オーディオとクラシック

昔からのクラシックファンが最近のオーディオに取り組んでみます。

ハイレゾ と アナログ

2015-01-16 09:04:22 | オーディオと音楽
ハイレゾ と アナログ について気のついたこと

 ブルーレイ・オーディオのカルロス・クライバー指揮、ウィーンフィルのブラームス交響曲第4番を感心して聴きましたが、それまで私はカルロス・クライバーの演奏を支持していませんでした。
 どうしてだろうと思い、同じ演奏のLPがあったのを思い出し、探し出して聴いて見ました。デジタル録音と強調してある輸入盤です。
聴いてみると高音部が張り出し、音が繋がらない感じで、デジタルらしさが強調してあります。私はもっと滑らかに流れる音が好みです。このせいで他の録音にも良い印象を持てなかったのかな と思います。ニューイヤー・コンサートの録音もあまり好きになれませんでしたし、来日公演の「ボエーム」の会場でも集中出来ませんでした。
ブルーレイ・オーディオで他の曲を聴き直してみると、彼の良さが少し分かったように感じられています。
 これも私一個人の感想なので、その点ご了解をお願いします。

 ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」ワルター指揮コロンビア交響楽団の録音が、SACDで出ているので聴いてみました。
 期待して聴きましたが、高音部が強調して聞こえ、滑らかさにも欠け、デジタル臭さが抜けない感じで残念という思いで聴きました。プレイヤーがOPPOでは役不足かもしれません。
 CDはSBM盤で高音部はやはり強め、SACDよりも一層デジタルらしさが強まります。
 リッピングして( Appleロスレス ) 聞いてみましたら、大分おとなしく聴きやすく聞こえました。
 LPレコードを聴きました。日本コロンビア初発売の全集の一枚です。これが素晴らしく良い音で鳴ってくれました。緻密な音で高音部も綺麗、倍音もきれいに聞こえました。丁度装置の状態が良かったのかもしれませんが、LP・アナログ はこんなに良い音で聞けるのかと再認識しました。
 第7番も聞いてみましたら、やはりかなり良い音で再生されました。ワルターの演奏は温厚で美しいです。
 気を良くしてブラームスの交響曲を、同じくワルター指揮コロンビア交響楽団のLPで聴きましたら、こちらは思ったほど良い音では再生出来ませんでした。
 LP ( アナログ ) の再生は難しいですね。
 デジタルかアナログか という話しは大分以前には問題になりましたが、今はデジタル全盛ですね。CDが普及してLPは出なくなりましたが、最近になってアナログレコードが見直されて来たという話も聞かれます。新しいLPプレスのニュースも聞かれます。極く一部の人だけかもしれませんが、アナログの良さが語られているように聞きました。
 アナログの良い録音を聞くと、デシタルは何か連続性に欠けるように思えるのは私の感じだけでしょうか。
 SACDを超高性能のプレイヤーで聞けば、又違った印象を持てるでしょうか。
DSD ならばナチュラルに聞こえるのでしょうか。

 一人の老クラシック・ファンの感想です。

  CD 盤 ベートーヴェン 「田園」 ワルター指揮 コロンビア交響楽団
      ( 第2番 も入っています )



  SACD盤  同上
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