ほぼ週二 横浜の山の中通信

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鉄道よもやま話 4 ~都立大学、学芸大学、東海大学前~

2016年07月09日 | 鉄道・リニア新幹線・航空機

東急東横線を自由が丘から渋谷に向かうと、「都立大学」駅、「学芸大学」駅と続きます。これらの駅は、とっくに大学が移転しているのに、名前を変えないので有名です。

 

都立大学は1991年に多摩ニュータウンに移転し、そして「首都大学東京」という変な名前になりました。目黒区八雲と世田谷区深沢の跡地には何も残っていないので、都立大はもう戻って来ません。じゃあ何でこの名前? こんな駅名詐称は中国より悪質。昔の名前の「柿の木坂」駅に改名したら。 良い名前じゃないですか。ところで、柿の木坂は駅から3里(12㌔㍍)もありません。直ぐそこです。(わかるかな? わからないだろうな。これがわかる人は絶滅危惧種ですね)

 

学芸大学も、私が会社に就職した頃は既に跡形も無く、付属高校だけが残っているということでした。しかし、付属高校ではダメだよ、大学じゃないよ。看板に偽りあり。中国並みだね。学芸大学駅は碑文谷駅にするべきだよ。最近、ダイエーと公園の池でニュースに出たし。

 

余計な知識ですが、教員養成系の大学は「何とか教育大学」に名前を変更させられたそうですが、東京だけ「学芸大学」の名前が残りました。

 

そんなに大学にこだわるなら、「日吉」駅は「慶応大学」駅にするべきだよ。日吉なんて他に何もないし、大学は駅のまん前じゃないか。「都立大学」駅、「学芸大学」駅が残っているのは、国立と都立だから? 

 

駅名変更を先延ばしするほど費用がかかるよ。メトロ副都心線と直通する前に変えるべきだったね。

 

次は小田急線です。

小田急線を本厚木から小田原に向かって行くと、順に本厚木、愛甲石田、伊勢原、鶴巻温泉、東海大学前、秦野、渋沢、新松田、この次に5駅(駅名省略)があって終点小田原です。鶴巻温泉と次の東海大学前間がやけに短いのに、東海大学前と次の秦野間がやけに長い。それで、東海大学の開校に合わせて、新しく東海大学前駅を作ったのかと思いましたが、そうではなく昔からの駅だそうです。ただし、昔の名前は大根(ダイコンではなく、「おおね」。このあたりの地名)です。

 

この東海大学前駅は、名前の通り東海大学・湘南キャンパスの最寄り駅です。いつも思うのは、「ここは湘南か?」です。海は遠いし、むしろ丹沢の方が近い。近くの厚木市には、ソニーが経営する「湘北」短期大学が存在するように、ここはどう見ても湘北ですよ。湘南と名乗っている根拠は平塚市だから? しかし、ちょっと無理があるんじゃないの? 平塚市と言っても、ここは平塚市の最北端、しかも東海大学前駅は秦野市。

 

このあたりの地理に詳しくない関東以外の高校生は、「東海大学は湘南にあるのか」と思って受験する人も中にはいるでしょうね。合格して、ここに来てみたらビックリ。丹沢の山々が間近にあり、まわりは田んぼや畑。といっても、「詐欺だ!」と正面切って文句を言い難い。「お前は遊びに来たのか!」と言われそうだし。本当はそうなんだけど。

 

ついでに小田急に一言。今の「急行」は「急行」と言えるの? 本厚木から小田原まで各駅停車の「急行」もある。本厚木、愛甲石田、伊勢原、鶴巻温泉、東海大学前、秦野、渋沢、新松田の各駅には必ず停まるし、新松田と小田原間の5駅にも義理堅く停まる急行もある。「急行」は「準急」に格下げだよ。今の「準急」はさらに格下げ。そして「快速急行」は「急行」だよ。

 

2016.07.09

 

題名を「駅名の不思議 その3 ~都立大学、学芸大学、東海大学前~」から変更しました。

2017.04.17

 


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