鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ヤス、持っているものをしっかり出してアピールできれば

2015年05月07日 | Weblog
鹿島遠藤が初選出「嫁に電話したらビックリしてた」
[2015年5月7日19時54分]

 鹿島からは4人が選ばれた。初選出はMF遠藤康(27)。昨季チーム最多タイの10得点を挙げた左利きの右サイドハーフ。11年から鹿島でレギュラーを張る男は、候補ながら待望の日本代表入りを遂げ「光栄です。嫁に電話したらビックリしてた」と喜んだ。

 G大阪MF遠藤と同じ名字で、クラブでは「有名じゃない方の遠藤です」と自虐的に話していたが、足元の技術は鹿島でトップクラス。「持っているものをしっかり出してアピールできれば。その前にまず(10日のリーグ)東京戦で結果を出さないと」と話した。

 U-22日本代表DF植田直通(20)も、追加招集のアジア杯オーストラリア大会(今年1月)に続いて選ばれた。今季はクラブで控えに回ることも多く「選ばれるに値しない状況なのに、呼んでもらえた。ほかの選手より試合勘が鈍っていると思うけど、そこは気持ちでカバーしたい」と意気込んだ。このほか、MF柴崎岳(22)とDF昌子源(22)の常連組も順当にリストに名を連ねた。


代表候補に選出されたヤスである。
奥さんに電話したところ驚いたとのこと。
とはいえ、これまでも持ってる実力は代表クラスとチームメイトにも絶賛されておった。
左足は充分、ボールを収める能力も高い。
日本代表招集にてどのように開花するのか楽しみである。

ACLへの気構えと覚悟

2015年05月07日 | Weblog
【韓国メディアの視点】鹿島のACL敗退に、「気構えと覚悟の欠如」を指摘する韓国人記者
慎武宏
2015年05月07日


「警戒すべきことを分かっていたはずなのに、同じ失敗を繰り返すのが不思議に映った」(ホン・ジェミン記者)。


FCソウルに競り負け、ACL敗退が決まった鹿島。ホン・ジェミン記者は内容を評価しながらも、同じ失敗を繰り返すのが不思議だとも指摘する。(写真:サッカーダイジェスト)

「鹿島サポーターの反応には驚いた。FCソウルの選手たちを拍手で送り、逆に鹿島の選手にはブーイングを浴びせていたからね。正直、韓国人記者としては悪くない気分だったが、ちょっぴり複雑な気持ちにもなった。鹿島サポーターの苛立ちが伝わってくるようだった」

 そう語るのは韓国のサッカー専門誌『FourFourTwo KOREA』のデスクで、5月5日に行なわれたACLグループステージ最終節、鹿島対FCソウルの取材で来日したホン・ジェミン記者だ。

「FCソウル、劇的勝利で16強進出!!」
「ピリっとした“ソウル劇場”」
など、韓国メディアは3対2で逆転勝利を収めたFCソウルの勝利を高く評価しているが、ホン・ジェミン記者は、鹿島の健闘も称える。

「ソウルでの試合に比べると鹿島は躍動感があり、選手たちの動きの質も高かった。特に柴崎岳は、前回対戦時でこれといって目立たなかったが、テクニカルで視野も広く、ボールの配球も良かった。“次世代の遠藤保仁”と呼ばれる理由が分かった。また、個人的には遠藤康も大きな発見だ。スペースに飛び出すタイミングや突破力が光り、キックの精度も高い。内容も決して悪くなく、ポストに直撃したFKが決まっていれば鹿島の一方的なペースになっていた可能性もあった」

 ただし、こうも指摘する。
「ただ、内容が良くても勝てないのがJリーグ勢だ。鹿島は相手のスタイルや警戒すべきことを分かっていたはずなのに、同じ失敗を繰り返すのが不思議に映ったほどだった」
 
 象徴的なのが、鹿島が喫したセットプレーからの2失点だという。
「(セットプレーから失点した)前回対戦時での反省から、トニーニョ・セレーゾ監督はセットプレーへの警戒を強めていたが、今回も同じ失敗を繰り返した。2失点もしてしまったのだから、自らの失敗を見つめ直すべきだろう」

