フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

マリー・アントワネット

2007年01月31日 | ハリウッド映画
監督:ソフィア・コッポラ
主演:キルスティン・ダンスト
   ジェイソン・シュワルツ
   リップ・トーン
  
 女性誌がこぞって特集を組んでるので、完璧におどらされて見に行きました(笑)。感想はひとことで言うと『たいくつ』です。(3回アクビがでた)でもそれは『狙い』だったのかもしれません。実際の王宮暮らしは、相当たいくつだったに違いないから。一緒に行ったキラキラコピーライターY嬢は、大掛かりな『マリー・アントワネットごっこ』と言い切ってました。さすがコピーライター!その通りなのです。
 とにかく、夢見る女の子が想像する「マリー・アントワネットの世界」が延々映し出されます。私がマリーだったらぁ、こんな色のドレスを着てぇ、こんな髪型にしてぇ、こんな家具に囲まれてぇ、こんな風に遊ぶのぉ~!ってなカンジ。(ちょっと「どうぶつの森」に近いな・・)ソフィア・コッポラが妄想する「マリー・アントワネット像」であって、本物を追求した映画ではありません。
 監督のソフィアは、映画として観客を楽しませようという気がサラサラないんでしょうね。そこがお父さん(フランシス・フォード・コッポラ)との大きな違いでしょうか。映画人というよりはアーティスト。見たかったら見れば~的な立ち位置です。ただ、色彩は恐ろしいほど美しいので、アートを見に来たと思えれば、楽しめるかも。(やっぱ「ベルバラ」は秀作だな。☆☆☆☆☆)

イルマーレ

2007年01月30日 | アジア映画
監督:イ・ヒョンス
主演:チョン・ジヒョン
   イ・ジョンジェ
   チョ・スンヨン

 失敗した。。いや、分かってたことです。分かってたのに、見ちゃったの・・ハリウッド(リメイク)版よりも先に、本家の方を。これでもう昨年公開されたキアヌ&サンドラ版の「イルマーレ」は見れませんね。ってくらい本家はよかったのです。
 フツーに考えれば無茶なストーリーなんですよ。ポストのいたずらで、2年前の人と文通出来るなんて。でもその『無茶』がいい味だしてます。会いに行くこともできない、電話することも出来ない相手との、唯一の手段は手紙だけ。ポストを覗いて一喜一憂することなんて、今じゃもうないですもんねぇ。そんなもどかしさプラス、海辺の家やおりこうな犬、変わった魚なんかの小物もセンスがよくて、効果的でした。
 2年後の彼女にとっては現在進行形。でも2年前の彼にとっては過去の出来事。2年間、彼女を探せたはずなのに、2年後の彼女のそばに彼はいない。それはナゼなのか―。まぁ突き詰めればいろんな矛盾はでてくるけど、そんなの気にしちゃいけません!最初から無茶な設定なんですから。(犬のコーラに☆☆☆☆☆☆☆☆)

チェ・ジウは・・

2007年01月29日 | ふと思う…
 長らく引っぱってきましたが、やっと最終話までこぎつけたので、今日で『冬ソナ』の話は終わりです。それにしても「いいドラマだったなぁ~」と思わせる最終回でしたよ。終わり良ければすべて良しってやつでしょうか。最終回で気に入ってるのは、冬から春に移り変わる、韓国の風景に時間を費やしてるところだったりします。セリフの少ないシーンのBGMが、波の音だけだったりとかね。いいカンジ。「夏の香り」もおもしろかったけど、きっと「秋の童話」や「春のナンチャラ」(よく分かってない)も、おもしろいんでしょうね。
 で、冬ソナ効果か、私のなかでプチ韓国ドラマブームが再来中。ついつい「美しき日々」や「天国の階段」なんかをチョコチョコ見たりしてます。そこで思うのが「チェ・ジウって、演技ヘタなの?!」ってこと。実は、冬ソナではウマイと思って見てたんですよ。(あのトボケた表情がユジンにハマってた)んが!他のドラマはものすっごく大根なのです…。演出のせいかなぁ。だとすれば、やっぱユン・ソクホ監督がウマイんでしょうか。
 なにはともあれ、ヨン様にもパク様にもハマらずにすんでよかった~。(ホッ)

チュンサンは・・

2007年01月26日 | ふと思う…
 2007年1月、今ごろ「冬のソナタ」にハマった人って、どれくらいいるいんでしょうね?ってほとんどいやしないと思いますが、私はその貴重な1人です。(苦笑)で、ここから先は『もうすでに冬ソナを見た人』もしくは『今後いっさい冬ソナに関わらない人』を前提にお話します。よもや、ずっと見たかったんだけど今だに見れてないのよねぇ~な人はいませんよね??(こっからはネタバレするので、そういう人は読まないでね。※コメントもネタバレしてます!)
 ただいま15話まで見ました。まだ全部見てないけど、悲しいかな全体のストーリーは知っています。(今後の展開も・・)で、見るまではただ交通事故で記憶がなくなって、また交通事故にあって記憶を取り戻す、と思ってたんですね。んが!話はもっと複雑でした。記憶をなくしたチュンサンは、母親によって抹殺されていたのです。母親いわく「チュンサンは不幸な生い立ちでずっと苦しんでいた。だからミニョンとして新しい生を与えた。」と。ミニョンとしての新たな記憶を埋め込まれた時点で、チュンサンはすべてを失ったのです。  
 あの最初の事故で、本当にチュンサンは死んでいたんだ!と分かった時は、あまりにもかわいそうで泣いてしまいましたよ。高校生までほとんど笑うことのなかったチュンサン。最後には母親の手で消されていたなんて・・(シクシク)。さぁ~今日は『出生の秘密』を見なければ~!

