aosugiブログ/「青森の今」を探索

青森の四季・まつり・イベントなどを気ままにゆるやかに紹介しています。

青・弘・五の夏祭り展示山車で感激再び!

2015-09-30 21:01:52 | 青森散策

昨日、福岡市から友人が青森へ遊びに来ました。青森は初めての訪問ということで「青森を代表するもの(衣食住なんでもOKとのこと)に触れたい」と言われ、とっさに思ったのは青森ねぶた・弘前ねぷた・五所川原の立佞武多です。今はちょっと早いけれど紅葉狩りも考えましたが、あいにく当日は朝から雨模様だったため山岳方面はパスすることにしました。

最初に向かったのは五所川原市の「立佞武多の館」。入場料(大人600円)を支払い入口のドアを入ると・・・。

友人は「あっ!」と声を上げたまま立ちすくんでしまいました。まだ入口を入ったばかりというのに、どうしたことでしょう?

   (立佞武多の館展示室にて)

彼はしばらく上を見上げたまま茫然自失? 真上を向き首が痛くなるほど佇んでいました。立佞武多の大きさ(高さ)に驚いてしまったようです。なにしろ高さ23メートル、重さ19トンもの山車が街中を練り歩くと聞けば、すぐには思いが至らないのも当然かもしれません。見学の第一ラウンドからノックアウト寸前の友でした。

 

続いては弘前市の「津軽藩ねぷた村」へ。入場券(大人550円)を購入して入ると・・・会場では津軽三味線の生演奏が行われていましたが、会場内は異様な熱気に包まれていました。よく周りを見渡すと、大勢の高校生(男女)が熱心に耳を傾けていました。どうりで突き刺さるようなムンムンとした熱気が伝わってくるはずです。

演奏を聞いた後、いよいよ弘前ねぷたとのご対面。ここでも友は大きく目を見開いて驚きの様子を隠せません。なにしろ高さ7メートルの大きな扇形ねぷたの正面には、三国志や水滸伝などに出てくる勇壮な武者絵が、後面の見送り絵は対照的に愁いを含んだ美人画が描かれており、暗闇の中で醸し出す幽玄で幻想的なすがたにすっかり心を奪われてしまいました。

   (津軽藩ねぷた村展示室にて)

 

殿(しんがり)は、やはり青森ねぶたです。ねぶたの家ワ・ラッセで入場券(大人600円)を支払い、いざ見参。場内は『観る、学ぶ、体験する』の3コーナーがあり、十分楽しめます。

展示ホールには今年の優秀ねぶた飾られており、祭り期間中とは異なりじっくりと製作工程や解説を読みながらねぶたに対する造詣を深めることができました。友と私は実際のねぶた運行に参加しているような高揚感に包まれ、血の騒ぎ抑えることが出来ませんでした。

   (ねぶたの家ワ・ラッセ展示室にて)

彼はテレビや雑誌等で青森ねぶたを知っていましたが、実際に実物を見てその大きさ・色あい・精巧な作りなどに感動してため息をつくばかり。また「タッチねぶた」コーナーでじかにねぶたの紙や針金などに何度も触れてとても気に入った様子・・・。

今回は一日で青森・弘前・五所川原の3大ねぶた(ねぷた)を見るという強行軍でしたが、それぞれの歴史や背景を改めて感じることができとても有意義な体験でした。

皆さんも機会をつくって是非3ケ所巡りにお出かけください。きっと新しい発見がありますよ!?

 

 


見事な田んぼアートに感激!

2015-09-16 13:05:18 | 青森の四季

今年も青森県南津軽郡田舎館(いなかだて)村で開催されている『田んぼアート』へ行ってきました。

田んぼアートとは、「田んぼをキャンパスに見立てて、色が異なる稲の穂を巧みに植えて編み出す壮大な稲のアート」(旅ラジ Express Magazineより一部抜粋)です。田舎館村は北方稲作文化発祥の地で、米どころの威信をかけて全国に先駆けて1993年に初めて、今年で23年目とのこと。

会場は2つに別れていました。第1会場は田舎館村役場・展望台、第2会場は道の駅いなかだてに隣接している弥生の里展望所です。どちらも入場料(中学生以上)200円、小学生100円、未就学児は無料でした。

