フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

メルボルンの錦織君 -その3-

2012年01月28日 | テニス
 ツォンガとの接戦を制し、ベスト8に進んだ錦織くんでしたが、世界ランク4位のマレーにはストレートで負けてしまいました。ツォンガは世界ランク6位なので、もうちょっとがんばればマレーにだって!と思った方もいたかもしれません。んが、今の男子シングルスは4強の時代になっていて、4位のマレーと5位以下の選手とはポイント数がかなり違うのです。現時点で1位のジョコビッチが頭1つ抜けていて、その後をナダル、フェデラー、マレーが追っている状況。正直このトップ4と今の錦織くんの差はまだまだ大きい。でもこれは実力の差ではなく、経験の差だと思います。その証拠に、2011年無類の強さを見せていたジョコビッチに、錦織くんは勝っているのです。
 経験の差とは、グランドスラムを勝ち進む術をどれだけ多く持ってるか、ということで、トップ4の選手は、決勝の日がピークになるようにコンディション調整をしていて(そのため初戦などはちょっとグダった展開になることもある)勝ち進むにつれ、コンディションが上がっていきます。では錦織くんはどうだったか?ベスト8に行くまでにフルセットマッチを2回もやってますね。マレーの総試合時間は7時間ちょっとで、錦織くんは11時間を超えていて、2人の間には1試合以上分の体力差があったのです。(+ミックスダブルスも2回戦っている)
 万全のコンディションで戦ってやっと勝てるかもしれない相手なのに、すでに大きなハンデを背負っていた時点で、勝負は決まっていたのかもしれません。でもこの経験が次に繋がります!錦織くん、とっても楽しかった!本当にありがとう!


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