埼玉シリーズの講演の4回目で、川越へ行く。
古い家並みがあって面白い町。
同行の友人は、なんと岡崎のときの小学校の同級生。
彼との不思議な縁で、今回の講演会でしゃべることになった。
私の初期のエッセイに出てくる男で、クリスマスの日に新宿小田急デパート
の前で、私が5000円を拾って、
クリスマスケーキを買って二人で食ってしまった
という話。
講演週間はまだまだ続く、明日は前橋で500名くらいを前に講演。
金曜日は伊勢原で講演。
午後5時に西武新宿駅の改札口で、筑摩書房のNさんと待ち合わせていた。
早く戻ってきたので、ぺぺの中を歩いていたが、なんとも田舎の雰囲気。
なんとなく中の暗い、デパート?
そこで、Nさんから12月7日発売の、ちくま新書「医学は科学ではない」の
サンプル本を受け取る。
新刊ができても、宅配で著者分10冊送ってくる編集者もいれば、
こうやって、きちんと届けてくれ、完成を喜んでくれる編集者もいる。
1年がかりでかき上げた本だ。今年、最も気合い(言いたいことを書いた)の
入った本だ。
雑誌「アエラ」で前作のちくま新書「男が学ぶ女脳の医学」の辛口書評を
某有名評論家に書かれ、まあこっちにもいいたいことがあると思っていたが、
その時「この評論家は医学が科学だと思っているんだ」という
ことに気が付き、そこから今回の新書が生まれた。
つまり、アンサー本ということだ。
だれも乗っていない川越号
昼間の下りですからね