「鹿島の選手たちのプレーはあまりにもクリーンで優しすぎた」(ホン・ジェミン記者)。


「クリーンで優しいプレー」(ホン・ジェミン記者)と評されたように、鹿島の戦いぶりからはアジアの戦いに臨む気構えと覚悟が欠落していたようにも映った。(写真:サッカーダイジェスト)

 ホン・ジェミン記者は、さらにこう続ける。
「例えばイ・ウンヒが決めたFCソウルの1点目のシーン。鹿島の山本がイ・ウンヒに振り切られたが、あそこは激しく競り合いユニホームを掴んででも止めるべきだった。Kリーグでは多少ダーティーな手を使ってでも止めようとする。反則行為を奨励するわけではないが、そういった狡賢さがあっても良かった。鹿島の選手たちのプレーはあまりにもクリーンで優しすぎた」

「Jリーグならそれでも通用するだろうが、価値観もプレースタイルも異なる他国のリーグでは厳しい。ましてや、ACLのようなタイトルの懸かった大会になるとなおさらだ。もっとガツガツとぶつかり、ギリギリの勝負に身を投じる覚悟が必要なのではないか。鹿島のグループステージ敗退の原因はプレーの質ではなく、ACLへの気構えと覚悟にあったように思う。サポーターが試合後にブーイングで抗議していたのも、そういったところにあるのではないか」

 ACLへの気構えと覚悟。抽象的な言葉だが、全北現代、水原三星、FCソウル、城南FCが16強進出を決めた韓国のメディアから指摘されると、ズシリと重く感じられた夜だった。

文:慎 武宏(スポーツライター)


FourFourTwo KOREA・ホン・ジェミン記者のコメントを紹介するサッカーダイジェストの慎氏である。
韓国人記者の目には、鹿島のプレイはクリーンで優しいものに映ったとのこと。
脩斗が振り切られた1失点目のCKはシャツを掴んででも止めるべきだったと語る。
これもまたひとつの意見と言えよう。
そこまでして求める気迫がないように受け取られ、そしてゴールを献上しておる。
この部分の改善が求められておるとも感じる。
気持ちで勝て。
それはわかっておっても簡単に実践できぬもの。
ここは、この試合、今回のACLチャレンジにて選手らは実感したことであろう。
来季以降の挑戦では、この経験を踏まえて勝利を掴み取っていきたい。
期待しておる。

源・岳・植田・ヤス、日本代表候補選出

2015年05月07日 | Weblog
昌子選手、柴崎選手、植田選手、遠藤選手 日本代表候補選出のお知らせ
2015年05月07日(木)

本日、日本代表候補トレーニングキャンプ(5/12~5/13@千葉)に向けて、メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、昌子選手、柴崎選手、植田選手、遠藤選手が選出されました。


日本代表候補に選出された源、岳、植田、ヤスである。
源と岳は3月に引き続き、植田は1月のアジア杯以来、そしてヤスは初選出である。
植田も前回は追加招集であったため、実質初招集のようなもの。
ヤスと植田が招集されたことは素直に嬉しい。
実力をアピールしていって欲しいところ。
楽しみである。

プレミアリーグEAST JFAアカデミー福島戦

2015年05月07日 | Weblog
無敗の鹿島が首位をキープ 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2015年05月07日



