クラシック好きです

交通事故でC3.C4の四肢麻痺になって
障害者施設から在宅生活に戻れた日々の出来事

クラウディオ・アラウ ベートーヴェン『ワルトシュタイン』『テンペスト』

2014-07-10 07:25:38 | クラシック音楽


クラウディオ・アラウ

・第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』
・第16番ト長調 Op.31-1
・第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』

誠に味のある吟味されたフレーズが
必要以上に強調されないで演奏されている

随分枯れた演奏にも聞こえて来るし
いかがなものでしょうか?

続いて弾かれてる16番の方がハツラツとして聞こえて来るくらい
それにしてもこの辺の迷いの無い曲はええ感じですね!

2楽章だと思いますが
アラウ特有の装飾音が流れています
ベートーヴェンにツェルニーにリストとその弟子の弟子と言う流れからしても
間違った解釈ではないと思われますが
自分が間違っているのか
どう解釈しているのか知りたいところです。



ワルトシュタイン
なんと優しい始まりだろうか
これまた無駄な力の抜けた演奏は
テンペストの時と同じ様です

1楽章をガムシャラに弾いていた自分と比べれば
なんと余裕のある解釈であろう
優しく弾くところがあるので
情熱を持って表現するところも効果的に聞こえて来る様です

2楽章から続けて弾く3楽章
この二つはだいすきな曲です

そうですよね
やはりアラウの演奏は
物凄く優しい音で紡いでくれていますが
展開部に入るまでに気持ちが遅れたのかも?

2度目はいい感じで展開してくれます!

ピアニッシモで展開する部分の音が非常に綺麗です
その後の展開も変に早くなく堂々とした演奏です!

そう言えばこの辺の名曲は久しぶりに聴いてますが
聴いても弾いても楽しい曲ですね!

オクターブで駆け抜けるフレーズ
グリッサンドで練習したのが思い出されます



Kakishima