元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.634  「教科書出版」のお話。

2012年01月31日 | 日記

「教科書出版」のお話。           「教科書」がやっと出版されたというのが、私の実感。黒龍江大学日本語学科では、昨年の前半から準備を開始し、高等職業学校で使用する日本語の「教科書」<実用日本語>を出版することになった。同大学日本語教師の張広先生のご指導のもと、私も「教科書出版」のお手伝いをさせてもらうことになった。 

教科書にある「会話文」の中に誤りはないか。「例文」として挙げた文章表現は適切か。日本で最近、使われていない漢字や表現はないか。質問に対する回答は正しいか。などを注意深く確認する作業で、なかなか気が抜けない日々が続いた。毎日、この「教科書」の原稿を何回も加除、訂正し、やっと出来上がった「教科書」だ。私にとっても非常に思い入れのある<CD付き>の「教科書」となった。 

有難いことに黒龍江大学の陳百海院長や張広先生のご配慮により、教科書の「前書き」の中に、私の名前も記載してもらった。私としてはこの「教科書」を利用される学生諸君の日本語能力が、更に向上することを心から望んでいる。

「教科書出版」      完成した教科書。

「教科書出版」         教科書についているCD。

「教科書出版」        教科書の「前書き」の中に、私の名前も記載していただいた。


 


No.633  「スキー」のお話。

2012年01月30日 | 日記

「スキー」のお話。    先日、私は黒龍江大学の体育部の10数名の先生方と「スキー」を楽しんだ。行き先は「帽児山スキー場」。当大学からスキー場まで高速道路を自家用車で時速120㌔で飛ばすと、一時間20分程度で到着する。ハルビンの高速道路は時速120㌔で走ることができる。ハルビンからスキー場までの普通車の高速料金は、36元(日本で約450円)。

「帽児山スキー場」に到着してから、私は先生方のスキーの着替えの様子を見てたいへん驚いた。体育部の10数名の先生方のスキー支度で最初に驚いたのは、全員がヘルメットを出し始めたからだ。次に「スキー靴」や「ストック」それに「スキーズボン」は競技用のものを着用し始めた。先生方はアルペンスキーの選手なのだ。

今回、私にスキーの指導をしていただいた先生は、体育部の主任で、黒龍江省のアルペンスキーの第一人者の李明智先生。李先生のスキーは、とにかく速くて安定した滑りをされる。体格はがっしりしており、普段から鍛えてあげている足腰は、私の倍くらいの太さがありそうだ。私はゲレンデの途中で何回か止まりながら滑っていくが、先生方は「軽い雪」と「アイスバーン」のゲレンデを雪煙を上げて一気に下まで降りて行ってしまう。私も10数年振りに、<スピードスキー>を楽しんだ。 

「スキー」       ハルビンから「帽児山スキー場」まで普通車の高速料金は、36元(日本で約450円)。

「スキー」      ヘルメットをかぶり、競技用のスーツを着込む先生方。

「スキー」      黒龍江省のアルペンスキーの第一人者の李明智先生(左)と筆者(右)。

「スキー」      「帽児山スキー場」の頂上付近。右端が筆者。

「スキー」      李先生の豪快な滑り。


「スキー」      あっという間に下まで滑り降りた。

「スキー」      月曜日とあってスキーヤーは少なかった。

「スキー」       これから乾いた雪の上を滑り降りる筆者。

「スキー」        誰もいなくなったゲレンデ。

「スキー」      正面下の小山はスノーボード用のゲレンデ。

「スキー」       今年は雪が少なく、黄色の「人工降雪機」が活躍していた。

黒龍江大学の日本人留学生、川上さんのご両親と偶然、スキー場で対面。 李先生と川上さんのご両親との記念写真。

「スキー」      この近くはウサギ(左)やキジ(右)が多く、スキー場の前で販売していた。

「スキー」       地元で採れる「キノコ」なども売りに出されていた。


 


No.632  「歓迎会」のお話。

2012年01月29日 | 日記

「歓迎会」のお話。            新潟県からハルビンに来られた「黒龍江大学友好交流の旅」の代表団の皆さんを「歓迎会」に招待してくださったのは、黒龍江大学日本語学科の卒業生で、黒龍江省人民政府外事弁公室日本処の李勝彬処長さん。ありがたいことに、いつも心温まる立派な「歓迎会」を開催していただいている。

李勝彬処長さんの心のこもった歓迎の<挨拶>の後、テーブルごとに「自己紹介」と、高級「白酒」の<乾杯>が繰り返された。「歓迎会」も徐々に盛り上がり、広い会場も「笑い声」と「歓声」に包まれた。この日は日曜日にもかかわらず、外事弁公室日本処から、ご多忙の中、朱星和さん、丹碩さん、郭文博さん、敬剣さん、それに新潟県ハルビンビジネス連絡拠点のチーフの房為民さんも参加された。

明日の朝、早く起きて飛行機で新潟に帰らなければならない代表団の皆さんである。これからホテルに戻って帰国の支度ができるかどうか、私が心配するほど、交流を重ねた参加者も見られた。楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまった。外事弁公室日本処の皆様に心から厚く感謝申し上げたい。「歓迎会」に参加者された皆さん、大変お疲れ様でした。