 入場券(大人用)

まずは、第1会場へご招待しましょう。田舎館村役場はご覧のとおりとてもユニークな建物です。まるでお城のよう!田んぼアートを見るには村役場の最上階・天守閣(?)から下を望みます。

 お城のような村役場

展望台へは1階から4階までエレベータで昇り、そこから階段で展望台へ進みます。数十段を昇ると急に目の前が開けます。ぐるり周りを見渡すと、なんと稲で描いたとは思えない精巧さで田んぼアートが目の前に迫ってきました。

キャンパスは道路を挟んで左右に別れていますが、その迫力に圧倒!今年のテーマは不朽の名作「風とともに去りぬ」です。映画を見たことがない人でも、この有名なシーンのポスターはほとんどの人が知っていることでしょう。(思わず昔見た映画のシーンが頭に浮かび、懐かしさがこみ上げてきました)

 田んぼアートと展望台(天守閣)のコラボ

 有名なシーンのモチーフ

 右側の絵

続いて、第2会場をご紹介します。第2会場へは大会場より車で約5分のところにありました。こちらのテーマは「スターウォーズ/フォースの覚醒」。映画でおなじみのキャラクターR2-D2、C-3POに加え、新キャラクターのBB-8が描かれています。

 スターウォーズのモチーフ(写真は2枚の合成です)

 第2会場の展望所

どちらも甲乙つけがたい田んぼアートですが、私的には第1会場は大人向け、第2会場は青少年向けのテーマとなっているようですが、いずれも大人から子供まで十分楽しめます。それにしても稲穂で作ったとは思えない素晴らしい出来栄えに感激、感動、感嘆!

時計を見るとすでに午後5時、閉場時間です。まだまだゆっくり見学していたかったのですが、これにておしまい。来年を期待して家路につこうとしてふと周りを見ると、広大な田んぼの中にポツンととても可愛い駅舎が見えました。駅名は「田んぼアート」駅。この駅を調べたところ弘南鉄道弘南線にあり無人駅で、2013年7月27日に開業したそうです。なお、12月1日から3月31日までの冬期間は列車は停車しないそうです。お出かけの際には十分気をつける必要がありますね。

 可愛い「田んぼアート」駅

 

 


感激のお伊勢(伊勢神宮)参り! 内宮編

2015-09-02 10:15:16 | 旅行

前回に引き続き、『感激のお伊勢(伊勢神宮)参り! 内宮編』をお届けします。

内宮は日本人の総氏神である最高位の神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)が鎮座しています。

※詳しくは「神社司庁 ホームページ」をご覧ください。

順路は今回もガイドブックに従って参拝しましたが、、総工程時間は90分強かかりました。老婆心ながら、お賽銭も潤沢に準備する必要があるかも? (笑)

 内宮入口から第一鳥居を望む

宇治橋→御手洗場(みたらしば)→瀧祭神(たきまつりのかみ)→正宮(しょうぐう)→荒祭宮(あらまつりのみや)→風日祈宮(かざひのみのみや)→神楽殿(かぐらでん)→子安神社(こやすじんじゃ)→大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)の順です。

まずは内宮の入口である宇治橋。この橋は橋脚杭のみケヤキを使い、それ以外は全てヒノキで作られているそうです。まれに見る見事な木橋でした。(大勢の人が写真を撮って大賑わいでした・・・写真を撮るだけで一苦労(笑い)。

 絶妙な美しさをみせる木造建築の宇治橋

 かつて禊(みそぎ)を行った御手洗場(五十鈴川の川辺)

  広大な敷地と玉砂利の敷かれた参道

正宮は敷地の最奥にありました。一歩一歩石段を登るごとに身が引き締まる思いがし、心を沈めて神前に祈りを捧げました。(ここではお願いをしてはいけないそうです。神様に感謝の意を表することが正式な仕方とのことでした。

 天照大御神が鎮座する正宮

 天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮

御厩(みうまや)には雅子妃殿下から奉納された神馬を拝見することができました。神馬はなかなか見ることができないようで、案内ガイドさんがさかんに「見ることができて良かったですね」といっていました。とても得した気分!?