ピックアップマッチ
鹿島アントラーズユース 2-1(前半0-0、後半2-1) JFAアカデミー福島
高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第5節がゴールデンウイーク最終日の5月6日(火・祝)に開催され、鹿島アントラーズユース(茨城)はJFAアカデミー福島(静岡)と対戦しました。
開幕から3勝1分けと無敗で首位を走る鹿島に対し、アカデミー福島は未勝利と苦戦中。首位の座を守りたい鹿島とリーグ1勝目を狙うアカデミー福島の意地が、立ち上がりから激しくぶつかり合いました。
鹿島は序盤、CB町田浩樹選手とボランチの千葉健太選手を起点に、前線の垣田裕暉選手にボールを集めます。これに対し、アカデミー福島は上野瑶介選手と下口稚葉選手の両CBが垣田選手をケアし、攻撃へとつないでいきます。アカデミー福島は右サイドの延祐太選手、トップ下の山原怜音選手が攻撃の担い手となり、カウンターから好機をうかがいますが、4試合で1失点の鉄壁を誇る鹿島守備陣を崩し切ることができません。
スコアレスで迎えた後半も前半同様、両チームの守備陣が奮闘を続ける中、ゴール前での攻防が徐々に激しくなります。アカデミー福島は60分、谷口憧斗選手のクロスに延選手がボレーシュートで合わせるものの、これは鹿島のGK沖悠哉選手のセーブに阻まれます。対する鹿島は、こう着した状態を打破しようと熊谷浩二監督が動きます。70分に松浦航洋選手に代えて西本卓申選手を、78分には中盤の田中稔也選手に代えてFW色摩雄貴選手を投入。「前線に変化を加えたかった」という熊谷監督の采配は、すぐに実を結びます。
85分、左サイドを突破した色摩選手のクロスに垣田選手が頭で合わせ、先制点を奪います。待望の1点を挙げて波に乗る鹿島は90+1分にも色摩選手が左サイドを攻略し、垣田選手の2点目をアシスト。試合終了間際にアカデミー福島に1点を許しましたが、試合は2-1でタイムアップ。鹿島が首位の座をがっちりキープしました。
一方、今回の敗戦で5連敗となったアカデミー福島は、「これまでで一番良い試合だった」と眞中幹夫監督が振り返ったとおり、首位チーム相手に善戦。次節以降につながる試合となりました。



監督・選手コメント
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
選手たちはコンディションがあまり良くない中、最後まで戦ってくれました。このチームは昨年よりタフに戦うことをテーマに掲げているので、苦しい中、どれだけ質を発揮できるかが、今後の成長につながると思います。今日は途中から出場した選手たちがよく働きましたし、垣田選手もゴールで成長した姿を見せてくれました。すぐに次の試合がありますが、これまでどおり、しっかりとトレーニングして勝利に近づきたいです。

垣田裕暉 選手(鹿島アントラーズユース)
失点しないことを心がけていれば、いつかは点が取れると思っていました。ゴールシーンは相手が色摩選手に引きつけられていたので、自分はファーサイドに回り、あとはクロスが来ることを信じていました。今年、自分は先発出場を続けていることもあって、90分を通して落ち着いてプレーできるようになったと思います。今後も前線のターゲット役としてもっと体を張ってボールをキープして、攻撃を引き出したいと思います。

西本卓申 選手(鹿島アントラーズユース)
難しい流れの中で途中出場し、最初は少し苦労しましたが、とにかくペースを変えることだけを意識していました。(同じく途中出場の)色摩選手はスピードがあって縦に勝負するタイプなので、僕はできる限りDFを引きつけようと思いました。また、前線の垣田選手にマークが集まっていたので、クロスが入ったときは僕がニアサイドでつぶれて、垣田選手がフリーになるよう工夫しました。自分が入ってから2点が入り、素直にうれしいです。

眞中幹夫 監督(JFAアカデミー福島)
鹿島は一瞬の隙も見逃してくれません。選手たちもそれを意識して、試合開始から緊張感を持ってプレーしたけれど、最後の4分間だけ隙が生まれましたね。われわれは1試合で複数得点を挙げることができないので、我慢強く戦い、決めるべき場面でゴールすることが求められます。ここまで未勝利ですが、第1節に比べたらチームは成長していますし、いま取り組んでいることを続けて、チャレンジしていきたいと思います。



その他の試合結果
大宮アルディージャユース 3-0(前半1-0、後半2-0)清水エスパルスユース
流通経済大学付属柏高校 2-0(前半0-0、後半2-0) 柏レイソルU-18
コンサドーレ札幌U-18 1-0(前半0-0、後半1-0) 青森山田高校
FC東京U-18 1-1(前半0-1、後半1-0) 市立船橋高校
大宮アルディージャユース(埼玉)は川田拳登選手のゴールをはじめ3得点で清水エスパルスユース(静岡)を完封。3位に浮上しています。流通経済大学付属柏高校と柏レイソルU-18による柏勢対決は、後半に2ゴールを挙げた流経大柏に軍配。流経大柏は3連敗の後、2連勝と巻き返しています。青森山田高校(青森)をホームに迎えたコンサドーレ札幌U-18(北海道)は、エース菅大輝選手の決勝点で今季初勝利。一方、開幕から3連勝と好調を維持していた青森山田は、前節に続いて黒星を喫しました。2位の市立船橋高校(千葉)は1点リードで迎えた77分、FC東京U-18(東京)の佐藤亮選手に同点弾を許し、3連勝はならず。それでも鹿島や大宮と同様、無敗を続けています。


