オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ブルーレイ・オーディオ で聴く  カルロス・クライバー指揮 ウィーンフィル

2015-01-09 09:20:28 | オーディオと音楽
  カルロス・クライバー指揮、ウィーンフィル 

 若い頃、正月には良くベートーヴェンの第五交響曲「運命」を聴きました。
 一種の高揚感を得る感じがしていました。
 暫く「運命」は聴きませんでしたが、ブルーレイ・オーディオのディスクに入っていたので聴きました。
 カルロス・クライバー指揮のウィーンフィルの演奏です。
 昔良く聴いた トスカニーニ指揮の激しい演奏に比べると、おとなしく優雅な演奏に聴こえました。
フレーズも良く聞こえ、楽器の動きも良く聞こえます。美しい旋律も聞こえます。
 ブルーレイではCDよりもより一層繊細な音が聞こえ、臨場感も良く出て素晴らしい説得力のある美しい演奏と聴きました。
 第7交響曲も美しい演奏です。昔聞いていた時よりも、より美しさを感じました。

 シューベルトの「未完成交響曲」も第3番交響曲も美しいですね。
 ヴァントの来日公演で「未完成」を聴きましたが、その厳しさに比べれば、美しさが際立つように思いました。優雅とも言えるのでしょうか。

 ブラームスの第4番交響曲も聴くことが出来ます。これも美しい演奏ですね。
時々微妙な旋律の歌わせ方があって、これが素晴らしいと聞くか、少し煩わしいと感じるか、評価の別れるところでしょうか。私は好ましく感じ、この曲の美しさを聴いたように思いました。
 録音もとても良くなっています。弦も管も微妙な音の動きが聞き取れますし、立体感・臨場感が充分聞こえます。CDも同梱されているので聞き比べると違いは明らかでブルーレイに軍配が上がります。ブルーレイを聴いて始めてカルロス・クライバーの凄さが少し分かったような気がしました。
 ファンの多いのも納得しました。
 今までのカルロス・クライバー観を見直すことになるかもしれません。

  ピンク色のディスクがブルーレイ・オーディオで1枚に全曲入っています。


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