元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.603  「今学期、最後の授業」のお話。

2011年12月31日 | 日記

今年は皆様方からいろいろな面で大変お世話になり、本当にありがとうございました。早いもので黒龍江大学へ日本語教師として赴任して約110カ月になりました。これまで大きな病気もせず、皆様方に助けられながら、向学心に燃えている学生と一緒になって緊張感のある大学生活を送っております。今後とも健康に留意し、日中友好交流促進のため、微力ながら努力していきたいと考えております。来年もよろしくお願いいたします。

 

「今学期、最後の授業」のお話。     今のこの時期が学生にとっては、期末試験に向け、夜遅くまで予習・復習をしたり、朝早く図書館へ行って勉強しなければならない、一番辛くて、厳しい日々となっている。今日も新しい「図書館」の入口前で、気温が氷点下15度前後の中、図書館の勉強場所を確保するため、午前7時の開館前に並んでいる100人以上の学生達の「長蛇の列」を見ることができた。

来学期、私は今の1年生と2年生の「会話」の授業を担当することになった。今の3年生の「精読」の授業は来学期、残念がら担当しない。従って、私にとって勉強熱心な3年2組のこの授業が、最後の「精読」の授業となった。授業終了後、「健康第一」「石の上にも3年」「雨垂れ石を穿つ」「継続は力なり」の話を学生への<贈る言葉>とした。

 
「今学期、最後の授業」      勉強熱心な3年2組の学生との記念写真。


「今学期、最後の授業」       向学心に燃えている3年1組の学生との記念写真。

「今学期、最後の授業」      明るくて元気のいい3年3組の学生との記念写真。



今学期、最後の授業の日の早朝、気温、氷点下15度前後の中、図書館前に並ぶ学生達。



「今学期、最後の授業」       気温、氷点下15度前後の中、図書館前に並ぶ学生達。




No.602  「忘年会」のお話。(その6)

2011年12月30日 | 日記

「忘年会」のお話。(その6          先日、黒龍江大学東語学院の「忘年会」が、当大学構内の「C区」にある「学生食堂」の3階の一室で開催された。「学生食堂」と言っても、この食堂の3階は、週末になると「結婚式」が度々開催される。大きくて立派なステージのある「結婚式場」や「カラオケルーム」など大小、様々な宴会場を持っている。

当大学東語学院は日本語、韓国語、アラビア語の3つの学科からなり、この日の「忘年会」には3科の教職員約40名が集まった。黒龍江大学は東語学院を含め32の学院がある。昨年と違い、我が東語学院の今年の「忘年会」には、ご多忙の中、当大学トップの党委書記の楊震先生、校長の張政文先生ら4名の先生方が、わざわざ「挨拶」のために顔を出された。

席上、4名の先生方は、今年の当大学の重要事業を振り返り、教職員に<感謝>と<激励>の「挨拶」をされた後、ビールで「乾杯」された。4つのテーブルを回り、教職員に言葉をかけ、一年間の労をねぎらって「忘年会」の席を後にされた。黒龍江大学の研究所の技術でつくられたアルコール分38度の「白酒」と、「ハルビンビール」そして、美味しい「料理」を囲みながら、私は普段お世話になっている中国人日本語教師の先生方と、約3時間に及ぶ懇談を楽しんだ

「忘年会」に出席された、当大学のトップの党委書記の楊震先生(中央右)、校長の張政文先生(中央左)4名の先生方。

「忘年会」     4名の先生方は各テーブルを回られ、職員の労をねぎらった。

「忘年会」       挨拶をされる黒龍江大学東語学院の陳百海院長。

「忘年会」      黒龍江大学の研究所の技術でつくられた、アルコール分38度の「白酒」。

黒龍江大学の研究所の技術でつくられた、アルコール分38度の「白酒」の箱(「黒龍江大学」の文字が印刷されてある)。

「忘年会」      年を忘れて乾杯!!!。

「忘年会」

「忘年会」

「忘年会」

「忘年会」      学生食堂3階のメインホールでは、学生会の「催し物」が開催されていた。


 


No.601  「スキー」のお話。

2011年12月29日 | 日記

「スキー」のお話。   先日、私は今シーズン初めての「スキー」を楽しんだ。行き先は、黒龍江省でも有名な「帽児山(まおあーしゃん)スキー場」。私が参加したのは、黒龍江大学外国人留学生の文化活動の一環としての<スキーツアー>。当大学で留学生の人数が一番多い「ロシア」を始め、「韓国」、「日本」、「イタリア」、「スーダン」などからの留学生30が、1台のバスに乗り込んだ。 

行きのバスの中で、当大学外事処の胡先生から「スキーのうまい伊藤先生が参加しているので、初心者は教えてもらいなさい」との案内があり、私は日本人、韓国人、イタリア人など8人の初心者を対象に「スキー教室」の講師を務めることになった。参加者の半数は初めてスキーを体験する学生であった。

しかし、「スキー教室」の参加者はビックリするほど運動神経も良く、基礎を少し教えたら、かなり滑れるようになった。最後はリフトに乗って頂上まで行き、そこからやや急な斜面を降りてこれるまでに上達した留学生も見られた。お昼からスキーを滑り始め、午後3時の終了までアッという間に時間が過ぎてしまった。帰りのバスの中、留学生たちは疲れが出て「熟眠体制」。皆様、たいへんお疲れ様でした。それにしても楽しい「スキー」の旅でした

