鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大会初優勝を狙うプレミアEAST首位に、大会初勝利を狙う北陸の新鋭が挑む80分間

2015年07月23日 | Weblog
クラ選グループステージBグループ 鹿島ユース×富山U-18@宮城総合
July 23, 2015 7:18 PM

大会初優勝を狙うプレミアEAST首位に、大会初勝利を狙う北陸の新鋭が挑む80分間。鹿島アントラーズユースとカターレ富山U-18の激突は宮城総合です。
昨年末のJユースカップは2年生を中心としたメンバーで堂々たる日本一を達成。迎えた今シーズンもここまでプレミアEASTで首位を快走するなど、その充実ぶりが目を引く鹿島アントラーズユース。今大会も「長崎さんも非常にマジメな良いチームですから、非常に厳しい戦いだろうと思っていた」と熊谷浩二監督も話した昨日の初戦は、先制後に一旦追い付かれたものの、結果的に2-1で競り勝って勝ち点3を獲得。ハードな連戦というレギュレーションを考えても、今日の勝利でグループ突破を確実に手繰り寄せておきたい所です。
下部組織創設7年目で早くも3度目の全国大会出場と、北信越の中では確かな地位を築きつつあるカターレ富山U-18。今年の1月からアカデミーダイレクター兼任でチームの指揮を執っている東保成監督も、「半年しか経っていないんですけど、少し頭の中が変わってきてくれたかなと思います」と今のチームに一定の手応えを。昨日は徳島ヴォルティスユースにPKで決勝点を奪われ、0-1で惜敗したものの、主体的なスタイルは打ち出せたとのこと。全国屈指の強豪と対峙することで、自らの立ち位置を知るための大事な一戦に臨みます。昨日の灼熱地獄とは打って変わって、宮城総合は雨もパラつく絶好のコンディション。グループステージのセカンドラウンドは鹿島のキックオフでスタートしました

4分のファーストシュートは鹿島。ボランチの千葉健太(3年・鹿島アントラーズJY)が縦に付けると、1年生ながらスタメン起用となった石津駿斗(1年・鹿島アントラーズJY)が積極的なミドル。ボールは枠の右へ逸れましたが、早くも惜しいシーンを創出すると、最初の歓喜を迎えたのはその3分後。
7分に右サイドで獲得したFK。レフティの左SB大里優斗(3年・鹿島アントラーズつくばJY)が蹴ったボールは、富山の大樹(2年・カターレ富山U-15)が跳ね返したものの、こぼれを拾った大里が再び左足で中央へ鋭いクロスを送り込むと、ボールは中央の密集をすり抜けてそのままゴール左スミへ飛び込みます。「ウチのストロングポイント」と熊谷監督も認めるセットプレーの流れから早くも結果が。鹿島が1点のアドバンテージを手にしました。
衝撃的な一撃はその1分後。8分に今度は左サイドで鹿島が奪ったCK。8番を背負う平戸太貴(3年・鹿島アントラーズJY)が蹴ったボールを、とんでもない打点の高さからヘディングで打ち下ろしたのはCBの町田浩樹(3年・鹿島アントラーズつくばJY)。その圧倒的な高さを見せ付けられての失点に静まり返った富山応援席。早くも点差は2点に広がりました。
10分を過ぎると富山もようやく落ち着きを取り戻し、ボールを動かしたい意志をピッチで披露しますが、以降も手数は鹿島。10分に大里が蹴った右CKは富山の左CBを務める放地駿(3年・カターレ富山U-15)がクリアしましたが、11分にはGKの木戸裕貴(2年・鹿島アントラーズつくばJY)のキックに垣田裕暉(3年・鹿島アントラーズJY)が競り勝ち、石津のリターンから垣田が枠内ミドル。16分にも大里の右CKに垣田が合わせるも、ここはオフェンスファウル。17分にも平戸の左FKは中と合わず、ゴール右へ外れたものの、セットプレーから連続して富山ゴール前を脅かします。
すると、やはり追加点もセットプレーから。20分、右から蹴ったCKのこぼれを大里が自ら拾ってクロスを送り、ファーへ詰めた垣田が押し込んで3点目。さらに23分、右からSBの戸田拓海(3年・イルソーレ小野FC)がスローインを投げ込むと、石津が巧みに落とし、右足を振り抜いた平戸のシュートはゴール左スミへ突き刺さって4点目。「昨日も先制点はポイントにしていたんですけど、昨日はその後にチーム全体に満足が出て、2点、3点と畳み掛けられずに苦しんだので、そこを意識して全体で入りました」とは千葉。鹿島が一気のラッシュで大きくリードを広げました。
あっという間に失点を重ねた富山は「去年までは速いサッカーだったんですけど、もうちょっとできることを増やしてあげたい」という東監督が取り組んできたボールを大事にするスタイルは随所に垣間見られるものの、鹿島のプレッシャーの速さにパスの繋がる本数も限られ、最前線のキャプテン高橋大樹(3年・カターレ富山U-15)も孤立。エリア内への侵入もままなりません。
29分は鹿島。右ショートコーナーから石津のリターンを大里が蹴り込むも、ニアで大がしっかりクリア。30分も鹿島。大里の右CKを垣田が頭で触り、戸田が拾って再びCKを獲得すると、この左CKから平戸のキックにまたも高い打点でのヘディングを敢行したのは町田。ボールはゴール右スミギリギリへ収まります。「やっぱりアントラーズさんが厳しいリーグで、厳しい地域でやられているのがそのまま出たというか、ウチらが県リーグで体感したことのない部分がそのまま出てしまった」と東監督。スコアは5-0へと変わりました。
36分も鹿島。平戸の左CKにニアで松浦航洋(2年・鹿島アントラーズJY)が合わせるも、ボールは枠の右へ。38分も鹿島。吉岡樹利也(3年・ソレッソ熊本)を起点に石津が右へ振り分け、戸田のクロスへ飛び込んだ垣田のヘディングは枠の右へ。39分も鹿島。戸田の右クロスを石津が折り返すも、良く戻った青島章人(2年・カターレ富山U-15)が何とかクリア。40分から平戸が連続して蹴った左CKも、2本目は武部奏太郎(2年・カターレ富山U-15)が必死にクリアしましたが、「どことやるに当たってもそこは力を掛けるべきポイントだと思っています」と熊谷監督も認めたセットプレーから5点を奪った鹿島が大きくリードして、ゲームはハーフタイムに入りました。

