YSPS研究所

2006年3月よりYOSHIO_SEOKAがスタートした保存科学に関する研究所の活動内容紹介(Weekly)

コロタイプ研究会に参加登録

2013-03-30 07:51:24 | Weblog
昨日、メールで勧誘が有った、第19回コロタイプ研究会に参加することで、登録を済ませた。

来月末のゴールデンウィーク前なので、ホテル・新幹線等の予約が懸念されるので、早速ヤフー検索で、最も安いコースを打診中である。

旨く予約が取れたら、今のところ2泊3日コースを考えているので、久し振りに関西在住の方々にお目に架かるアポ取りを始めるつもりである。

「なんアラ」出版活動関係はは元より、保存科学に関連する人達とのアポもいろいろ考えているが、どれくらいの人達と、コミュニケーションが取れるか今から楽しみである。
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理科・化学教育懇談会フォーラム成果

2013-03-23 09:52:57 | Weblog
先週の土曜日、日本化学会7階ホールで開催された理科・化学教育懇談会フォーラムに参加した。
先週のYSPS研究所ブログで約束した様に、その成果を報告する。

3人の講師の方々による講演であった。

まず、最初の北大名誉教授の小笠原正明さんからは、「分野の壁を越えた科学教育は可能か?-統合科学の魅力」と題して、科学教育の根源から最近のオイルシェールまで、参考になる点が多かった。
特に、生物進化の前の化学進化にも目を向ける必要性が、エネルギー問題を語るのには必須であると感じた。

次の、法政大教授の左巻健男さんからは、「元素を見る目-化学の目で生活、広くは人生を見よう-」と題して、自分の生徒・学生時代の経験を踏まえ、教えることの価値、学校や試験だけに閉じない化学教育を切々と説かれ、共感できるところが多々あった。

最後の、都立西高校教諭の守本昭彦さんからは、「生徒の視野を広げる化学実験・教材の工夫」と題して、種々の実験道具を講演現場に持ち込まれ、説得力のある実験の実演を参加者に体験させて戴いた。
目から鱗の場面が次々と出されて、手品を見ている気になったものである。

保存科学の点からも得る所が多かった半日であった。
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理科・化学教育懇談会フォーラム

2013-03-16 07:43:24 | Weblog
本日、東京お茶の水にある日本化学会7階ホールで開催される理科・化学教育懇談会フォーラムにこれから出かける。

毎年、このフォーラムは、この時期に開催されている様で、昨年は、3/17に「授業に役立つ身近な化学Ⅳ」であったらしい。

今回のタイトルは「授業に役立つ化学の話」で、受講対象者は「小・中・高等学校の教員の方および一般の方」となっている。

実際、どんな方々が、どれくらい参加されるのかは行ってみないと分からないが、保存科学の立場と、小中高生を対象とした塾講師や家庭教師をやってきた立場から、是非有益な情報を得たいと思っている。

成果のほどは、来週のブログで記載予定である。
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第4回日経スマートシティシンポジウム

2013-03-09 07:52:52 | Weblog
一昨日・昨日と二日間、第4回日経スマートシティシンポジウムに参加した。
同時に開催されていた、ジャパンショップ・建築建材展・セキュリティショーにも出向いたので、纏めて紹介する。

毎年、日経新聞主催で、開催されてきた、このスマートシティシンポも今年で4回目となり、かなり、日本国内でもこのスマートシティが浸透して来た印象を強く受けた。

丸二日間で、相当密度の高い議論がなされて、延30名の方々の講演やディスカッションを聞くのは、正直疲れた。
でも、個々には、とても印象に残る内容にも出会い、保存科学の観点からも、参考になる面が多く有った。

以下、気になったロゴを順に記載したい。

1.スマートシティの実証から実装・実践へ
2.地産地消に対して、更に家産家消へ
3.MES(マネージメント・エネルギー・システム)のシティCEMS、ファクトリーFEMS、ホームHEMSから、ビルBEMS、マンションMEMS、エリアAEMSに進展
4.プロデュースとコンシューマーの造語プロシューマーの重要性
5.世界的に車の保有台数は、先進国で、一人当たり0.5で頭打ちとなる。因みに、現時点での中国・インドは0.02と0.01
6.プラチナ社会(1.美しい生態系2.エネルギー自給3.資源自給国家4.長寿を楽しめる社会)の提案

以上が心に響いたロゴである。

展示会では
1.3Dと畜光の組み合わせ
2.ブラインドと結露防止のアイデア
3.監視カメラが年間を通したスマートシティに関連する小口水量や風力管理に有効では
4.ポータブル蓄電池と実際のホーム利用
5.JTの分煙技術の車内への応用
等がトピック的に気になったことである。
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東京国立博物館の保存科学第二弾

