登山・花日記(Ⅱ)

夫婦で始めたきままな山歩きの記録です。

沢入トンネルから二子山、台石山

2017年05月23日 07時16分18秒 | 袈裟丸・足尾・安蘓山塊
H29年5月22日、桐生の沢入トンネルから二子山、台石山を歩いてきました。

袈裟丸山のメインルートから外れて一般登山道はないが、ネット上にはぶなじろうさんなどその筋の熟練者の山行記録がある。
熟練者のルートは様々で参考とするには初めて立ち入る自分には荷が重すぎる。まずはベーシックな県境尾根を拾いながら往復とする。
例年ですと今頃はツツジの花が咲き、新緑が奇麗なものとのことであるが、今年は多くは期待できないだろうと下見気分で。

沢入トンネル南側入口7:15~鉄塔7:35~峠7:45~三等三角点「二子山」(1160m)9:10~10:05二子平(わらび採り)10:25~二子山・三等三角点(1556m)10:55~11:10台石山(昼食)11:45~二子平12:05~三等三角点「二子山」(1160m)~峠~鉄塔13:50~14:00沢入トンネル南側入口
6時間45分の山散歩でした。

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沢入トンネル群馬県側入口付近の膨らみに駐車


トンネル脇の林道口は林道が崩落しているので金網フエンスで塞がれている。
スリムなカミさんはガードレールとの隙間を難なく通過。心配するには及ばなかった(笑)


林道をわずかに進んだ先に尾根が突き出ている。林道から尾根を見上げると途中に大きな石碑がありここからだと取り付く


大日如来・馬頭観世音の石碑、他にも二基の小さな石碑がある。石碑の裏手の小尾根を登る。道はないが藪もなく歩き易い。


切り通しのような場所から渡良瀬渓谷鉄道の線路が見えた。


さらに登ると鉄塔へ


さらに尾根を登り詰めると小さなケルンが置かれた「峠」らしき場所へ。南北どちら側にも道らしきものがある。
これで目的の県境尾根に乗った。


ここからは県境を示す石柱を拾っていく。先を行くカミさんが石柱を探し、自分が場所を確認しながら。
県界尾根は幅広い防火帯道のような登りとなる。藪がなくて歩き易い。


歩き易く新緑が素晴らしい県境尾根


921Pあたりで、これは何だろう・・石面に「山一二五五」と読めるが標高でもなし??


新緑の雑木林の中にぽつりぽつりとヤマツツジの赤い花が咲き、いいアクセントになっている。


この尾根には巨木も多い


三等三角点「二子山」(1160m)を確認


尾根の高度を上げるにつれ花が点々と見られる。良さそうなものをピックアップし撮ったもの






尾根には風化し裂けたものなど巨石がゴロゴロとある。「〇〇に似てるね」と名つけながら


背丈の低い草地に覆われた開けた平地に出る。二子山を間近に仰ぐ別天地だ。二子平と呼ばれているそうな。
ここにはワラビがもさもさと今が旬、「ワラビ平」と呼ぶのが言い当てているかも。
1組の夫婦がワラビ採りをしていた。写真左が二子山、右が台石山 たぶん


休憩を兼ねて少々頂いてきた。


二子平から地形図上の破線に沿って急な山腹を登り尾根上に出る。ここが今日のコースで一番の急登だ。
二子山へはもう一段、背丈の低い笹原の急坂を上がる。三等三角点「二子山」。花はすでに終わっている。
疎らな樹林の間から袈裟丸連峰や皇海山が眺められる。小丸山に向かう稜線には道型があるが今日の予定は台石山へ。


二子山の東峰(通称、台石山)に向かう。雑木林とカラマツ林の境界を下り、笹が下生えのカラマツ林の急斜面を適当に登る。


台石山山頂。地形図上では無名峰。疎らな樹林の間に露岩が点在し、休憩に持ってこいの頂だ。
樹林の切れ間から、袈裟丸山、皇海山、庚申山、男体山にかけての眺めが良い。これでヤシオが咲いていれば最高んなんだが・・


テーブル状の大岩。「あ~疲れた」と寝転がる。
平地では真夏日とのことだが山頂では爽やかな風が吹き心地よい。二子山よりも居心地が良い山である。


鋸山、皇海山、庚申山、男体山。手前の林はシロヤシオ、花芽も少ない


腹を満たしコーヒーを飲み、さあ~戻ろうと下山する。台石山の直下にも平坦な石がある。


県境尾根へショートカット


下山は往路を戻るが三等三角点(1160m)の先で南に緩く下る枝尾根に引き込まれ易い。下山は注意しないと・・


尾根にはあちこちに露岩があり、ロックガーデンのよう




ヤブもなく気持ち良い尾根で期待以上のものでした。花があればさらによかったものでしたが。
次の機会の楽しみにしましょう。