後半はスタートから鹿島に2枚替え。戸田と石津に替えて、宮本健太(3年・鹿島アントラーズつくばJY)と武田諒太(3年・鹿島アントラーズJY)を送り込み、右サイドと前線の顔ぶれに変化を加えると、42分には大里の右CKをニアで垣田がすらし、中野純(3年・鹿島アントラーズJY)が狙ったヘディングはわずかにゴール右へ外れましたが、後半もセットプレーの脅威を富山の喉元へ突き付けます。
ただ、富山も48分には左WBの浅島悠人(1年・カターレ富山U-15)が斜めのボールを中央へ流し込み、受けた高橋はそのままミドル。ここは木戸にキャッチされたものの、ようやくこのゲームのファーストシュートを記録。49分には浅島と向川巧海(3年・カターレ富山U-15)、大と桶川陽永(2年・カターレ富山U-15)をそれぞれスイッチする2枚替えを敢行し、何とか陥れたい鹿島ゴール。
次の得点もスタートはセットプレー。53分、右から大里が入れたCKは佐々木玲旺(2年・カターレ富山U-15)がライン上でクリアするファインプレーに阻まれましたが、大里が右から入れ直したクロスを垣田が叩いたヘディングは、ゴールネットへ突き刺さります。鹿島伝統の13番がきっちりドッピエッタ。スコアは6-0となりました。
折れない富山も54分には狙いの一端を。右寄りでボールを持った右CBの徳田弥武(3年・カターレ富山U-15)は鋭いクサビを中央へ。ギャップに潜っていた田村晋之介(2年・SQUARE富山FC U-15)はボールを受けると、反転してミドルにトライ。ボールは木戸がキャッチしたものの、「『今日の相手とのシステムを考えると、絶対にこのコースは空く』と。『良く相手を見てごらん』というのは言いましたね」という東監督が授けた""空くコース"を生かしたフィニッシュ。富山が滲ませた恐れなきトライ。
55分は鹿島に3人目の交替。吉岡に替えてジョーカーの色摩雄貴(3年・鹿島アントラーズつくばJY)を投入。57分に左サイドを切り裂いた大里の折り返しを色摩が外したシーンを経て、60分には富山に2人目の交替。武部を下げて酒井和馬(3年・FCひがしJユース)をボランチへ送り込み、青島が3バックの右に落ちる配置転換を。それでも、次に生まれたゴールは"1点目"ではなく"7点目"。
64分に右サイドへ展開した流れから、宮本は完璧なピンポイントクロスを中央へ。ここに走り込んだ色摩はこれまた完璧にミートしたヘディングをゴールネットへねじ込みます。「開幕から考えると4人か5人は出られなくなってきている子もいる中で、チャンスをもらった人間がレベルアップしてきている」という熊谷監督の言葉を証明するかのような、途中出場の2人で生み出した素晴らしいゴール。鹿島に7点目が記録されました。
65分は富山のスムーズなパスワーク。徳田が左へ展開すると、向川、佐々木と短く繋ぎ、田村の左クロスは町田に弾き返されたものの、おそらくは普段のゲームで披露していることの一端を。67分には鹿島も松浦と西本卓申(2年・アルバランシア熊本)を入れ替えると、70分には右サイドに流れた千葉の縦パスから、垣田の折り返しを西本が枠内へ。ここは富山のGK岸大誠(3年・カターレ富山U-15)が意地のファインセーブで弾き出し、直後に左から平戸が蹴ったCKをニアで色摩が合わせるも、ボールはわずかにゴール右へ。少しずつ富山の粘りも見え始め、ゲームは最後の10分間へ。
73分は鹿島最後の交替。武田に替えて、仲田真悟(3年・鹿島アントラーズノルテJY)を左SBへ送り込み、大里が1列上がって左SHへ。同じタイミングで富山も4人目の交替。放地と佐伯拓武(1年・カターレ富山U-15)を入れ替え、守備のてこ入れでこれ以上は失点しない覚悟を鮮明に。73分に平戸が入れた左CKは岸がパンチングで回避。逆に75分には桶川が中央をドリブルで運んで、木戸にキャッチを強いるミドルを枠内へ。79分にも平戸が蹴った左CKはそのままラインを割ってゴールキックへ。鹿島が後半で蹴った6本のCKで、得点に結び付いたのは1本のみ。「前半あれだけやられて『もうわかったろ』という話をだいぶ言って後半に入らせた所、失点はありましたけど、こっちからアイツらを見ている雰囲気が『もうやらなきゃ』『マークしなきゃ』という雰囲気が全然違って、『ああ、良かったな』とそこは笑顔になれてしまう所ではあったんですけどね」と東監督。試合中で選手たちは体感し、施した確かな修正。
80+2分のラストチャンスは富山。佐々木がドリブルで獲得したFKを、76分に投入された藤田純平(3年・カターレ富山U-15)がグラウンダーで送り、突っ込んだ佐伯も届かずにファーへ抜けると、程なくして吹かれたタイムアップのホイッスル。「ここ最近プレミアリーグも含めて少し終盤、ロスタイムに失点することがあって、『勝っていても余計な失点があるぞ』というのは、子供たちに課題として伝えながら取り組んでいる所なので、今日は最後まできちっとできたと思います」と熊谷監督も評価を口にした鹿島が大勝を収めて、グループステージ連勝を飾る結果となりました。

