東京で安く映画を観る.com【実践編】

出来るだけ安く劇場で映画を観るゾ、いざ出陣!

スパイダーマン3

2007年05月03日 |  2007年 実戦 
池袋HUMAXシネマズ4   〔公式サイト〕

【映画サービスデー割引】で【1000円】
前日の席予約でも1000円。
混雑する人気作品を安く、しかも快適に観るには手間ヒマを惜しんではイケナイ。
このスクリーンの最前列一番端の席なんて悲惨だよ?
1800円払ってこんな席だったら観ない方がマシかもね。

感想:★★★

完成度の点で言うとかなりヤバイ気がするなぁ。

かなりの長尺に、これでもかってくらいに色んな要素を詰め込んでいるんだけど、
やはり正直に言って、やりすぎの感は否めないなぁ。

でも、それがどうした!
「2」程の凝縮はないけど今回も本当に描きたかったのは人間ドラマ。
サンドマンやらヴェノムに、ゴブリンJrやら、愉快な仲間達が跳梁跋扈する
バカ映画の狭間で、幸せも悲しみも一際美しく輝くよ。

ピーター・パーカーが指輪を眺めてプロポーズの言葉を考えるその表情に
思わず涙した私だけど、
「こんなバカ映画で泣くんかい!」と笑われたって構わないもんね~~。


終盤戦での物語の収束のさせ方がかなり駆け足で、説得力に欠けるなどの
欠点もあるけど、まあ仕方ないと思うな。

何しろ出てくる全ての登場人物の「立ち位置」が揺らぐので、時間も掛かるし、
焦点も絞りにくい。
でもそれって人間の描き方として凄くリアルだよね。

人は簡単に白と黒で色分けなんて出来ないし、
仮に白であった人だって、ふとした事で黒にもなり得るじゃん?
更に、白と黒が同時に入り混じった状態だってある訳で。

たとえ愛する人に対する感情だって、愛おしさのみだろか?

愛すればこそ、もどかしさもあるだろうし、時には憎しみに近い感情だって持ってこそ、
リアルな愛情なのかもしれん、なんて思うよ。

この映画ラスト間際の2人の表情は、もう何の屈託も無い子供の笑顔では
なくなってしまっているよね。

恋人たちは後退したように見えて、実はより深い階層に分け入ったんじゃないかなぁ。



このシリーズは、【人生を生きる覚悟】について語った名作だと信じてやまない。



PS: ちなみに、K課長は「スパイダーマンヨ」と読んだそうだ。 
   「よ」って、、、さすがだ。 敵わないっす。

過去の記事:「スパイダーマン」 「スパイダーマン2」


スパイダーマン3 - goo 映画


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ダンスト嬢 (ひらりん)
2007-05-08 00:38:54
嫌いキライといいながら、けっこう彼女の作品は拝見してて、
遂に、ダンスト病克服宣言してしまったひらりんっ。
テニス・ルックの「ウィンブルドン」なんかも、
チョットやらしくて、今思えば・・って作品です。
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