プレミアリーグEAST・JFAアカデミー福島戦のレポートである。
試合の内容が伝わってくる。
途中出場した西本くんの戦術理解が嬉しい。
攻撃的センスに優れておることが伝わってくる。
西本くんを含めこの若き選手たちには、鹿島の将来を担ってくべき人材として順調に育っていって欲しい。
期待しておる。

鹿島アントラーズはあと一歩届かず敗退

2015年05月07日 | Weblog
鹿島アントラーズはあと一歩届かず敗退。
敗因は「CKの守備」だけだったのだろうか?

Text by 後藤 健生

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージが終了。日本勢では柏レイソルとガンバ大阪が1位突破。一方、鹿島アントラーズと浦和レッズが最下位という結果となった。出場4クラブすべてが決勝トーナメント進出を果たした韓国勢には水を開けられた形だが、第3節まで各クラブが連戦連敗で柏以外は総崩れかと思われたが、最後は持ち直し、鹿島も最終戦の最後の時間帯まで「突破」の可能性を持って戦えていた。Jリーグの代表として、最低限のプライドだけは守られた。そんな結果だった。

このコラムでも何度か書いた記憶があるが、日本勢には「2/3月の第1節、2節は大苦戦。Jリーグ開幕後の時期に当たる第3節以降持ち直し、最後は大型連休絡みの過密日程の犠牲になってグループリーグ敗退」。大雑把に言うと、そんな傾向がある。
今シーズンは、第1、2節は予想通りだったが、不振が第3節まで続き、その後盛り返して、大型連休疲れもなんとか乗り切ってくれたかっこうである。

先日、浦和がホームで水原三星に敗れてグループステージ敗退が決まった時、水原の徐正源(ソ・ジョンウォン)監督に「Jリーグ勢は個人のスキルは高いが、スピードとコンタクトプレーの強さが足りない。韓国の選手は、スキルでは日本選手に劣るが、スピードで上回る」とズバリ指摘されてしまった。

敗戦直後では、何も言い返せなかった……
一方、火曜日の最終節で鹿島を破ったFCソウルの崔龍洙(チェ・ヨンス)監督は、外交辞令というか、あまり本音は言わず、日本批判もなかったが、鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督が日本選手に対して辛辣な言葉を発した。
「日本人はヘディングが嫌いなのだろうか? 文化的に喧嘩することを好まないからなのだろうか、体を使って守備ができる選手がいない。生きるために苦労する環境にないからかもしれない」といった指摘だ。

せっかく互角の戦いを繰り広げておきながら、CKから簡単に2点を奪われてグループステージ敗退が決まった直後だったからだろうか。トニーニョ・セレーゾ監督は怒っていた。
(ここで、徐正源監督とトニーニョ・セレーゾ監督のために付記しておけば、両監督とも記者会見でそういう発言をしたのは、そういう答えを聞きたい記者が質問したからだった。好き好んで日本人批判をしたわけではない。選手や監督のコメントというのは、須らくそういうものなのである)。

いずれにしても、最近は日本チームが負ければ、「激しさが足りない」、「守備の意識が足りない」と批判するのが流行のようで、ACLで敗戦が続いていた時期にはそういう論調の批判がメディアに氾濫した。

それは、もちろん、的外れな批判ではない。日本のDFには1対1で「どんなことをしてでも相手を止めてやろう」という気概を持つ選手が少なく、また、守備の技術や個人戦術が劣っている。

しかし、そんなことは、もうずっと前から分かっていたことだ。数年前までは育成年代の指導者たちもポゼッション・サッカー一辺倒で、守備を教えることがなかったのだから、当然の結果である。何も、日本の社会や日本の文化、民族性を持ち出すまでもない話である。