鹿島で印象的だったのはキャプテンマークを巻いた千葉。ある程度点差が付いても、攻撃のセットプレー時には最後方から守備に備えた指示やプレー面での修正の指示をしきりに送るなど、油断という文字は微塵もなし。「全体的にも良い時は良いんですけど、悪い時にうまく行かなかったりということが多いので、そういう時に自分が少しでも声とかで雰囲気を変えられるようにすることを意識して、常に声は掛けるようにしています」という主将は「小さい頃からアントラーズにお世話になっていて、近くでトップの選手の姿を見ていたこともあって、チームに力を与えたり、チームを勝たせるようにする選手が鹿島の選手だと自分でも思っているので、自分が相手よりも誰よりも声を出したり戦ったりすることは負けたくないし意識しています」とキッパリ。「サッカーが上手いというよりも強いなと。体が何とかというよりも、『サッカーをやらせると強いな』と。『勝負をさせると強いんだろうな』というのを感じました」と敵将の東監督が表現した鹿島を牽引する小柄な5番は今後も要注目だと思います。
残念ながら大差を付けられ、グループステージ連敗となってしまった富山。それでも「いくら口で言っても映像で見せても、肌で感じ続けている中でやっている人たちとの差というのはどうしてもあるのかなというのは正直な所」と東監督が言及した部分を、"肌で感じた"ことが大きな財産になっていくであろうことは容易に想像できます。「あのプレッシャーの中で、まだまだ弱いし下手なんですけど、今までやってきたことを出せるか出せないかという所でやりがいがあったというか、何点差を付けられようが『もっと楽しんで欲しい』『僕らも楽しみたいし最後までやらせたい』というゲームでした」と話した指揮官は、「ああいうのを日常的に体感できる場所に、早くあの子たちを連れて行ってあげないとなというのが正直な所でしたね」と想いを新たに。「まだ我々はできて10年にも満たないクラブで、クラブの幹みたいなものができているのかと言ったらそういう所はまだまだですけど、できることから少しずつ少しずつ積み上げていくしかないのかなと今は考えています」という東監督に率いられたカターレ富山U-18の挑戦はまだまだ始まったばかりです。      土屋


クラ選・鹿島ユースvs富山U-18の様子を記すJ SPORTSの土屋氏である。
鹿島ユースの攻撃力、精神力が伝わってくる。
大差で勝ったとはいえ、気の緩みは許されぬ。
強い気持ちで大会制覇を目指すのだ。
楽しみにしておる。

岳、結果が伴わなかったので選手にも責任はある

2015年07月23日 | Weblog
[鹿島]柴崎岳、明治安田J1・2nd第4節・FC東京戦での先発復帰が濃厚
 明治安田J1・1st最終節・川崎F戦(2●3)から欠場が続いていた柴崎岳が、今週のトレーニングから主力組に入ってプレーを続けている。今週月曜に行われた検査でも経過は良好。このままいけばJ1・2nd第4節・FC東京戦での先発復帰は濃厚だ。

 ただ、戦列を離れている間にトニーニョ・セレーゾ監督が解任。「結果が伴わなかったので選手にも責任はある。クラブとしては、現状の変え方としてこういう選択をしたというのは、僕らはそれを受け入れてやるしかないですし、これに奮起することがクラブとして求めていることだと思う。これを選手がどう受け止めるかが大事だと思います」と話した。

 まだミドルパスが乱れるときが多く、正確無比な本来の姿ではない。しかし、時折見せるスルーパスは冴えわたる。東アジアカップを戦う日本代表にも選出された俊英がピッチに帰ってくる。
(鹿島担当 田中滋)


