YSPS研究所

2006年3月よりYOSHIO_SEOKAがスタートした保存科学に関する研究所の活動内容紹介(Weekly)

YSPS研究所始動4>>コンサルタント業先輩の話と研究/事業/教育

2006-04-02 06:29:56 | Weblog
本来は昨日が「YSPS研究所」更新の土曜日だったが4/1の月初めでまとめの日と重なったので本日がリニュウーアルの日となった。

何度か述べているように「YSPS研究所」のタスクは下記5項目である。
1.保存科学に関連する種々のコンサルタント業務を実施する。
2.1/31スタートのブログ「文化財的Archival教育」で今後展開していく内容を包括する活動を技術的にサポートする。
3.昨年10/26よりブログ投稿を行っている「なんでもアラカルト」出版活動を資金的にサポートする。
4.保存科学と言う共通項を情報保存・文化財保存の分野に広げ、学会(写真学会・マテリアルライフ学会など)で発表することにより、真の保存科学を見極める行動を展開する。
5.保存科学を地球規模・宇宙規模で語れる場の提供を考案する。
・・・・・・・・・・・

昨日のエイプリルフールの日に思いもかけない人からメールが届いた。

私の尊敬するKHさんである。

「寿命評価」の大先輩である岐阜在住のKHさん宅を訪問したのはかれこれ10年前であろうか?

既に第一線を退かれ自宅に「K&Mアルスラボラトリウム」と言う名の表札を掲げられひっそりとリタイア後の生活を楽しんでおられるのを見てこれだ!と確信を持った。

その時の強い印象がまだ目の前から離れない。
その時に既に10年後の私がぼんやりと描けていたことは今から振り返ってみると間違いないようだ。

そのKHさんからまさかメールが届くとは思ってもいなかった。
まずそのメールの長さに驚いた。
何と3000字を越える長文が届いたのだ。
しかも私の「YSPS研究所」開業を心から喜んで頂けているようでとても嬉しかった。
更に続く文章の長さも驚いたがその内容の充実振りに目を見張るものがあった。
改めて大先輩の勉強現役には頭が下がる思いがした。

ちょっとそのメールの一部を掲載してみたい。
KHさんには後で掲載に関するお断りをしておきたいと思っているが・・。
・・・・・・・・・
<前略>
ご専門の保存科学、小生も大変関心を持っております。
何しろ既に50年は経た木造家屋に住んでいて、始終取替えに悩まされます。
昔人間はものを大切に、使えるものは修理して、壊したり、捨てたりすれば、"可哀想”、ですから、この前お越し戴いたときの陋屋のまま、変化なしです。

殆どすべての材料、製品に"寿命"と言う人間用の言葉を使って、あまり抵抗を感じることもなくやってこれたのは、洋の東西を問わず、それぞれの繊細な文化に、大きな差がないためではないかと思うのです。

こうしてメールを書いているこのパソコンもかなりの年代ものでもういつも故障に悩まされます。いい加減に買い替えを勧められてはいるのですが、確かに、いつもご機嫌を伺いながら、自らの趣味と愛着を笑いながら頑張っているのです。

この機械、今日は素直にS様のところヘ、メールを届けてくれるかどうか、本当は疑わしいのですが、数回トライすれば何とか送れるだろうと"痩せ我慢"しながら、書いています。
<後略>
・・・・・・・・・・・・
何とこれだけでも充分エッセイになりそうですね!
「なんでもアラカルト」投稿推奨に意欲がわいてきました。

本日のブログの最後に「K&Mアルスラボラトリウム」名前の由来についてちょつと触れてみます。この名前って理解しがたいですね!実はKはKHさんの名前のイニシャルで、Mは奥様のイニシャルらしいです。私が「YSPS研究所」と名づけたのもこれに触発されたことは確かです。

肝心の研究/事業/教育の話が出来なかったのでこちらは来週にします。
今週は以上です。


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