ホテル・ルワンダ

2007年01月25日 | ヨーロッパ・その他
監督:テリー・ジョージ
主演:ドン・チードル
   ニック・ノルティ
   ソフィー・オコネドー
 
 なんとなく、凄まじい虐殺シーンや、血がドバーッなシーンが多いのでは…と思っていたが、そんなことはなかった。なぜそう思ったかと言うと、この映画はルワンダで実際に起こった民族間抗争による、大量虐殺事件の話だからである。正直、1994年にこんなことが起こっていたとは、全然知らなかった・・。
 ストーリーはルワンダにある4つ星ホテルの支配人の目線で進んでいく。ホテルの品格を重んじ、家族を愛するこの支配人は、決して勇敢な人物ではない。家を焼かれ行き場を失った人々を、やむにやまれず、見捨てるに見捨てられず、ホテルにかくまうしかなかった。が、現状は日に日に悪化。諸外国の救済軍も次々に撤退していくなか、やがてこのホテルは世界中から見捨てられるのです。
 なぜ世界はルワンダを見捨てたのか?そこに『利益』が発生しないからだと映画は言います。アメリカもフランスも、ルワンダの人々を助けたところでなんの『得』にもならないと判断したのです。目の前で起こる殺戮を止めることが出来ない無力さと、なぜあそこまでの殺し合いができるのか?という集団の恐ろしさを痛感するのでした…。(世界の矛盾を知らずにいてもよし、知ることから始めてもよし。☆☆☆☆☆☆☆☆)

ユナイテッド93

2007年01月24日 | ハリウッド映画
監督:ポール・グリーングラス
主演:ジョン・パウエル

 この映画は「映画」として見ないほうがいいし、吹き替えでも見ないほうがいい。その時何が起こったのかは、実際誰にも分からない事。だからドキュメンタリーでもないし、再現フィルムでもない。ただ「その時」私には何ができるだろうか?と、これを見て考えることはできる。そのための映画です。(犠牲者の皆様に☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

6時間ぶっとおしで・・

2007年01月21日 | ふと思う…
 冬ソナを見ました。6時間ぶっとおしで。(まだ半分ちょいです)こんなに見といてナンナンですが、ヨン様にも、パクちゃんにも、ジウ姫にもハマっていません。んが!「冬のソナタ」のセリフにハマってます!これはユン・ソクホ監督がスゴイのか?はたまた日本語訳が素晴らしいのか?とにかくこんな現象は「美しき日々」にも「天国の階段」にも「チャングムの誓い」にもなかったのです。
 当然のことながらお決まりの交通事故、記憶喪失、不治の病と盛りだくさんな構成なんですが、それがイヤミに感じないほどストーリーに溶け込んでるし、まだナットクできる。たぶんヨン様の魅力以上に、話の良さでこれだけ支持されてるのかもしれません。
 「まわりの星は動いても、ポラリス(北極星)だけは動かない。道に迷ったらポラリスを見つけて戻っておいで。」かぁ~、せつないなぁ~。

こりゃあイイ!

2007年01月19日 | ふと思う…
 人生長く生きていると、なにかとホコリがたまるものです。あ、いや私のことではなく、家の中のこと。特にパソコンまわりとか、すぐホコリだらけになりますよねぇ。で、最近買って重宝してるのが「クイックルワイパー・ハンディ」(写真参照)。いや~なかなか優れものですよコレ!!質の悪いホコリ取りだと、ホコリがハジっこにたまるだけで全然吸着しなかったりしますが、これはスイスイホコリが取れます!!しかもツヤも出る!スイスイパッパでピッカピカ。もう楽しい~。モップ部分は4方向使えてムダがないし、ちょっとだけお値段高めだけど、ホコリで困ってる人にはかなりオススメです!

ド~ナッタ?

2007年01月17日 | ふと思う…
 先週から「冬のソナタ」が始まって、今日で7話まで終わりました。で、もう朝から見るのやめようと思います。。ハッキリ言ってこんなの、1話づつなんてちんたら見てられっかぁー!!もう、チェリン!おまえだけは許さぁーん!!ヨン様も簡単にだまされすぎぃー!!しかもFBS、かなりはしょってるやろぉ~~~!!フゥ・・・TSUTAYAに行って大人借りせねば。

大停電の夜に

2007年01月12日 | アジア映画
監督:源孝志
主演:豊川悦司
   田口トモロヲ
   原田知世
 
 昨年末、ヘビーユーザー(?)のジュニオ氏からオモシロイと聞いていた「大停電の夜に」をやっとこ見ました。なるほど、コレいいですよ!!たまには停電になってみるのもいいかも、と思っちゃいました。
 人工衛星のせいで大停電になってしまった東京。その暗闇が巻き起こす一夜の物語り。普段はカッコつけて人目を気にしながら生きてる人でも、停電の真っ暗闇のなかではいいカッコする必要がないのです。言えなかったことが言えたり、出来なかったことが出来たり、無条件で人にやさしくなれたりする。なんか分かるなぁ。人間は醜くて、でも、やさしい生き物なんですね。
 もし年末に「THE有頂天ホテル」を見るんだったら、コッチの映画を見た方がきっと幸せになれますよ。(知世にキュ~ン。☆☆☆☆☆☆☆☆☆)