だが、ようやく、最近になってたとえば鹿島の昌子源や植田直通など強さを持つ若いセンターバックも出て来るようになってきている段階だ。しかし、ブラジル・ワールドカップでの敗戦や、その後日本代表監督に就任したハビエル・アギーレやヴァイッド・ハリルホジッチも盛んにそのような「強さ」「激しさ」を求めるような発言をしたこともあって、日本では今になって「守備批判」が一種の流行になってしまったのだ。

「何も今さら……」と思うわけである。
そして、日本チームが負けると、すべてが「そのせい」にされてしまうのも危険な兆候だ。
ゲームの勝ち負けというのは、実に多様な原因が絡み合っているものだ。そのあたりを深く掘り下げることなく、すべてが「日本選手の守備が弱いから」で済ませてしまうのはおかしい。

たとえば、鹿島がFCソウルに敗れた最終戦。CKからの2失点で敗れたことをトニーニョ・セレーゾ監督も再三指摘していたし、「セットプレーでの守備の弱さ」は紛れもない事実である。「直接的な原因」だ。

だが、敗因はそれだけなのだろうか? たとえば、その失点につながったCKは、どういうプレーから生まれたものなのだろうか?
鹿島のピンチとなった場面の多くは、中盤でのパスをカットされたものだ。もっとも、「ボールを奪ってショートカウンター」というのは世界共通の傾向であり、特別なことではない。だが、鹿島とFCソウルの試合ではそういう場面が多過ぎたのだ。

それは、攻撃のミスのせいだ。無理に前の選手にパスを通そうとして、前の選手が受ける瞬間を狙われていたわけだ。
FCソウル戦。鹿島は勝たなければグループステージ突破ができない状況だった。だから、攻め急ぐ心理は分かる。だが、鹿島は開始早々の8分、赤崎秀平が正面から見事なシュートを決めてリードした。だから、「これで落ち着くかな」と思ったのだが、その後も鹿島は攻め急いだ。トップに早くボールを預けようとして前がパスを受ける準備を終えないうちに蹴ってしまう。FCソウルのスリーバックのサイドを使うという狙いは当然だったとしても、予備動作なしにいきなりコーナー付近に蹴り込んで遠藤康やカイオにボールを送っても、そう簡単にキープできるものでもない。

そして、そうした縦に急いだパスをカットされて、ピンチを招き、できれば避けたいCKを与えてしまったのだ。若い選手が多い鹿島の、精神的弱点だったのだろうか。

つまり、鹿島の直接の敗因は「CKの時にきちんと競り合うことができない」という守備の欠点だったのだが、同時に攻め急いではカットされてピンチを招いた攻撃の拙劣さが、その背景にある遠因だったのである。

もし、日本選手に守備ができないのであれば、攻撃力をさらに磨いて攻め勝ってしまうという解決方法だってあるわけである。「守備批判一辺倒はおかしい」というのは、そういう意味でもある。


ACL・FCソウル戦につて記すJSPORTSの後藤氏である。
トニーニョ・セレーゾ監督の記者から引き出されたコメントを元にコラムを書いておる。
CK二つで逆転されたことに対して、「攻め急いではカットされてピンチを招いた攻撃の拙劣さが、その背景にある遠因だったのである」と言う。
これももっともであろう。
確かにこの試合、多くのパスミスが見られた。
これでは、流動的な攻撃を連続して行うこと運んであったやもしれぬ。
とはいえ、それはFCソウル側の守備もあってこそであろう。
鹿島の視点ではなく見れば良い試合であったと言い換えることも出来る。
攻防が激しく見応えがあったように思える。
中盤でのミスもあったが、それも踏まえてレベルである。
このような試合を経験して選手は成長していくもの。
来季もまた、このステージにて戦うべく、リーグ戦での優勝を目指したい。
ここからの巻き返しに期待である。

鹿島、サポーターと話し合い

2015年05月07日 | Weblog
ACL1次敗退の鹿島 サポと深夜話し合い「覚悟持って戦う」


鹿島サポーターはFCソウル戦後にスタジアムで抗議行動を取り、代表者とクラブ幹部が深夜に話し合いの場を設けた
Photo By スポニチ


 ACL敗退が決まった5日のFCソウル戦後、スタジアムで抗議行動を行ったサポーターの代表者とクラブ幹部が深夜に話し合いの場を持った。

 クラブは6日に内容を公式フェイスブックで報告。サポーター代表者は「戦う姿勢と執念をピッチで表現してほしかった」と訴え、クラブ代表者は「ふがいない結果が続いていることの意味は、我々も理解している。クラブに携わる全員が覚悟を持って戦うので、揺るぎないサポートを通じて力になってほしい」と応じたという。
[ 2015年5月7日 07:25 ]