2013-03-02 07:46:39 | Weblog
先週のYSPS研究所ブログである、「東京国立博物館の保存科学」の第二弾を掲載する。

今週も続けて放映されたNHK「探検バクモン」である。

以前、と言っても、もう10年以上前になるが、今回の番組のエスコートをされているNKさんの職場を訪問したことが懐かしく思い起こされてきた。

その中で、今回、特に保存科学として注目されたことは、「対症修理」と「臨床保存」と言うロゴであった。

「対症修理」とは、遺物の作られた状況を把握して、アクティブではなく、パッシブな修理に徹すると言うことである。
つまり、その遺物が形成された時代背景を充分理解し、表には出ないで、裏から支えると言う概念である。

また、「臨床保存」とは、それらの遺物を今後も長期保存していくためには、遺物に寄り添うと言う気構えが必要であるとNKさんは強調している。
昨今の新しい保存に関する技術も、この「臨床保存」が無ければ、意味をなさないと言うことである。

もう一つ、私が驚いたことは、NKさんの居られる保存修復課の中に環境保存室があって、そこにこれも懐かしいOAさんが居られたことである。
OAさんとは、奈良に居られた時に、現地でお会いしたり、東京でも何度か目にしていたので、その偶然に、保存科学分野の共通点を、更に議論したい衝動にかられている。
NKさん、OAさん同時に話せる機会を是非近々持ちたいものである。
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「YSPS研究所」201301&02まとめ(20130301転記)

