オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ配信で聴く   小澤征爾 ウィーンフィル ニューイアーコンサート 2002

2017-03-25 13:51:37 | オーディオと音楽
 小澤征爾指揮 ウィーンフィル ニューイアー・コンサート 2002年 を
 ハイレゾ配信で聴く

 2002年に小澤征爾さんが、ウィーンフィル、ニューイアー・コンサートを指揮したのは、画期的な出来事でした。その時の演奏はCD、DVDで記録され有名ですね。
 評価も高いようですが、CDを聞く限り、私には緊張感と気負いを感じます。自宅のオーディオシステムでは音質も今ひとつウィーンフィルの美しさを出し切れていないように感じます。
 私がそう感じるのには下地があります。始めてウィーンを訪れたのは1976年の年末でした。31日にウィーン国立歌劇場で年末恒例のヨハン・シュトラウス「こうもり」を聴くことが出来ました。指揮はジュリアス・ルーデル、歌手にはエーリッヒ・クンツ、クリスタ・ルートヴィヒ、エバ・マルトン などの名が並んでいました。4階席でしたが、ホールの美しい響きと美声に聞き惚れました。その中で「美しく青きドナウ」がバレエで演奏されました。ゆっくりしたテンポの美しいワルツでした。翌日のニューイアー・コンサートはチケットが取れず、ホテルでデレビ鑑賞でした。前夜の音色を重ねながら鑑賞しました。ウィリー・ボスコフスキーの指揮でした。その「美しく青きドナウ」はテンポが早めの颯爽とした、しかも美しいワルツでした。この曲も新しい時代の演奏になったのだと思いました。
ボスコフスキーの指揮はこの年まで、以後色々な指揮者が振るようになりましたが、私はボスコフスキーの演奏から離れられません。良かったのはカラヤンとクライバーでしょうか。私にはクライバーはもう少しイメージが違いましたが。
 古き良き時代のウィーンフィルのヨハン・シュトラウスの演奏から抜けられないオールド・クラシックファンです。

 ハイレゾ配信でダウンロードした 小澤征爾指揮、ウィーンフィル、ニューイアー・コンサート 2002年。
  flac 96kHz/24bit
  OPPO Sonica DAC、ゴールドムンド・プリアンプ+メインアンプ、アンサンブル リファレンス・シルバーSP。
 高中音は解像度良く、鮮明で鮮やかさが増しています。中低音はクリアーになりましたが厚みが少し薄く感じます。空気感、音場感はOPPO105より少し少なめの感じです。未だ音に硬さを感じます。滑らかさが加わると良いのですが。
総じて言えば綺麗に聞こえます。CDよりは明らかに良いと思います。
 演奏は始めに書いたように、私には今一つ ですが、最近のニューイアー・コンサートは皆新しさを求めているようで馴染めません。その中では良い方でしょうか。


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