練習にて主力組に入った岳である。
いよいよ次節・FC東京戦では実戦復帰となりそうである。
岳の躍動にてホームでの勝利を得たいところ。
楽しみにしておる。

仙台・野沢、全員がハードワークすることをベースとした仙台のやり方自体はブレていない

2015年07月23日 | Weblog
[仙台]野沢拓也、ホームでの2ndステージ初勝利に強い意欲を燃やす


 明治安田J1・2nd第1節・広島戦(3●4)で、史上41人目となるJ1通算350試合出場を達成した野沢拓也。昨年8月の仙台加入から、もうすぐ一年が経つ。

「2ndステージはなかなか結果が出ていないのですが、全員がハードワークすることをベースとした仙台のやり方自体はブレていない。悲観するような状況ではないと思っています」と現状をとらえた上で、「(2nd第3節/1●2)神戸戦でああいう負け方をしたあとにもサポーターが大きな声援を送ってくれた。だからこそ次のホームで勝ちたい」と、強い意欲を燃やす。

 野沢は次節の相手・柏との前回対戦(1st第2節/1△1)では出場停止だった。だが今季初対戦となる相手のことよりまず「ホームでやる次の試合で勝つことは、良い流れに変える上でも大きな意味を持ちます」ということを意識。23日の居残り練習で、原崎政人コーチらスタッフも含めた守備陣に容赦なく絶妙な軌道のシュートを浴びせるなど、自らの向上にも余念がない。



(仙台担当 板垣晴朗)


柏戦に向けて意気込みを見せる仙台の野沢である。
「ホームでやる次の試合で勝つことは、良い流れに変える上でも大きな意味を持ちます」と言う。
ホームの後押しが如何に力になるか知っておる。
声援を後押しに躍動してくれるであろう。
活躍の報を待っておる。

岳、日本代表選出

2015年07月23日 | Weblog
柴崎選手 日本代表選出のお知らせ
2015年07月23日(木)

本日、EAFF東アジアカップ2015(8/2~9@中国/武漢)の日本代表メンバー23名が発表されました。

鹿島アントラーズからは、柴崎選手が選出されました。


東アジア杯の日本代表メンバーに選出された岳である。
ここは、日の丸を背負って戦うところ。
日本の連覇に尽力するのだ。
負傷明けであり、不安を残すが、国内組だけで編成される日本代表としては大黒柱として期待される。
重責を担い、それを吹き飛ばして躍動するのだ。
活躍を楽しみにしておる。

常勝クラブ復活は、最も鹿島を知り、鹿島に尽力してきたうちのひとり、石井新監督に託された

2015年07月23日 | Weblog
【鹿島】常勝軍団の復活を託された石井新監督 クラブ史上二人目の日本人指揮官がテーマに掲げたもの
サッカーダイジェスト編集部
2015年07月23日


当然ながら「カリスマ性」はまだないが…。


今季コーチとして14年目を迎えていた石井正忠新監督が、鹿島で二人目の日本人指揮官に。第2ステージ4節のFC東京戦が初陣となる。(C) J.LEAGUE PHOTOS

 鹿島は7月21日付でトニーニョ・セレーゾ監督を解任、石井正忠コーチを内部昇格させ、新監督に任命した。クラブ史上2度目のシーズン途中での監督解任。緊張感の溢れるクラブハウスで、石井新監督がまず口にしたのが、クラブのアイデンティティーを取り戻させることだった。

「勝利にこだわって戦うチームを復活させたい。勝負強さ、勝負にこだわる姿勢を見せたい。セレーゾ監督の戦術を引き継ぎながら、セットプレーの守備など改善していきたい」

 ここ数年、クラブは世代交代を進めてきた。リーグ3連覇を支えた新井場徹、岩政大樹らが移籍。柴崎岳、昌子源、土居聖真らプラチナ世代を積極的に起用することをジョルジーニョ、セレーゾ監督に求めてきた。若手はポジションを得て、試合に出ることで力をつけたのは間違いない。ただ、クラブの伝統をも受け継ぐことができたのか、といえばそうではなかった。

 特に、セレーゾ監督は選手に制約を与えることで、チームをまとめようとした。中盤の独特な発想力は、制約によって、機械化されてしまった。その影響か、試合中のひとつのミスで自信を失い、ボールを受けたがらない選手もいたといい、勝ちきれないひとつの要因にもなっていた、と分析する選手もいる。

 石井新監督は前身の住友金属を含め、選手時代から長年鹿島に在籍してきた。監督経験こそないが、選手、スタッフとして数々のタイトルをもたらした歴代監督のノウハウを、目の当たりにしてきた。その経験から今、チームに足りないものを「勝者のメンタリティ」と導き、最大のテーマに据えたのだった。

 これまで、フロントは監督を「カリスマ性」を重要ポイントに選んできた。日本代表でも実績のある選手が多く在籍するため、監督が発する言葉に説得力がなければいけなかったからだ。

 当然ながら、石井新監督には、監督としてのカリスマ性はまだない。ただ、代わりにコーチとして選手から相談を受けるなど、これまでに培ってきた厚い信頼関係という強みがある。大物監督とはまた違った形で、選手に「監督のために」と思わせることができる存在だ。

 シーズン途中ということもあり、新体制後もこれまで通り4-2-3-1を継続させていく可能性が高い。監督就任2日目の練習では、ここ2年、先発から遠ざかっている本山雅志を主力組のトップ下に入れるなど、自分の「色」を出しながら、初陣となるFC東京戦へ向けた準備を進めている。