「歓迎会」        「酔わないうちに」と、参加者全員で記念写真。 この判断は正解であった。

「歓迎会」       李処長さんの、心温まる歓迎の挨拶。

「歓迎会」       一人ひとり、お礼の挨拶。

中国語で挨拶をされた和須津さんの奥様には、黒龍江省人民政府外事処弁公室日本処の皆様から大きな拍手が。

新潟県職員労働組合本庁支部主催の「中国語教室」で練習した立派な<挨拶>を披露する船見さん。

「歓迎会」        流暢な日本語で、歓迎のご挨拶を述べられる、房為民さん。

「歓迎会」        「白酒」の効果が効き始めてきた参加者。

「歓迎会」        黒龍江省人民政府外事弁公室日本処の皆さんとの記念写真。

 

「歓迎会」        「白酒」の瓶を持って乾杯。

 「歓迎会」        平岡様ご夫妻と李処長さん。

「歓迎会」      今年、山形県の国際交流員になられる予定の、敬剣さんと筆者(右)。


「歓迎会」         冬に食べられる「スイカ」。

「歓迎会」      珍しい「ハト」の丸焼き。

 




 


No.631  「賑わう松花江」のお話。

2012年01月28日 | 日記

「賑わう松花江」のお話。           私は新潟県からハルビンに来られた「黒龍江大学友好交流の旅」の代表団12人の現地案内役として、先日、ハルビン市内を流れる大河松花江」を一緒に散策した。川は厚い氷に覆われており、多くの若者や家族連れなどで、たいへんな賑わいを見せていた。 

スターリン公園の広場では、小さな子供が可愛い手でコマを回して楽しんでいた。広場に作られた大きな「氷像」の前には、記念写真を撮っている多くの若者の姿が見られた。昨年はこの広場から松花江」の凍結した≪イベント広場≫に入場するのに、100元(日本円で約1.250円)を徴収されていたが、今年は嬉しいことに<無料>となっていた。 

松花江の上では「コマ」や色とりどりの「わた飴」を売る店が繁盛していた。自動車の古タイヤの上に乗り「滑り台」を歓声を上げながら「スピードの出る滑り」を楽しむ人々の姿も見ることができた。また、歩いて対岸の「太陽島公園」の<雪まつり>を見学に行く人々の姿もあった。松花江」の氷の上は、寒い「冬」を楽しんでいる多くのハルビン市民の姿を拝見することができる絶好の場所でもある。 

「賑わう松花江」         コマを回して楽しむ子供。

「賑わう松花江」         大きな氷像。これからこの上にに登って「記念写真」を撮るところ。

 昨年、この広場から松花江」へ入場するのに100元(日本円で約1.250円)を徴収されていた場所。今年は無料。     

 「賑わう松花江」       川の上で遊んでいる人々を見学している人。

「賑わう松花江」      大きな滑り台。

「賑わう松花江」      手前は「わた飴」を売っている場所。

 「賑わう松花江」         色とりどりの「わた飴」を売っているところ。

「賑わう松花江」         手前は「コマ」を売っている人。

「賑わう松花江」         自動車の古タイヤの上に乗り「滑り台」を歓声を上げながら滑り降りる若者。

「賑わう松花江」


 


No.630  「東北虎林園」のお話。

2012年01月27日 | 日記

「東北虎林園」のお話。    私は新潟県からハルビンに来られた「黒龍江大学友好交流の旅」の代表団の皆さんを「東北虎林園」に案内させていただいた。出発前、宿泊ホテルには、代表団の友人に会うため、元新潟県国際交流員の応爽さんが駆けつけてくれた。世界は狭いもので、今回の現地ガイドをしていただいた元新潟市国際交流員の董さんとは、ハルビン師範大学日本語学科の同級生とか。偶然の出会いであった。

「東北虎林園」へ行くまでの道の両側には、30階建ての高層ビル群があちらこちらにそびえ立ち、参加者にハルビンの燃えるような経済エネルギーを実感してもらった。「東北虎林園」に到着すると、私は参加者の皆さんを先ず<トイレ>にご案内した。ここは参加者にとっては、珍しい「有料トイレ」。利用料金は5角(日本円で約7円)。

「東北虎林園」では、虎に与える「餌」を買うことができる。「牛」は値段も高く、1頭が2800元(日本円で約35.000円)、「羊」は1頭、800元<(日本円で約10.000円)、「鶏」は1匹、60元(日本円で約750円)。私たちが入園したときは、「鶏」を買ってくれた観光客がいたため、迫力ある「東北虎」が、竿の先に縛られた「鶏」を食べる場面を見ることができた。一方、鮮血を見る≪弱肉強食≫のこれらの光景を「残酷」なシーンだ、と非難する人々がいるのも事実である。皆さんはどう思われますか。

「東北虎林園」       虎の口の中で記念写真。

「東北虎林園」       出発前のホテルで元新潟県国際交流員の応爽さんと記念写真。

「東北虎林園」       青空の下、ゆっくりとくつろいでいる「東北虎」。

「東北虎林園」       ゆっくりとくつろいでいる「東北虎」。

「東北虎林園」       ゆっくりとくつろいでいる「東北虎」。

「東北虎林園」       ゆっくりとくつろいでいる「東北虎」。

「東北虎林園」       虎の餌となる「鶏」の足を「竹」の先に縛り付ける係員。

「東北虎林園」       東北虎の餌になる「鶏」。

「東北虎林園」       東北虎の餌になる肉の塊。

「東北虎林園」       竹の先につけた「鶏」(左上)を、東北虎の頭上に差し出す係り員。

「東北虎林園」       餌の料金表。

「東北虎林園」       有料トイレ。

「東北虎林園」へ行く途中に見える高層住宅群。

「東北虎林園」へ行く途中に見える高層住宅群。