のマネジメントも、
 オリンピック選手では不十分なのでしょうか。



リスクをいかに回避するか?

ちょっとした選択ミスにより、一生後悔する事態に追い込まれることがあります。

桃田選手は、
 危険なワゴン車に乗ることを拒否しなかった
選択を後悔しているはずです。

国民の批判の矛先は、
 バトミントン協会やJOCの選手のマネジメントに対する意識の低さ
に向かうことになると思います。


ちなみに、
 海外では万が一を考え、
 危ない時間帯、場所は出歩かず、
 安全面の低い乗り物、不衛生な店
などには近づかないようにしています。

リスクが大きいからです。


ソフトバンクのように、
 大きなリターンとのためには、リスクもやむを得ない
という姿勢は、
 儲かっているときは、成功者として称えられますが、
 失敗した場合には、多くの社員を巻き込むことになる
わけです。

リスクを算定する。

日本人は、リスク回避にお金を払うという発想があまりありません。

顧問弁護士に顧問料を払うというのは、 
 ある意味、問題があったときにすぐに対応してもらうためのリスクヘッジ
です。

保険をかけておくのもリスクヘッジ。

自動車保険は、
 事故に遭わなかった場合、もったいなかったな
と思うかもしれないですが、
 結果論です。

万が一、事故に遭った場合、事故を起こしてしまった場合には、
 身を守ることになります。

オプション取引といって、
 将来の不確実性(リスク)
の売り買いがなされています。


リスクの回避のためには、お金を払う必要があるということです。

人生も同じです。

安いワゴン車と、多少費用がかかるプレミアリムジンとでは、
 安全面では差がある
わけです。

バス会社も安いバス会社は、運転手の賃金も安かったり、
 休憩体制が法律上最低限で働かせている
おそれがあるため、
 ある程度リスクを覚悟する
必要があります。

安全面の強化は、コストに反映されるため、 
 どうしても価格に転嫁される
ことになるからです。

食べ物も同じで、
 安すぎる食べ物は、農薬など安全面の疑念が生じてきます。

安全な食べ物を作るには、手間暇がかかるからです。

よい仕事をしてもらうためには、
 手間暇がかかる
ので、
 相当のコストは覚悟しなければならない
ということです。

見方を変えると、保険というわけです。

ただで何かをしてもらう。
当然、リスクはあります。
それが、情報を取得されていたり、
別の商品のセールスをされたり。

安い商品にもリスクはあります。
質が悪かったり、安全に問題があったり。

そういったリスクをきちんと見極めて、
 マネジメントしていく。

これを怠ると、
 トータル的には、異常なほど高くつくことがあるからです。
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成長のためのリソース

2020年01月08日 | スキルアップ
アジアで日本のみが近代化に成功した理由は、
 知の素養(学問)があったこと
 貨幣経済(経済・お金)の土壌があったこと
だと言われています。

西欧列強に学びに行き、応用して導入した。

法律では、
 民法はフランス
 憲法・刑法はドイツ
から学んでいます。

ちなみに韓国は、併合時代に日本が法典を整備しており、
現在のテキストも我妻民法が土台にあります。
韓国民法をウィキペディアで見れば、
日本の民法と条文の配置が全く同じであることに気がつくと思います。
日本文化を毀滅するとしながら、
 国家の根幹である民法を毀滅できない
ことに、
 法律家でもある文在寅のジレンマを見て取れる
と思います。


 よいものは、法に反しない限り、学んで取り入れればよい。
日本の近代化や戦後の高度成長は、
 海外から学ぶ
ことで成し遂げられた。

現在でも、ノーベル賞受賞者は
 海外での研究経験がある。

心理学(自己啓発)では、
 モデリング
という手法があります。

モデリングの手法は、非常に役に立つので、関連書籍を読んでおくとよいと思います。


成長するためには、
 自分のモデルを探す。
スタイルを徹底的に学ぶ。
まねできるところは取り入れる。

検証し、成長しているかどうかを確認する。

PDCAを回す。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)


気をつけないといけないのは、
 閉鎖環境に身を置くと、成長しなくなる
ということです。

これは、日本の大学や病院などがよい例です。

組織内での出世が目的化すると、
 研究や技術を磨く
という本来の目的が薄れてしまうわけです。

会社も同じで、出世のためには、
 飲み会、ゴルフ、上司の雑用のおつきあい
という
 成長につながらないものに時間がとられる
ため、
 リソースである時間
をとられてしまいます。