 クラブ史上二人目の日本人監督。「いつか、クラブで育てた日本人指導者にクラブを任せたい」(鈴木満常務)という目標は、望まない形で巡ってきた。常勝クラブ復活は、最も鹿島を知り、鹿島に尽力してきたうちのひとり、石井新監督に託された。


昌子(写真)、柴崎、土居ら、近年若手の台頭が著しかった鹿島だが、今季の成績は停滞気味。新監督の下、この苦境を脱却できるか。(C) SOCCER DIGEST


石井新監督について記すサッカーダイジェストである。
住金時代からの生え抜きである石井監督についてよく伝えておる。
今回の人事は、クラブとしてカリスマ性以上のものを石井監督に期待してることが分かる。
まずは兄貴分として、「勝者のメンタリティ」を復活させるのだ。
また、トニーニョ・セレーゾ前監督は制約を多く取り決め、決められた枠の中でプレイさせていたとのこと。
それがプラスに働くこともあれば、良くない結果となった面もあった様子。
その枠を取っ払い、選手には自由な発想でプレイさせることとなろう。
メンタルとアイデアで勝利を引き寄せろ。
石井監督の手腕に期待しておる。

Jリーグ、20014年度各クラブ経営情報開示

2015年07月23日 | Weblog
14年度経営情報開示、全51クラブ出揃う…2期連続赤字は鳥栖、藤枝、琉球
15/7/22 17:39

 Jリーグは22日、2014年度のクラブ経営情報を開示した。5月に48クラブの情報を開示していたが、3月決算である柏レイソル、ジュビロ磐田、Y.S.C.C.横浜の3クラブの情報を追加した。

 上記3チームの純利益は、柏が0、磐田が2400万円の黒字、YS横浜Fは1500万円の赤字を計上した。

 クラブライセンスが失効する3期連続赤字、債務超過は全クラブが回避している。15年度の決算が赤字の場合は3期連続赤字となるのは、J1ではサガン鳥栖、J2クラブはなく、J3で藤枝MYFCとFC琉球が該当。なお、単年赤字はベガルタ仙台、水戸ホーリーホック、ジェフユナイテッド千葉、横浜FC、ヴァンフォーレ甲府、FC岐阜、セレッソ大阪、YS横浜、ツエーゲン金沢、藤枝、ガイナーレ鳥取、琉球。そして債務超過はブラウブリッツ秋田と鳥取となっている。

■14年度純利益
▽J1(▲は損失)
仙台(▲1億700万円)
鹿島(2100万円)
浦和(1億1800万円)
大宮(0)
柏(0)
FC東京(400万円)
川崎F(4400万円)
横浜FM(1億7800万円)
甲府(▲7400万円)
新潟(1000万円)
清水(200万円)
名古屋(2300万円)
G大阪(4000万円)
C大阪(▲9000万円)
神戸(17億4600万円)
広島(1億2200万円)
徳島(2億4800万円)
鳥栖(▲3億6000万円)
J1合計(19億2500万円)

▽J2
札幌(4700万円)
山形(1100万円)
水戸(▲2900万円)
栃木(1億4300万円)
群馬(7100万円)
千葉(▲8900万円)
東京V(500万円)
横浜FC(▲2600万円)
湘南(200万円)
松本(0)
富山(3000万円)
磐田(2400万円)
岐阜(▲6300万円)
京都(6100万円)
岡山(100万円)
讃岐(1億600万円)
愛媛(200万円)
福岡(300万円)
北九州(200万円)
長崎(100万円)
熊本(500万円)
大分(0)
J2合計(4億4300万円)

▽J3
盛岡(100万円)
秋田(100万円)
福島(100万円)
町田(400万円)
YS横浜(▲1500万円)
相模原(0)
長野(800万円)
金沢(▲300万円)
藤枝(▲3400万円)
鳥取(▲9500万円)
琉球(▲3600万円)
J3合計(▲1億6800万円)

チーム人件費はここ4年で約33億円増加…鳥栖が大幅増、鹿島が大幅減
15/7/22 18:54

 Jリーグは22日、各クラブの経営情報を開示した。各クラブの人件費も公表され、1位は柏レイソルの20億5900万円。3年連続の1位となった。2位は浦和レッズで20億5400万円、3位は名古屋グランパスで20億5300万円だった。

 14年シーズンにJ1、J2に所属し、2011年から人件費を公開している37クラブの推移を見ると、ここ4年で総合計は33億3500万円増加。最も増やしたのはサガン鳥栖で+8億2300万円。鳥栖は2期連続の赤字を計上しており、人件費の圧迫がクラブ経営に大きな影響を与えていそうだ。

 また、逆に一番大きく減らしたのが鹿島アントラーズで5億400万円。2011年度は名古屋に次ぐ2位の20億6600万円だったが、14年度は15億6200万円で全体の9番目になっている。

 全体では25クラブのチーム人件費が増加、12クラブが減少させている。

■14年度チーム人件費(11年度比)

