元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.992  「蛇松明神社」のお話。

2013年01月20日 | 日記

「蛇松明神社」のお話。    先日、小学生の私の孫が見たいという「蛇松明神社」へ一緒に行ってきた。それは孫が小学校で校長先生からこの「蛇松明神社の大蛇伝説」のお話を聞いたことから、現地を訪ねることにした。「蛇松明神社」は、金運、商売繁盛、心願成就、健康、長寿に御利益(ごりやく)があるという神社。「白山神社」の左手にある鳥居をくぐり、トンネルを抜けるとすぐ右手に見えるのが「蛇松明神社」。

「蛇松明神社」の前には≪蛇≫の大好物である「卵」がパックで箱の中に入りきれないほど奉納されていた。≪蛇≫は己の神として「白山神社」の神使いでもあり、霊力に富み霊聖なるものとして神霊と関係が深く、また己は「み(身)」に通じ、金銭財宝、並びに、福が身につくという縁起に通じ、信仰されてきた。また、蛇の≪絵馬≫は落ちる蛇のウロコにかわりに願いを書いて捧げれば、その願いが成就すると言い伝えられる心願成就の神様でもある。

そのため、今でも多くの方々がここに≪絵馬≫を奉献している。ここの≪絵馬≫には、資産運用、不動産、宝くじなど、お金にまつわる願いごとが多く書かれいるという。「蛇松明神社」裏の≪松≫がゆかりの神木とされ,「蛇松」と呼ばれて大事にされている。この松をよく観察すると、松の木の皮が≪蛇≫のウロコのように見えるから不思議だ。

なお、下の写真の最後に「蛇松明神社の大蛇伝説」を参考までに載せておいたので、ご覧いただきたい。


「蛇松明神社」          正面は「白山神社」。その左側にある赤い鳥居をくぐって「蛇松明神社」へ行く。

「蛇松明神社」            この鳥居には3つの神社の名前が掲載されている。

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」           蛇の大好物の卵が、箱に入りきれないほど奉納されていた。

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」

「蛇松明神社」≪絵馬≫には、資産運用、不動産、宝くじなど、お金にまつわる願いごとが多く書かれいるという。

「蛇松明神社」裏の≪松≫がゆかりの神木とされ,「蛇松」と呼ばれて大事にされている。

「蛇松明神社」       この松をよく観察すると、松の木の皮が≪蛇≫のウロコのように見えるから不思議だ。

「蛇松明神社」         この松をよく観察すると、松の木の皮が≪蛇≫のウロコのように見えるから不思議だ。

 

蛇松明神社の大蛇伝説 

信濃川の洪水のため白山一帯が大洪水に見舞われ、人々は自分の命を守るのもやっとというときに、信濃川の川中に一条の光り輝くものをみつけました。これはただごとではない、なにか神様のお告げではなかろうかと思い、当時の神主・小林能登守直養が一心不乱に船をこぎ近づいてみると一匹の白い蛇が水におぼれて息もたえだえ。これは可哀想にとひろいあげ、神社の一本の松の梢に助けてあげました。 

すると、白い蛇は美しい姫へと変わり、「この御恩は決して忘れません。この神社の守り神となり末永くこの地の繁栄と難病苦難の人々を守るために祈ります」と言って、この世では到底見ることのできない美しい姫は美しい声を残し、姿を消してしまいました。その時、見る見るうちに老松の幹の皮は蛇のウロコのように変わり、今までやむことを忘れたかのように降り続いた雨は、大空の真ん中より一条の光が差したかと思うと、大空は一面に蛇のウロコの如く、雲は切れ始めたのであります。 

そして雨はやみ、水は引き出したと言い伝えられております。この霊験あらたかなる松は、その日から蛇松明神さま、蛇松さまといわれ、毎日毎日お参りに訪れる人が絶えなかったそうであります。やがて、お参りに訪れる人々の間で蛇松さまの皮を煎じて飲めば万病たちどころに全快するという噂が広まり、毎日のように人が押し寄せ松の皮がむしり取られていきました。 

蛇松明神社の社の裏には、白蛇など4匹の蛇の置物と数本ある松の木の1本にしめ縄が飾られている。




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