「スキーツアー」参加者全員で、記念写真。

「スキーツアー」参加者全員で、記念写真。

私が講師を務めた「スキー教室」の参加者らで記念写真。

「スキー」終了後の記念写真。

「スキー」終了後の記念写真。

「スキー」終了後の記念写真。

行きのバスの中で挨拶される胡先生。


バスの中で可愛らしい「ポーズ」をとる、日本人留学生。

私の「スキー教室」の光景。

「スキー場」に風でなびく、色とりどりの「旗」。

「スキー場」に風でなびく、色とりどりの「旗」。

「貸しスキー」の窓口。

「貸しスキー」の窓口。

このストックでも「OK」と言われ、交換に応じてもらえなかった。実際は雪が固く、このストックでも十分役目を果たした。

私が借りた「スキー道具」。

昼食会場の「平山賓館」

昼食会場の「平山賓館」の正面玄関と、私たちの乗った赤いバス。



 


No.600  「おめでとう≪600回≫達成」のお話。

2011年12月28日 | 日記

「おめでとう≪600回≫達成」のお話。   「500回」から「600回」までの間で一番困ったことは、パソコンがダウンしたことだろう。中国語のソフトを入れたりしたため、文字の入力方法がこれまでと少し違ったりもして、現在でも少し戸惑っている状態が続いている。12月に入り、通常の「授業」の準備のほか、「期末試験」問題の作成や採点の準備、「卒業論文」の作成指導などをしなければならない大事な時期のアクシデントで大きなショックを受けた。

一時はこの「ブログ」も消えてしまうのではないかと本気で心配もした。「ブログ」の記事を書くための取材活動(?!!)も一時、中断した。これから少しずつパソコンに慣れていくしかない。それにしても多くの人から読んでいただいているこの「ブログ」も「600回」をなんとか無事、迎えることができた。この間、ご支援、ご協力いただいた多くの皆様方に心から感謝申し上げたい。

特に、いつも力強い応援をいただいている荒張様、小田先生、西山先生、尾上様、梨本様、斉藤様、山田様、韓先生、孫博士、ちょちょら様、燕市長様、吉倉様、田村様、房先生、新潟県庁の皆様、新潟エ一ジレス野球部の皆様、燕三条地場産センタ一の皆様、黒龍江大学の教職員の先生方を始め、多くの皆様に重ねてお礼申し上げます。

今後とも健康に留意し、「700回」達成に向け、一歩、一歩、地道な努力をしていきたいと思います。引き続き応援してください!!!。

(追伸)  最近、ハルビンの最高気温は氷点下18度、最低気温は氷点下28度を記録した。おそらく今年一番の寒さではないだろうか。この寒気団が日本へ渡っていくようです。皆さん、風邪など引かないようご自愛ください。

「おめでとう≪600回≫達成」       「ブログ」作成中の筆者。


まだ暗い氷点下20度の寒さの中、早朝散歩を楽しむ筆者。 自分の吐く息が白く凍り、帽子やマスクに付着する。筆者自身が撮影。)


No.599  「ギターコンサート」のお話。

2011年12月27日 | 日記

ギターコンサート」のお話。    12月25日のクリスマスの日、午後3時から黒龍江大学主楼の3階の部屋で「クリスマスソング」を中心に、今年2回目の<ギターコンサート>が開催された。参加者は当大学日本語学科の学生、それに日本語を学んでいる他の学部の学生を始め、日本語が流暢に話せる小中学生も特別参加し、総勢20数人が集まった。

この日が当大学の期末試験の直前ということもあり、集まった学生は、予想したより少なかった。ギターリストは当大学の留学生の山田先生。また、この<ギターコンサート>の司会進行役は、やはり当大学の留学生で人気の藤平先生。コンサートは山田先生の「クリスマスソング」で始まり、学生のトップバッターとしてロシア人留学生が「ロシア語の歌」を歌って口火を切った。

その後、中国語、日本語、英語の歌が続き、国際色豊かに<ギターコンサート>は進行した。東京で長年住んだことがあり、夜6時30分から「夕方の踊り」に私と一緒に踊っている地元の小中学生も、素晴らしい日本語の歌を披露し、参加者から大きな拍手を浴びていた。聞けばかなりの期間、この歌の練習を積んだという。約2時間の<ギターコンサート>は好評のうちにお開きとなった。

(次回の<ギターコンサート>は冬休みが終わり、新学期が始まる来年3月開催の予定。)

<ギターコンサート>      参加者全員で記念写真。


<ギターコンサート>      トップバッターはロシアからの留学生の歌。もちろんロシア語で歌いました。

<ギターコンサート>            ギターリスト、山田先生(左)の演奏で、学生と一緒に歌う藤平先生(右)。


<ギターコンサート>      以前、東京に住んでいたハルビン市内の中学生と小学生も参加。


何回もこの歌を練習したという三兄弟の歌。   その左隣りに、お母さんが写真を撮っている姿が微笑ましい。

<ギターコンサート>      熱唱する黒龍江大学の学生。


<ギターコンサート>      ジュースを飲んで一息いれているところ。


<ギターコンサート>       ギターリスト、山田先生の楽しい「お話」も魅力の一つ。


<ギターコンサート>      得意の「昴(すばる」を歌う李さん。


<ギターコンサート>      歌の合間の自己紹介。


<ギターコンサート>      歌の合間の自己紹介。

<ギターコンサート>       歌の合間の自己紹介。


<ギターコンサート>       男性、三人組によるコーラス。


<ギターコンサート>       熱唱する大島先生。


<ギターコンサート>        小中学生の二曲目は「四季の歌」。一緒に歌う筆者(左)

<ギターコンサート>       最後に全員で歌った歌は「幸せなら手をたたこう!!」。