▽J1
柏 20億5900万円 (+1億4000万円)
浦和 20億5400万円 (+1億6800万円)
名古屋 20億5300万円 (▲1億1400万円)
G大阪 18億1500万円 (▲1億9500万円)
横浜FM 17億6500万円 (+3億2400万円)
大宮 17億2000万円 (+4億600万円)
FC東京 17億900万円 (+2億8200万円)
C大阪 16億8000万円 (+4億9500万円)
鹿島 15億6200万円 (▲5億400万円)
川崎F 15億4600万円 (▲4100万円)
清水 13億5400万円 (▲2200万円)
広島 13億4900万円 (+2500万円)
神戸 13億4800万円 (+3億3800万円)
鳥栖 11億7600万円 (+8億2300万円)
仙台 11億4100万円 (+1億3400万円)
新潟 10億8500万円 (+2億7600万円)
徳島 9億2700万円 (+4億3700万円)
甲府 7億5900万円 (+8800万円)

J1合計 271億300万円(+30億6100万円)

▽J2
磐田 13億5200万円 (+5300万円)
千葉 10億6500万円 (+6200万円)
京都 6億9500万円 (▲2億円)
岐阜 5億300万円 (+3億1100万円)
岡山 4億9900万円 (+1億3600万円)
横浜FC 4億9300万円 (+1500万円)
山形 4億6300万円 (▲2億4300万円)
湘南 4億5200万円 (▲5900万円)
松本 4億4300万円 (―)
札幌 4億3000万円 (▲8300万円)
福岡 4億1700万円 (▲1100万円)
大分 3億4900万円 (+5600万円)
東京V 3億4600万円 (+4600万円)
長崎 3億3500万円 (―)
富山 2億9900万円 (+5300万円)
栃木 2億9200万円 (▲4100万円)
北九州 2億8400万円 (+6200万円)
熊本 2億7600万円 (+1900万円)
愛媛 2億5700万円 (+5100万円)
水戸 2億3500万円 (+8300万円)
讃岐 1億8000万円 (―)
群馬 1億6800万円 (▲3600万円)

J2合計 98億3200万円(+2億7400万円)
J1・J2総合計 369億3500万円(+33億3500万円)


▽J3
長野 1億9200万円
金沢 1億7000万円
鳥取 1億6200万円
町田 1億2000万円
福島 9800万円
秋田 9200万円
琉球 7600万円
盛岡 6100万円
相模原 5200万円
藤枝 2400万円
YS横浜 1800万円

J3合計 10億6500万円


2014年度のクラブ経営情報を開示したJリーグである。
鹿島は2100万円の純利益を挙げており、また人件費は15億6200万円であった。
人件費については、2011年度から5億400万円減らしており、経営努力が覗われる。
足元をしっかりとし、地道に経営していくのだ。
地盤が固まってこそのクラブである。
安心のクラブ、それが鹿島と言い切ろうではないか。

求められるものは、勝利。ただそれだけである。

2015年07月23日 | Weblog
監督解任、常勝軍団・鹿島が低迷した要因は? 強化部長が語る「負けて強くなることはない」の真意
鹿島アントラーズは21日、トニーニョ・セレーゾ監督の解任を発表した。今季はタイトル獲得も期待されていただけに、ここまでの成績は低調と言わざるを得ない。昨季はリーグ3位に入ったが、最終節を落として終わった。この敗戦が今季の不調の遠因となったというのは言い過ぎだろうか。常勝クラブのGMは当時、勝利が選手たちにもたらすものを語っていた。

2015年07月22日(Wed)15時21分配信
text by 青木務 photo Getty Images


シーズン途中での監督交代に踏み切った鹿島


鹿島は再びトニーニョ・セレーゾ氏を監督として招聘するが…【写真:Getty Images】

 今季は1stステージを8位で終え、2ndステージは3節の時点で1勝1敗1分。前節は6連敗中の松本山雅FC相手に0-2で敗れた。年間順位も8位と中位を彷徨う鹿島だが、この松本戦がセレーゾ体制の終焉を決定付けることになった。

 セレーゾが初めて鹿島の監督に就任したのは2000年。初年度にJリーグ史上初となる国内3冠に導き、常勝軍団の名を確固たるものにした。さらに小笠原満男、本山雅志、中田浩二ら若手を積極的に起用し、世代交代も進めていった。2005年まで6シーズンに渡って長期政権を築くなど、多くの人から愛された監督だった。

 そして2013年、鹿島は再びセレーゾを監督として招聘する。過去にチームを率いてタイトルを獲得し、クラブの理念や哲学もよく理解している元セレソンは、チームの再生にうってつけの存在だった。2013年は5位に入ると、昨季は3位。もちろん、優勝が義務付けられるクラブにとっては満足できるものではなかったはずだが、今後に期待を抱かせるには十分だった。

 しかし、現実は甘くはなかった。2月に開幕したACLで躓くと、J1でも勝てず公式戦5連敗という最悪なスタートを切った。過密日程により疲労が蓄積し、不安定な戦いが続く。波に乗ることができず、結局、今季ここまでのリーグ戦では一度も連勝することができていない。

 若い選手がポテンシャルを発揮し、ベテランが土台を支えた昨季の鹿島は、強豪復活を予感させた。しかし、何としても勝たなければならなかった試合で敗れていたのも事実だった。

