フリーランス的発想のススメ

~フリー満喫講座~

全米オープンの錦織君

2010年09月04日 | テニス
 初戦を対戦相手の棄権というカタチで1時間30分で終えた錦織君でしたが、2回戦のマリン・チリッチとは、灼熱のコートで5時間に及ぶ死闘を繰り広げることとなりました。
 マリン・チリッチは世界ランク13位、21歳のセルビア人。198cmという長身から角度のついたサーブやショットを豪快に放ちます。背が高いということは当然リーチも長く、届かないであろうところに撃ち込んでも届いちゃったりする。ズルイ。
 で、錦織君(20歳/178cm)の世界ランクはただいま147位。ランキングだけで言えば格下です。でもこの順位は昨年ケガで1年間リハビリしていたからで、フツーに戦えば50位前後の選手なら錦織君が余裕で勝ちます!んが、今回は13位(最高ランク9位)の選手。しかも苦手な長身。さすがにムリ。ならば錦織君らしいテニスでパァ~ッと散ってほしいと思いながら観てました。
 立ち上がり、チリッチのミスでいきなり錦織君がブレークします。サーブもショットもあらぬ方向に飛んでいくチリッチ。このままグダグダなら錦織君が勝てる!と淡い期待を覚えたのもつかの間、錦織君もお付き合いするようにミスが続く。試合はお互いミスの応酬で意外な接戦へと突入します。
 スコアは接戦でも、スーパープレーの一進一退ではなく、ミスによる展開なので正直試合内容はおもしろいものではなかった。でもそれはコート内の気温が40℃というとんでもない状況がそうさせてたワケで、第5セットに入ると足は痙攣し、インジュリータイムをとりながら、それでも戦う2人。
 ただ、その過酷な状況が逆に錦織君のプレーをシャープにさせます。4セットめのタイブレークから5セットめの錦織君は凄かったですよ。足の痙攣がヘンな力みを取ってくれたようで、それまでミスしていたショットがコースを突きだします。立ちくらみで膝をかかえるシーンもありながら素晴らしいショットを放つんですから、終盤は見応え十分でしたね。結果、錦織君のねばり勝ちでした。とにかく勝利オメデトウ!
 3回戦は土曜日(今夜)。体力は戻ってるだろうか。。 


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