社外の人と交流したり、本やセミナーなどに参加し、
 外部の目を持っておく
ことは非常に重要です。

成長のためには、
 知の素養

 経済(お金)
が必要となります。

知の素養は、
 閉塞的な社会には限界がある
ので、
 海外など広い社会で身につける必要がある。

そのためには、
 視野を広げる。


どんなに上司に気に入られても、
 その会社から出れば、全く意味がない。

そうであれば、
 社外でも通用する実力を身につけておいた方がよい
というわけです。

時間とお金とエネルギーが
 成長のためのリソース
です。


今後は、さらに、国家も、会社も頼ることができない時代になります。

頼るべきは、
 自分のスキルと資産
です。

資産は、
 お金、不動産、投資信託、株の配当や自分のビジネスなど定期的にお金が入ってくるリソース
と、
 頼れる子供(配偶者)などの人的リソース。

人的リソースが乏しければ、
 定期的にお金が入ってくる資産のリソースを複数持っておくと安心です。

そのために、
 定年までにリソースを築くことを目的とする。

若いうちは、お金を稼ぐスキルを身につけ、
 スキルを身につけたら、投資に回していく。

さらにお金が貯まったら、
 ポートフォリオを考え、現物、株式、不動産、ビジネスなどバランスよく配分する。

ロールプレイングゲームのように、こつこつ目的を達成していく。

そのために、必要となる知識を
 時間をかけて自分で身につけたり(第2テーゼ)、
 専門家の協力を得たりして(第3テーゼ)
利用していく。

こんな感じで、戦略的にスキルの習得に努めている人と、
 何も考えずに日々を過ごしている人との間に
差が生じるのはやむを得ないと思います。

目的を決めて歩いている人と、気ままに散歩している人との違いです。

そのため、
 成長のためには、まず、目的を定める
必要があります。

日本が西洋列強に追いついた最大のリソースは、
 植民地になりたくない
という強い欲求があり、
そのために、
 強国になるという確固たる目的があった
からだと思います。

将来、
 生活に困窮したくない
という強い欲求があれば、
 知的に成長するための原動力になる
ということです。
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新たな1年

2020年01月07日 | スキルアップ
社会人になると、学生の頃と異なり、
 自分で学年を設定したり、卒業などのイベントを作っていく
必要があります。

変わり映えのしない毎日に負われていると、
 あっという間に年が終わってしまう
からです。

社会人の場合、外部的な要因も多くなります。

仕事は年々、やることが増えていく。

プライベートでは、
 友人、結婚したら妻、そして子供、親の介護・・・

自分のために使える時間はどんどん減っていくことになります。

そのため、自分で意識して、
 時間を作る必要がある
わけです。


社会人でMBAに通う人は、
 強制的に時間を作って、次のステップに向おう
とする人です。

社内MBAの場合、
修了後、会社に戻って、キャリアを昇り、定年まで勤め上げる人よりも、
 舞い込んできた新たなチャンスを利用して、
 キャリアを転向する人の方が多いのではないか
と思います。


そのため、
 最近では、会社が資金を出す場合には、戻った後に何年間か勤務しないと返還義務を負う
など、
 契約上の縛りをかけている
わけです。


強制的な時間作りには、MBAなども魅力的ですが、
 自分でカリキュラムを設定する
ことができます。

例えば、今年は、
 会計スキル(アカウンティング)を身につける
と決め、
 本を買ったり、講座を受けたりする。

何かモチベーションが欲しい場合は、関連資格の合格を目指す。

ただ、
 資格の数よりもお金に結びつけるスキルの習得
の方が重要な時代になっています。


本を買って読むことの重要性は、
 何百万をする講義を数千円で済ませられる
という
 経済的なメリット
があるからです。

高額セミナーは、
 モチベーションアップのためにはなりますが、
 体系的な理解を効率的に学ぶという点では本の方が優れている
と思います。

最近読んでいる本は、
 ハーバード戦略教室
です。

数年前に買って本棚に入ったままだったものですが、
 今年の戦略をきちんと立てよう
と思い、丁寧に読んでいます。



ハーバード・ビジネス・スクールでの、
 エグゼクティブの経営者向け
の講座を書籍化したものです。

イケアやグッチの成長戦略を引き合いに出しています。

ポイントは、
 理念→目標→戦略の輪
を築いていくというものです。

この講座を受けるには、年商10億円程度の企業オーナーや役員である必要があるとのこと。
本なら、誰でも学べます。

学んだことを利用して、自分のビジネスに活用する。
それで、効率化できたり、効果が上がれば、元は十分に取れる。

結局、人生というものは、
 投資を行い、回収する(役立てる)
というシステムなんだと思います。

何もしなくても、時間の経過でゲームオーバーになる。
与えられた時間内に、どれだけ楽しめるかのゲーム。
楽しむためには、成長を実感する必要がある。
ダメダメチームと言われたメンバーが、
地獄の1年の特訓で箱根駅伝を、過去最高タイムで優勝したという出来事も、
 成長が背景にある
ので、喜びや感動を与える。
この辺は、「ストーリーの作り方」関連の本では一般的な話。


勉強も、努力も、だれかに優しくすることも、
 自分の成長につながり、その後、結果となって返ってくる。

人は、平等ではないわけですが、
 法則は、誰でも同じように起こります。

 原因と結果の法則
は、100年以上前の本ですが、未だに読み続けられているのも、
 普遍的な法則
だからだと思います。

時間をうまく使うということは、
 返ってくるものに投資する
ということだと思います。





今年は、時間をうまく使って、
 さらに、大きな結果に結びつけよう
と思っています。

世の中は、格差だとか、不況だとか大騒ぎになると思います。
消費税増税の影響だとか、オリンピック後の不況だとか。

ただ、
 そんな時代でも一部の人や企業は増収増益を達成する。

ねたまれたり、恨まれたりするので、
 黙っている
だけです。

どうせなら、そっち側の人や企業になった方がよいと思います。
その方法は、
 知的に成長していく
ということです。

お金の流れるところに自分の身を置く。
社会が要求するスキルを身につけていく。

どんな時代でも、どんな経済状況でも、
 必要とされる存在にはお金が流れていく
からです。

そう考えれば、社会やメディアに振り回されることなく、
 明るい未来を信じられるようになる
と思います。

実際にそういう人がいることが、
 このことを証明してくれます。

悲観的になることなく、与えられた時間を楽しむ。

戦略を練って、時間をかけて(投資して)、こつこつ自分を成長させていく。
成長は喜びや生きがいとなり、
だれかに必要とされる存在となれば、お金につながる。

知的に成長していく意義はここにあります。
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