2013-03-01 07:58:30 | Weblog
月初めはこの「YSPS研究所」ブログのまとめの日とします。
以下2013年1月&2月のまとめ8件
・・・・・・・
20130105>>>2013年度YSPS研究所の抱負
2012年末から2013年始にかけて、2013年度のYSPS研究所の抱負を考えてみた。
YSPSのYSは私のイニシャルで、PSはPresevation Scienceの略である。
つまり、あらゆるマテリアルの保存を科学として考えることがタスクとなる。
昨年は、大学での保存科学の講義や、会社に対する保存科学コンサルティング、小中学生対象の保存科学教育などを継続又は新規に開拓して来た。
今年は、それらを更に前向きで進展させていきたいと考えている。
この正月4日間で、YSPS研究所に届いた300通を超える年賀状からも、いろんな示唆を頂いた。
特に、今年は5W1Hを意識して、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どの様にして保存科学を具体的に広めて行くのかに注力したいと思っている。
来週からは、世の中が本格的に始動し出すので、そのタイミングにも合わせる必要がある。
では、今年も関係者のご支援・ご協力を期待している。
・・・
20130112>>>対数スケールの新解釈
昨年の「YSPS研究所」ブログ12/29号で、保存科学における対数を取り上げたが、今回はその続きを考えてみたい。
つまり、対数スケールの新解釈と思われるものである。
数日前に放映されていた、NHKのニュース番組で、あるグラフが提示され、あれっと思った。
たまたまビデオに取っていたので、繰り返しそのグラフを見たが、何か変なのである。
グラフの縦軸に違和感を覚えた。
通常縦軸には、真数又は対数が用いられることが多い。
しかし、今回見たのは、対数軸が反対になっている。
つまり、対数の逆数をプロットしている訳である。
数字の小さい過去の部分を霞ませて、最近の数字の大きい部分を強調する考え方である。
私は、以前保存科学を宇宙誕生から現在を俯瞰するために、横軸となる過去からの年代を対数軸で表現して、現在から1年前を0で表すと、100億年前は10となる様なグラフを、将来にも当てはめて、現在から1年後を0で表すと、100億年後は10となる様なグラフを同時表現する試みをした。
その後、所謂ビックバンからの宇宙誕生から1年後を0で表し、100億年後となる現在を10となる縦軸をそのグラフに追加することを考え、日本写真学会主催画像保存セミナーや、東京工芸大での講義で使用したことが有るが、ペーパーによる発表はしていなかったので、事実上未発表となる。
上記、対数の逆数を考えるのは、ちょっと保存科学を俯瞰する良い方法かもしれないと思えるようになってきた。
さて、今後どんな発展が期待できるであろうか?
・・・
20130119>>>Know How から Know Why への転換 
数日前の、夜のNHKテレビ番組"クローズアップ現在"で、コンビナート事故における対処方法が取り上げられていた。
その中で、YSPS研究所としての保存科学でも、とても参考になるロゴが登場した。
"Know How から Know Why への転換"である。
5W1Hを意識した各種マテリアルの保存科学に関しては、以前(3年前の夏)、このYSPS研究所ブログでも数回にわたり、取り上げて、その内容は日本写真学会に解説記事として掲載された。
その時は、所謂When Where Who What Why Howの5W1Hと保存科学の関連性を具体的に述べた。
今回の"Know How から Know Why への転換"では、5W1Hの最後の2項目を合体した考え方で、単なるノウハウだけでは駄目で、なぜそれをする必要があるのかを考える手法であると見てとった。
今後の保存科学に大いに役立つ内容であった。
・・・
20130126>>>再び"映画業界にデジタル化の波"記事
再び、映画業界に於けるデジタル化の波に関する記事が、今朝の日経新聞朝刊40頁に記載された。
タイトルは「消えゆくフィルム映画:繊細な表現可能、惜しむ声」で、昨年初めのコダック社の破産法適用、9月の富士フイルム社の今年3月アナログフィルム生産中止を、再度問題にして、文化としての映画情報の在り方を議論している。
保存科学としても、耳が痛い内容であるが、時代の流れには逆らえないので、そんな時代だからこそ、今また今後もやって行けることが有ると信じている。
それらの事柄を、関係者と充分議論しながら、地道な活動を続けたいと願っている。
・・・
20130202>>>青色申告・確定申告の全資料準備完了
2月に入り、いよいよYSPS研究所としての青色申告・確定申告の時期となった。
今年に入り、小まめに資料やデータ収集を続けていて、昨夜全資料の準備を完了した。
今年度は、生命保険・介護保険などの記入方法が改訂されて、少々複雑になった。
後は、正式に書面にして、提出するのは、当松田町に、小田原税務署が出張してくる2/13にする予定である。
これが済むと一段落である。
・・・
20130209>>>来月初めの出張でバッティング
先月から、今月にかけて、保存科学が関係する出張が続いている。
本日これからも、東大敷地内にある、武田先端知財団主催の「つくって理解:細胞から宇宙まで」と言うタイトルのシンポジウムに参加予定である。
そして、来月初めの出張で何とバッティングが起こった。
昨年7月に引き続き開催される日経スマートシティシンポジウムに、エントリーして、昨日その受講票が届いた。
前後して、2年間続いた酒匂川監視モニターの最後の会議開催通知が届き、上記シンポと重なってしまったのである。
どちらを優先するか、悩んだが、二日連続して開催される日経シンポを優先し、モニター会議は不参加する旨を昨日電話連絡した。
活動費として支払われるお金は、別な日に直接取りに行くことになった。
ちょっと面倒だが仕方がない。
・・・
20130216>>>自然災害と人的災害
ここに来て、地球規模で自然災害と人的災害に関する多くのニュースが話題提供をしている。
自然災害は、そろそろ2年になる東日本大震災が記憶に生々しいが、昨日のロシア隕石落下のニュースは、目を疑う災害となっている。
こんなことが、日本でも起こったら、またまた大パニックとなりそうである。
近未来で予測されている富士山噴火も含めて、実際に災害が発生した時のシミュレーションはとても大切であると考えられる。
つまり、一度でもイメージトレーニングしたかどうかは、とてつも無く大きな差となって現れるものと思う。
一方、人的災害に関しては、自然災害とは対照的に、そのタイミングを予測することはより可能だと考えられる。
東日本大震災に呼応して発生した福島原発事故、先日のアルジェリアでのテロ、最近各地で発生している車絡みの事故などは、とらぶる発生後に冷静に判断すると、充分に防止できた可能性が大きいと言わざるを得ない。
しかし、我々がそれらのトラブルに遭遇することを想定すると、事前にシミュレーションできる可能性はかなり低くなってしまう。
いずれにしても、上記二つの対照的な災害に対して、ひとりひとり自分の問題であるとして、取り組むかどうかが、災害防止に対する大きな差異となると考えられる。
保存科学を掲げるこのYSPS研究所としても、常にこの考え方を念頭に於いて活動を続けたいと思っている。
・・・
20130223>>>東京国立博物館の保存科学
現在、定期的に録画して、後で見ているテレビ番組の中に、NHK放映の「探検バクモン」がある。
先日、東京国立博物館に勤務されているNKさんからメールが届き、今週と来週の2回、NHさんが説明役で、当博物館の保存科学に関する番組が放映されるので、是非見てほしいとの連絡が有った。
毎週、当番組を見ているとのメール回答をして置いたが、先日一回目を見た。
なかなか見ごたえのある、YSPS研究所としても、深く考えさせられる内容であった。
この、一回目の番組を見ての感想を保存科学の観点から考えてみたい。
内容は、今回リニューアルされた東洋館の新規設備についてである。
1.多くの展示物に免振台を採用し、従来は地震対策として壁に固定していたものが、360度見学できるようにした。これは画期的な技術である。でも、金がかかりそうで、当館だから出来る技術で有ると感じた。
2.ガラスケース内で展示されているミイラ遺物の長期保存を考慮して、多量の脱酸素剤を使いケース内酸素濃度を1.6%まで下げていた。また、調湿剤で、相対湿度を50~60%にコントロールされていた。こちらも素晴らしい保存技術であると思う。
3.ガラスケース内にある展示物が、反射光で見にくくなるのを防ぐために、高透過度・低反射率の二枚ガラスを採用しているものが紹介されていた。この展示技術も評価されるものである。
4.最後に、展示物の詳細部分を見るためにガラスケースに近づくと、自分の影で見えなくなる不都合を回避する工夫がされていた。つまり、展示画像のガラスケースを若干上向きに傾斜を付け、そしてほぼ真上から照明を当てると言う手法である。
なるほどと、納得がいく内容であった。
今回の1回目放映からは、以上の様な展示を含めた保存科学技術が有った様に感じたが、実際はもっともっと苦労話が有ると思う。
来週の二回目を見た後、保存修復課課長のNKさんとアポを取って、ゆっくりと議論をして見たいものである。
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