 御厩での神馬

二日間にわたり参拝をしましたが、『一度は行ってみたい伊勢神宮』から『行って良かった伊勢神宮、また訪れたい伊勢神宮』へと大きく気持ちが変わりました。

2013年に式年遷宮が行われ今年で二年目となりますが、まだまだ心地よい木の香りが鼻を刺激しています。今度は建築物や神々についてもっと深く知識を蓄えて、再度訪れてみたいと思います。

 

無事参拝を済ませたので、もう一つのお楽しみである「グルメ&ショッピング」の開始。その前にまずはランチで腹ごしらえ。定食は名物の「伊勢うどん」と「てこね寿司」などボリューム満点。決して青森では味わえない味付けでどれを食べても美味しくついつい箸がすすみ気がついたら完食。おなかがはちきれそう!

 左:てこね寿司、右:伊勢うどん

 

無事参拝を済ませて、次は内宮参道そばの「おはらい町」・「おかげ横丁」の探索!

おはらい町は昔から伊勢神宮を訪れる参拝客をお祓いや神楽でもてなした館が並んでいたところ。一方、おかげ横丁はおはらい町の真ん中にありました。なんでも平成5年に誕生した新しいポイントで伊勢路の代表的な建築物を移築・再現したものとのこと。

 おはらい町のメインストリート

探索時間は1時間少々。まずは美(うま)し国観光ステーションでクーポン券を食事券に引き換えてグルメ巡り開始。へんば餅、太閤餅、岩戸餅などを食べて、ますますおなかはパンパン。お茶屋さんで伊勢チ茶をご馳走になり、また新たなお店をキョロキョロ物色。あっと間に制限時間いっぱいとなり、後ろ髪を引かれながら集合場所へ!?

青森に住んでいる私にとって伊勢神宮はとてつもなく遠い存在でしたが、いざ行ってみるととても身近なところとなりました。もう一度訪れてみたいを思います。

 

 


感激のお伊勢(伊勢神宮)参り! 外宮編

2015-09-01 08:31:46 | 旅行

昔から『せめて一生に一度は行きたい』と言われているお伊勢参りがついに実現しました。

JR新青森駅を午前6時17分出発、東京駅で乗り換え名古屋駅へ、さらにJR紀伊本線に乗り換えて最寄駅の伊勢市駅に到着したのが午後1時07分。7時間弱の長旅でしたが少しも長く感じません。

まずは基本どおり外宮(げくう)から参拝。伊勢市駅から徒歩5分で外宮入口に到着。眼前に見える大鳥居は今まで感じたことのない威厳さをもって佇んでいました。鳥居をくぐり巨大な木々が立ち並ぶ参道を歩いていると、凛とした空気が私の身も心も清めてくれます。

外宮は、天照大御神の食事を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀っています。

 入口の第一鳥居

 外宮の由来が書かれた看板

案内コースに従い、『表参道→正宮(しょうぐう)→多賀宮(たかのみや)→土宮(つちのみや)→風宮(かぜのみや)→神楽殿(かぐらでん)→せんぐう宮』と足を進めます。

 玉砂利が敷き詰められた表参道

    正宮で衣食住を神様に感謝を捧げる

  多賀宮

 土宮

最後に、2013年の第62回式年遷宮(20年に一回執り行われる)を記念して建てられた博物館「せんぐう宮」へ。ここでは歴史や祭りなどが模型や写真、モニュメントなどを使い細かに説明されていて、とても勉強になりました。行かれる方にはお勧めのところです。まだまだ写真で紹介したいところがいっぱいありますが、別の機会にご紹介したいと思います。

 せんぐう宮

時計を見るとすでに午後3時。夢中で参拝していたため、お昼を食べていなかったことを思い出しました。開いたガイドブックには美味しいそうなうなぎ屋さんが載っています。今日は特別の日とひとりで勝手に決めて「喜多や」さんへ急行。名物の『ひつまぶし』をいただきましたが、味・量・価格とも満足の一品でした!

 喜多やさんの「ひつまぶし」

明日はいよいよ『内宮(ないくう)』の参拝。楽しみだなぁ!

 


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