goo blog サービス終了のお知らせ 
goo

細木数子の占い的中率の低さ

             2・細木数子の占い的中率の低さ

細木数子には一部の視聴者や読者をひきつける強力な吸引力がある。たとえば、彼女の高飛車で断定的な物言いには小泉純一郎元首相の『一言居士』に通じる『耳に入りやすさ』と説得性があるのかも知れない。

その物言いはどこから来たのか。普通「苦み走ったいい男」とは言っても『苦み走ったいい女』とは言わない。

だが細木数子の目にはそう形容したくなるような凄味(すごみ)が漂う一瞬がある。「極妻」の凄味と言うべきかぎょろっと目を据えての決め付け口調は、かなりの迫力である。

長くヤクザと交際し、内縁関係も続けたキャリアによって染み付いたものだろう。

断定口調は彼女が職業とする占いにも由来している。自信無げに告げられる占いは人に信用されない。強い言い切り口調は信憑(ぴょう)性を増す演出になる。しかし、とはいえ占いは将来を言い当ててこそ値打ちが出る。

自信ありげに占うだけでは足りず、内容と正確性が問われる。細木数子の占いの的中率が総じて低レベルにある事は。大半の読者や視聴率が承知している。

ある雑誌(「PHPカラット」2005年2月号)は、細木の占い的中率は34%、ハズレ率は66%と算出している。

ハズレのいい例がライブドア元社長堀江貴文被告についての予言である。2005年7月23日『25時間テレビ』フジテレビ系で、

細木『今ライブドアの株は427円ぐらい?』
堀江「よくご存知ですね。これ倍に成ると1000億円ですよ」
細木『あんた馬鹿言ってるんじゃないよ。5倍になるのよ。アンタは何やっても成功するし、いいんですよ。でも、女性には気をつけなさいよ。すってんてんになるから』


言うまでもなく堀江被告は、それから半年後の2006年1月23日、東京地検特捜部に証券取引法違反容疑で逮捕され、4月14日に同社株は上場廃止、終値は94円だった。

堀江被告は逮捕から約3ヵ月後の4月27日、三回目の保釈申請がようやく認められ、94日ぶりに東京拘置所から出た。

その人の人生観を測るリトマス試験紙

要するに細木数子の先を見通す力、(或いは見通せない力)は、どこにでも居そうな太ったおばさんと差がない。にも拘らず、彼女が番組で占い半分、若いタレント相手に垂れる説教や道徳は一部に好評である。


『細木は中々いいこと言ってるよ。今大抵の人が若い者を叱りつけたり、怒ったりしないじゃない。だけど細木は親やご先祖を大切にするのはあたりまえとか、ふわふわ浮ついた奴らを叱り飛ばしているからね。

世間のためになってるよ。なぜ細木が世間で悪口言われるのか。俺には分からない』(関東の広域暴力団元幹部)・・・3へ



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 一日一言 釈尊のことば... »
 
コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。