「教科書出版」のお話。 「教科書」がやっと出版されたというのが、私の実感。黒龍江大学日本語学科では、昨年の前半から準備を開始し、高等職業学校で使用する日本語の「教科書」<実用日本語>を出版することになった。同大学日本語教師の張広先生のご指導のもと、私も「教科書出版」のお手伝いをさせてもらうことになった。
教科書にある「会話文」の中に誤りはないか。「例文」として挙げた文章表現は適切か。日本で最近、使われていない漢字や表現はないか。質問に対する回答は正しいか。などを注意深く確認する作業で、なかなか気が抜けない日々が続いた。毎日、この「教科書」の原稿を何回も加除、訂正し、やっと出来上がった「教科書」だ。私にとっても非常に思い入れのある<CD付き>の「教科書」となった。
有難いことに黒龍江大学の陳百海院長や張広先生のご配慮により、教科書の「前書き」の中に、私の名前も記載してもらった。私としてはこの「教科書」を利用される学生諸君の日本語能力が、更に向上することを心から望んでいる。
「教科書出版」 完成した教科書。
「教科書出版」 教科書についているCD。
「教科書出版」 教科書の「前書き」の中に、私の名前も記載していただいた。