吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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七の封印について 空海の東寺 No260

2011-05-07 13:35:43 | 神霊界考察
前回より七の封印について論じてきているが
『七の封印について フレンチ・ブルーダイヤモンドの封印 No236』 
『ナーガの七頭から八頭への変遷への疑問 No254』

数字の7には特別な力があると考えられてきているのは間違いない。
キリスト教的には悪魔を封印する力というような意味合いでいいのかもしれない。
ヨハネの黙示録では七つの教会へのメッセージと七つの封印の開封と
七人の天使と七つのラッパと七つの鉢による七つの災いと七つの至福が描かれている。
日本でも北斗七星の陣形に封印の力を感じ北の守護の毘沙門天や
三面大黒天の封印の秘術が為されている。
しかしこの封印は使い方次第で増強の効果と減衰の効果をもたらす二面性を持つように感じられる。

星空の北極星と北斗七星との関係でも北極星の位置は北斗七星から割り出すことをしている。
北斗七星が北極星を護るように北極星の周りを周回している。
そして北極星自身はこぐま座という小柄杓グループに属している。
北斗七星の大柄杓に対して小柄杓という入れ子構造がここにもある。
北斗七星は輔星(アルコル)が描かれれば北斗八星となる。
北極星の力を増強するのか弱めるのか
その北極星において七の力を強めるのかあるいは八の力を強めるのか等
封印技法にはいろんな展開がある。

筆者は三輪山に毎年赴いて経験を積み重ねているが
この三輪山は出雲の神霊と繋がることは周知の事実であり
出雲縄文由来の狭井大神と出雲神の『大巳貴神』
新しい神である日向神である天照神と少彦名神などが祀られているが、
出雲神と協力関係にある少彦名神が後年に厄神封印のために
祭祀されているという複雑な構造にある。
その上に空海が三面大黒の封印をなしている。
大國主命を神名乗っ取り封印法によりの大黒(マハカーラ)で封印している。
この神法により大國主命は大黒さまと混交したと思える。
ところが最澄はこの三輪の三輪明神を三輪の真北に設けられた日吉大社に勧請している。
これは理解に苦しむところであるが
日吉大社には素戔嗚尊と繋がる牛尾宮の八王子山があるが
山王七社権現や山王祭りでの七本柳からの出発や七基の山王神輿等で七の数字に彩られている。
ちなみに神戸山王まつりでも大神輿七基に小神輿七基なのでこの七は故意のようである。
ここで封印されているのは牛尾神である素戔嗚尊と八王子神である。
『熊本霊ラインと�壓がる日吉大社の謎』
最澄というよりも天武天皇が素戔嗚尊に繋がる朝鮮系という話に従い
天智天皇が素戔嗚尊を封印したと考える方が素直かもしれない。

空海が出雲のあるものを封印したのは京都の東寺でも感じられる。
東寺は教王護国寺と呼ばれ平安遷都後の鎮守を担っている。
この遷都も天武系からの切り離しの意味合いや出雲からの呪を避ける
意味合いががある可能性がある。
これは当時の蝦夷アテルイ征伐と出雲の関係をもう少し学んでから再度報告したい。
ただ東寺の寺紋である八雲東寺紋は中心の雲を七つの雲で封印している。
さきほど述べた北極星とその周りを巡る北斗七星を思い出していただきたい。
周囲の雲の配置が七なのか八なのかで意味合いは全く変わることになる。
これは三輪山での封印を思い起こさせる図形となっている。
ただ七角形はルーローの定幅図形足りえるのでイギリスのコインにもそういうデザインがある。
イギリス50ペンス
なんでもかんでも封印に結びつけるのは愚であろう。

ちなみに七の封印をしない北斗七星図というものは
『加藤清正公と鎮宅靈符神 No039』に記載している。
この図を見ていただければ分かるように北極星を除いても北斗八星図となる。
これはキトラ古墳等で知っている人も多いとは思うが輔星(アルコル)を含めて北斗八星図となっている。
ミザールと輔星アルコル


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2 コメント

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吉田様へ (すずたま)
2018-10-11 11:48:10
まことに勝手ながら、拙ブログにこちらの記事の一部や画像を掲載させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
吉田一氣 (すずたま様へ)
2018-10-11 11:51:28
恐縮いたします。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
こちらこそこれからも宜しくお願いします。。
返信する

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