このところ温かい日が続き、さくら前線も東北地方を駆け足で北上しています。青森もご他聞に漏れず気温が日々上昇し、さくらのつぼみが大きくふくらんできました。
春ののどけき陽気に誘われて市民の憩いの場「合浦(がっぽ)公園」へさくらの様子を見にぶらり出かけてみました。公園正面口はご覧のとおりまだつぼみでした。
合浦公園正面のさくら
正面入口のさくら(つぼみ)
公園中央付近にある標準木は日当たりが良いせいか、正面口さくらよりはつぼみは膨らんでいるように見受けられました。開花を今か今かと待ち望んでいるようが手にとって分かりました。
標準木
標準木をじっくり眺めていると樹木の中央付近でなんと「胴吹き(どうぶき)=幹や枝の途中から芽が出ること」が一輪ひっそりとしかもしっかりと自己主張しているではありませんか。嬉しくて思わず手を叩いてしまいました。それにしても美しい芽生えですね!
標準木の胴吹き
次はこの公園に1本しかない「ジュウガツザクラ」をご覧ください。ジュウガツザクラは4月ころと10月ころの年2回開花するさくらです。ソメイヨシノの豪華さに比べると質素なさくらですが、凛とした力強さが魅力だと思います。私の好きなさくらです。
ジュウガツザクラ
ジュウガツザクラの花
今年のさくらの開花予想は4月22日。あと一週間足らずで県内のさくらが一気に開花そして満開となります。なぜか心がウキウキしてきますね!
合浦公園には約670本のさくらと約700本の黒松があり、ゴールデンウィーク中、青森春まつりが行われ毎年15万人が訪れます。きっと今年も多くの花見客で賑わうことでしょう。