 2014年のJ1最終節、サガン鳥栖戦。鹿島をJ屈指の強豪に押し上げた鈴木満常務取締役強化部長は試合後、記者陣に囲まれながら悔しさを露わにしていた。

「負けて強くなることはない」

「このシチュエーションで負けちゃいけないよ。これ勝って終わっていたら本当に力になるんだから。目に見えないけど、本当に自信になって力になるんだよ、こういうのを勝ちきれれば。これ勝ちきれないと正直何も残らないんだよね」

 この日、鹿島にはわずかながらリーグ優勝の可能性が残っていた。そして、中田浩二氏の現役ラストマッチでもあった。結局、ガンバ大阪がタイトルを手にしたのだが、問題は勝利が求められる大事な一戦で敗れたことだ。

 相手の果敢なプレスと球際の激しさに押され、鹿島の選手たちは自分たちの時間を作ることができなかった。鳥栖のファイティングスピリットは素晴らしかったが、鹿島のパフォーマンスも淡白だった。

 仮に、鳥栖に勝ってシーズンを締めくくれていれば、選手たちは普段の1試合で得るもの以上の特別な自信を手に入れられたかもしれない。常勝軍団を見続けてきた鈴木氏はそう確信していた。

 シーズン途中での監督解任という事態に陥った現状は、勝ちきれなかったあの日と無関係とは言えないはずだ。

 セレーゾが我慢強く起用した若手は立派な戦力となった。試合経験を積む中で、脈々と受け継がれてきた勝者のメンタリティーも継承されつつあった。柴崎岳、昌子源、土居聖真らがリーダーとなり、新時代の鹿島が誕生する気配は確かにあった。だが、昨年の最後に得られるはずだった大きなものを取り損ねた代償は、今季の不調として表れたのではないか。

「20年経験しているけど、負けて強くなることはない」と話していた鈴木常務取締役。鹿島の生き字引は、強くなるためには何が必要か知っている。

「勝った時の喜びを知っているからまた勝ちたいという欲も出てくる。だから、勝っている選手はどんどん勝てるようになる」

 まずは今節のFC東京戦に全てをぶつけなければならない。求められるものは、勝利。ただそれだけである。

【了】


鹿島の監督更迭について記事を起こしたフットボールチャンネルの青木氏である。
昨季の最終節・鳥栖戦と重ね合わせて筆を取る。
あの試合、勝たねばならなかった、勝つべきであった。
しかしながら、チームは敗戦を喫し、優勝を逃した。
それが成し得られなかったことが、今季の不振、そして監督解任へ繋がったと述べる。
鹿島のメンタルを引き継いで行くには、勝ち続けるしか無い。
新監督で迎える今週末のFC東京戦、勝つしかない。
強い気持ちでぶつかり、勝利を掴み取るのだ。
鹿島を信じておる。

マリオフィジカルコーチ契約解除へ

2015年07月23日 | Weblog
鹿島、セレーゾ監督に続きマリオコーチも契約解除へ
[2015年7月23日6時5分]

 21日にトニーニョ・セレーゾ監督(60)を電撃解任した鹿島が、マリオ・アウグスト・フィジカルコーチ(55)との契約も解除する見通しとなった。計9季の在任期間をすべて支えた腹心で、クラブ幹部が22日に「一緒にチームを離れることになると思う。24日に話し合う予定」と明かした。

 後任は置かず、石井新監督、大岩、柳沢の両コーチが分担して補う方針だ。選手側は、急きょランチタイムに決起集会を行った。茨城・鹿嶋市内のブラジル料理店で1人ずつ決意を述べ、MF小笠原主将は「今の成績を監督だけのせいにしたら男じゃない。一丸となろう」と奮起を促した。


マリオフィジカルコーチと契約解除する鹿島である。
トニーニョ・セレーゾ監督の解任に余波がここにも及んできた。
後任のフィジカルコーチは置かず、大岩コーチと柳沢コーチが担うとのこと。
石井監督自身もフィジカルコーチ出身だけに不安は無い。
チームが一丸となって戦うときである。
結束で戦いたい。

鹿島、決起集会

2015年07月23日 | Weblog
鹿島 指揮官解任から一夜、選手全員で決起集会
 トニーニョ・セレーゾ監督の解任から一夜明け、鹿島の選手全員で決起集会を行った。選手会長のDF西が音頭を取り、練習前に鹿嶋市内のブラジル料理店で昼食をともにした。

 クラブ史上2例目のシーズン途中での監督解任という事態から巻き返すために、1人ずつ発言する機会を設けて思いをぶつけ、西は「良い方向に行くと思います」と手応えを感じた様子だった。

 石井新監督の下、本格始動した練習ではミニゲームで元日本代表MF本山が主力組のトップ下でプレー。25日のFC東京戦で約2年ぶりに先発する可能性が出てきた。左足痛で欠場していたMF柴崎の復帰も濃厚。新体制初戦を取りにいく。
[ 2015年7月23日 05:30 ]


決起集会を行ったチームメンバーである。
選手全員でベリンバウに集まり、意見をぶつけ合った。
気持ちや想いを吐き出し、新たな気持ちでFC東京戦に挑むのだ。
新生鹿島は動き出した。
勝利を求めて戦うのだ。
期待しておる。

セレッソ・田代、バースデイ弾

2015年07月23日 | Weblog
C大阪田代&玉田弾で4カ月ぶり3位浮上 J2
[2015年7月23日7時9分 紙面から]


