山心 花心 湯心

山や山野草、名湯を求めて,九州を中心にうろついてます。

「酉」のはじめに、「古き」を温ね、「大平の世」を祈る!(新春三座巡り!)

2017年01月10日 | 山登り


9日の月曜日に、近頃では恒例になっている「新春三座巡り」に行ってきた。


一昨年は、「聖岳」、「鬼ノ鼻山」、「虚空蔵山」の三座。
昨年は、久住の「天狗ヶ城」「中岳」「久住山」の三座。

それで、今年の登りはじめをどこにするか?

いつもの仲間といろいろ相談していた。

本当ならば、雪の久住が一番なのだが、中々そうは問屋が卸さない。

その結果、古処の山岳遺産がらみにしたいということになった。

それで、表題としてるように少しだけこじつけながら、
一座目を、朝倉の寺内ダム近くの「鳥屋山(とやさん)」
二座目が、八丁越からの「古処山」
三座目が、秋月と甘木の間にある「大平山」


古処の八丁越からのルートを40数年前に歩いただけで、他は未踏の道だ。

参加者は、いつものYさんとKさんと私の3人。

7:00に家を出て、順にピックアップして

9:27に登山口を出発。



少し登っていくと、今は工事中のキャンプ場に着く。



男滝、女滝を見ながら、



左手の急登を登っていく。



みんな初めての山であるが、けっこう趣がある。



「鳥屋山」は、弘法大師が開いた霊場で山伏の修験場として知られる名峰だそうで、
登山路には、石塔や石仏が数多くあった。



「石仏大好きおじさん」である私は大喜び。



ついついカメラを向けてしまう。



感じの良い山道を登っていく。



山道も整備されているところもあったり、



と感心していると、8合目にとうちゃこ!



ここから少しだけ「鎖場」。



昨日の雨に濡れているので慎重に!



10:45 「鳥屋山」にとうちゃこ!



「鳥屋山」の頂上では、日田から来られたご夫婦と歓談!
写真を取り合った後は、すぐに「奥の院」へと向かった。


と、ここで「男岩」が出てきた。



「鳥屋山」の頂上付近にあるという「男岩・女岩」



高見が大好きなYさん!「ご満悦だね」



続いて、「女岩」には壁に阻まれた。
雨に濡れてなかったら挑戦もあったかな?


11:15 頂上から10分ほどで「奥の院」とうちゃこ!



「奥の院」がこれまた素敵な場所だった。



良いお顔立ちの石仏さんばかり!



「奥の院」では、田川からの8名グループと少しだけお話をした。
読者登録」をしている「路傍の石」さんの山仲間の人もおられた。
山に登ればこんな出会いもあり、それもまた素敵なことだ。


そして、下山途中には、「女岩」にも登れた!
こちら側からなら簡単に登れたんだね!


今日は後の予定がまだ残ってるので急いで下山。

12:25 キャンプ場のところで今日の豪華ランチ!



今の時期あまり花はないけど、季節はずれの「ツツジ」や



咲きはじめてきた「サツマイナモリ」をパチリ!



そして、急いで次の二座目の登山口へと向かった。


13:56 八丁越から登りはじめる。



こちらもとてもいい雰囲気な山道だ。



植林もとても味わいがある。



気持ちよい山道が続く!



途中からけっこう急登になってきた。
足取りが重くなってきたかな!


14:55 古処山キャンプ村との出会い
少しお疲れモードが顔に出てるよ!


ツゲの木が現れてくると、頂上は近くなってくる。



古処の独特の稜線を歩いていくと



15:24 二座目「古処山」にとうちゃこ!



誰もいない頂上でYさんと「ツーショット?」



そんなのよりこちらの景色が良いに決まってる!
「天使の梯子」が私たちを迎えてくれた!


さぁ、もう一つ頑張らなければいけない。急いで下りよう!



16:25 私たちは、下山はとても早いのだ!



そして、またまた先を急いだ!


16:53 三座目の「大平山」登山口。



疲れた体にムチうって最後の階段を上っていく。
だんだん夕闇が迫ってきた。


17:10 そして、誰もいない「大平山」の頂上へとうちゃこ!
どうにか明るさが残っていてくれた!


年末年始のなまった体には、朝倉路の三座巡りは少しこたえたけれど、

筑後平野に広がる夕刻の美しい景色を前にして、



改めて、「酉のはじめに、古きを温ねて、大平の世を!」心から祈った!


帰りには、今年の初お湯として、甘木の名湯「卑弥呼の湯」で汗を流して、
足の疲れは残ったけれど、身も心もきれいになって家路についた。



コメントを投稿