野菜デモのブログ

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武蔵野市の 外国人に住民投票認める条例案

2021-12-23 17:53:34 | 雑感
武蔵野市の 外国人に住民投票認める条例案が
否決されました。
これは根深い問題だと思います。

これについて普段リベラル的なことを行っている人たちも
「拙速」だとか
「3ヶ月の在住は短すぎる」とか
『自分は多様性を認める立場』とエックスキューズしつつ
発言しています。

「拙速」だと言いますが
3年も前から議会で話されていることで
珍しくパブコメまでしています。
どうしたら「拙速」ではなかったのか
という提案すらありません。
何より今年6月から保守の人たちのヘイト曲がりの街宣運動がおきてから
急にクローズアップされたことを
どう考えているのでしょうか?

「3ヶ月が短い」というなら、
日本人は3ヶ月で、外国人は3年にしないといけない根拠が必要です。
中国人が集まるとか言うけれど
10年前から同じ法律がある豊中市は
4000人で増えていないそうです。
豊中市が大丈夫で、武蔵野市はダメな理由は
なんですか?

保守の人たちは
「ばくぜん」とした恐怖心を煽って利用しているのです。
その方が簡単だから。
どこからその恐怖心が来るかと言うと
テレビだと思います。
ここ半年ぐらいワイドショー的なものは全く観ていませんが
この間出先で、ひるおびがついていました。
中国のテニスプレイヤーのセクハラ問題について
「これは中国の当局に言わされせる違いにない」
と1時間ぐらいやってました。
問題ですけど、1時間もやりますか?

こういうことが日常的に刷り込まれていると思います。
確かに香港や台湾などの話が聞くと
ぐんぐんと危機が迫っているように感じます。
でも、だからといって防衛費6兆円すれば守れますか?
そしたら、中国も「良い口実ができたと」軍事費を増やすでしょう。
そんなことをしていたら
日本はさらに貧しくなっていくでしょう。

これから起きる戦争の想定について
不思議に思うことがあります。
それは常に「日本が被害者」として想定していることです。
北朝鮮がミサイルを打ってきたら、とか
中国が攻めてきたら、とか。
でも、たった80年前色んな国を攻めに行ったのは日本です。
僕が学生時代の頃は
「日本は危なかっしい国」という共通認識あった気がするのですが
今は「日本は平和な国」
「中国、韓国、北朝鮮は危険な国」
という共通認識になっている気がします。

こういう土壌があると
尖閣とかで少し大きなイザコザがあると
世論がわぁ~~と沸騰しそうで怖いです。
テレビは今は
視聴率も取れるしクレームないから
気軽に取り上げていても
これだけの土壌が作ったことは大きいと思います。

外国人に住民投票認める条例なんて
もしもその時の条例がどうなろうと
法的効力がないという
ちっぽけなことに
これほど沸騰してしまう日本が怖いです。
 
(鈴木)
コメント
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