前半、C大阪玉田(左)が勝ち越しゴールを決め田代と抱き合って喜ぶ

<J2:C大阪2-1岡山>◇第25節◇22日◇金鳥スタ

 J2C大阪が、4カ月ぶりに3位浮上した。

 ホームで岡山に先制を許しながらも、FW田代有三(33)とFW玉田圭司(35)の30代コンビがアベック弾を挙げ、今季初の逆転勝利を飾った。中3日で迎える次節26日は、勝ち点6差で追う2位磐田との直接対決。勝てばJ1自動昇格圏(2位以内)も見えてくる。

C大阪、逆転勝ちで3位浮上 田代「次が一番大事…決勝のつもりでやる」
 明治安田J2第25節(22日、C大阪2-1岡山、金鳥スタ)逆転勝ちのC大阪が、金沢を得失点差で上回って3位に浮上した。

 前節の京都戦に続いて立ち上がりに失点する嫌な展開。だが、すぐさまこの日が33歳の誕生日だった田代が同点ゴール。前半34分には田代のパスから玉田が決め、2トップが勝利を手繰り寄せた。次節は勝ち点差6の2位磐田戦。田代は「次は一番大事な試合。決勝のつもりでやる」と意気込んでいた。(共同)

元日本代表コンビ躍動!C大阪 今季初の逆転勝ちで3位浮上
 J2第25節は各地で11試合が行われ、C大阪はホームで岡山に2―1で勝利。前半10分に元日本代表FW田代有三(33)が同点弾を決めると、同34分には元日本代表FW玉田圭司(35)が決勝点。今季初めての逆転勝ちで3位に浮上し、2位の磐田とは勝ち点6差に縮まった。

 経験豊富な2トップが、C大阪に今季初めての逆転勝利を呼び込んだ。前半7分にあっさりと左サイドを崩され、0―1で敗れた前節・京都戦に続く開始早々の失点。重苦しい空気が流れる中、3分後にDF酒本の右クロスを相手GKがはじくと、こぼれ球に田代が反応する。「速いボール(クロス)が入って、こぼれそうな気がしていた」。この日に33歳の誕生日を迎えた長身FWが、右足ダイレクトで冷静にバースデー弾を決めた。

 同34分には玉田が続く。DF丸橋のFKから田代が落としたボールに、巧みに相手GKとの1対1に持ち込み右足で流し込んだ。「グラウンドがぬかるんでいたし、ボールの勢いがなくなるかなと。狙っていた」。断続的に降り続く雨で、ピッチは水がたまる悪条件。「やりにくかったのは確か」と笑いながらも、その環境も計算に入れた逆転弾だった。

 フォルランとカカウが6月で退団。7月から先発2トップを組み始めた元日本代表コンビが、今季2度目のアベック弾で逆転の立役者となった。この勝利で3位に浮上し、2位磐田とは勝ち点差6。ただ、中3日で自動昇格圏を争う磐田との直接対決が控えるだけに、気持ちは早々と次節へ。「一番大事な試合。決勝戦のような気持ちでやりたい」と田代。勝利を求め、敵地へと乗り込む。


<C大阪・岡山>先制ゴールを決め、手をひろげ喜ぶC大阪・田代
Photo By スポニチ


[ 2015年7月23日 05:30 ]

【C大阪】田代のバースデー弾などで3位浮上
2015年7月23日0時53分 スポーツ報知


1得点1アシストと全得点に絡んだC大阪FW田代

  ◆J2第25節 C大阪2―1岡山(22日・キンチョウスタジアム)

 C大阪が雨のホームで意地を見せた。岡山に2―1と今季初の逆転勝利を収め3位浮上。アウトゥオリ監督(58)は「きつい試合だったが、タフに戦った選手たちを祝福したい」とたたえた。

 前節の京都戦(18日・西京極)は前半2分に失点し、0―1と敗れた。この日も前半7分に失点し嫌なムードが漂ったが、これを一掃したのが今季加入の元日本代表FW田代有三だ。この日33歳の誕生日を迎えた背番号19は同10分、DF酒本のクロスを敵GKがはじいたボールを右足で捉え、2戦ぶりの得点となる同点弾。同34分にはクロスをダイレクトではたき、元日本代表FW玉田の勝ち越し弾をアシストした。「誕生日ゴールは初。タマさん(玉田)とのいい連係も深めていきたい」と喜んだ。

 この日は後半の接触プレーで、守護神の韓国代表GKキム・ジンヒョンが負傷退場。次節、勝ち点差6で追う2位・磐田との決戦(26日・ヤマハ)を前に痛いアクシデントとなったが、田代は「次も決めます」と誓った。(田村 龍一)


バースデイ弾を決めたセレッソの田代である。
決勝点もアシストしており、好調の様子。
セレッソの昇格に向け田代の活躍は必須である。
これからも活躍の報を待っておる。

岳の躍動に期待

2015年07月23日 | Weblog
午後練習


選手たちは昨日に続いて15時30分からミーティングをした後、パス練習や実戦形式のトレーニングを行いました。


練習する岳である。
もう復帰は間違いなかろう。
監督交代への責任を背負いボールに魂を込めるのだ。
岳の躍動を楽しみにしておる。