親子の人間関係を学び直す 親業

とても大切な我が子に、貴方を大切に思っているんだよ。という思いをちゃんと伝える方法を学びませんか。

修学旅行

2014-05-26 17:54:13 | お知らせ
5月の下旬に修学旅行に付いて行くという仕事がありました。高校です。産休代替のため5月の2日から仕事に入ったので、先生方の様子も、まして生徒のことは全く理解出来ていない中でのことです。
先生方は、5月から入れ変わり、立ち代わり気を使って声をかけて下さるような、成熟した雰囲気のある職場です。
生徒も授業では、しっかりと耳を傾けてくれる雰囲気です。
しかし、2泊3日の修学旅行となれば、平気な顔でいましても、人間地図のあまりに不足した中では、心細いことは確かです。
最終日まで、起こりうるであろうという少しの障害以外は、とどこおりなく旅程が進みました。
そんな中最終日の小樽でのフリータイムの出来事で、嬉しいことがありました。
教員もお土産を買えるような時間がいただけました。一人で六花亭に行き、マルセイバターサンドを積み上げて、おっとっとと皿回しのようにレジに向かっておりました。すると一人の男子生徒が「これは、先生が使ったほうがいいよね。」と自分のマルセイバターサンドが一つ入ったカゴを自分のを取り出しながら差し出してくれました。
「ええっ!いいの、ありがとう。」と
心があったか~くなりました。「部活に買ったの?」「家に買いました。」お家の構成メンバーはわかりませんがマルセイバターサンドを美味しいいただく、あたたかい空気が私に流れてきました。
レジをすませて「ありがとうね。」と笑顔で別れました。バスの駐車場までお店への往復含め15分しか時間がなかったのでカゴなしで突撃していたなかのことです。
この生徒は、思春期の真っ只中にいながら、さらっと さりげなく助けの言葉をかけられる。素敵だなぁ。この時点でこんな心が育っていれば、これからの人生も大丈夫です。
親業はまさにそんな子を育てていきたいスキルです。