サポーターと話し合いを持った鹿島幹部である。
不甲斐ない試合が続き不満を爆発させた一部のサポーターへ説明を行った模様。
いくつかの約束事と責任を言葉にしたと聞いておる。
責任とは辞めることや辞めさせることではないと考える。
責任を持って、強い鹿島を構築していくのだ。
単にすげ替えることで、好転を考える安易な者もおろうが、そうではないと強い姿勢を見せて欲しいのだ。
サッカーという球技の性質上、思ったように結果が出ないこともある。
それも踏まえて、我らは応援しておるのだ。
失点が減らぬことや、成績が不安定なことの要因は一つでは無い。
一つ一つ改善して行こうではないか。
覚悟を持って戦っていきたい。

タフに戦い、勝ちをもぎ取る

2015年05月07日 | Weblog
【U-18プレミアリーグ】『タフに戦い、勝ちをもぎ取る』をテーマに、鹿島ユースがEAST首位を堅持!!
安藤隆人
2015年05月07日


「鹿島は常に勝たないといけない」と、ジーコスピリットを伝える指揮官。


5節のJFAアカデミー福島戦では、FW垣田(13)の2ゴールで勝利。いまだ無敗の鹿島ユースが首位を守った。写真:安藤隆人

 3勝1分、8得点・1失点。首位を走る鹿島ユースは、この試合でも持ち前の勝負強さを発揮し、無敗をキープするとともに、首位をがっちりとキープした。

『タフに戦い、勝ちをもぎ取る』
 これが今年の鹿島ユースのテーマだ。これを打ち出したのが、就任2年目の熊谷浩二監督。昨年、コーチから監督に就任すると、徹底してチームにファイティングスピリットを植え付けた。
「鹿島は常に勝たないといけない。勝利への意識を伝えることはまず外せないし、大前提となるのが『ジーコスピリット』。常にチームのために戦う意識を持つことが重要で、その上にいろんな指導があると思っている」

 どんな時もゴールを狙う。チームのために犠牲を厭わずにハードワークする。そして勝ち切る。指揮官就任1年目の昨季は、前期こそ2勝5分2敗に終わったが、後期に入ると5勝2分2敗と一気に順位を上げ、3位でシーズンを終えた。

 昨年までのメンバーが多く残った今年、巧さに強さが加わった鹿島は、戦前から優勝候補の一角に挙げられていた。その評判通り、開幕戦を制すると、そこから無傷の3連勝。

 さらに前節の大宮ユース戦では、苦しみながらも1-1のドローに持ち込み、
「タフさを求めているので、ずっとトレーニングの強度を上げていた。明らかにコンディションがあまり良くないなかで、粘り強く戦えた。我慢できる力を養えていると思う」と、熊谷監督は苦しい状況でも崩れることなく、90分間を戦い抜ける力がついてきたと評価した。

ドロー濃厚の試合を交代選手の躍動で勝利に結びつける。


途中出場の色摩が終盤の逆転劇に大きく貢献する活躍を見せた。果敢なドリブル突破が状況を打開した。写真:安藤隆人

 そして5月6日の5節・JFAアカデミー福島戦。「大宮戦後も強度を落とさずにトレーニングをしてきた」と熊谷監督が語ったように、決して動きは良くなかったが、町田浩樹と戸田拓海のCBコンビ、ボランチの千葉健太を軸に、堅守を構築し、相手に付け入る隙を与えなかった。

 そして、スコアレスで迎えた後半、膠着状態を打破したのは、途中出場の選手たちだった。70分にMF松浦航洋に代え、U-16日本代表歴のあるMF西本卓申を投入すると、78分にはMF田中稔也に代えて、ドリブラーのFW色摩雄貴を投入した。

「西本には前線で時間を作って欲しかったし、色摩には仕掛けて欲しかった」
 この熊谷監督の狙いに、交代選手のふたりはしっかりと応えてみせた。西本が高いキープ力と、運動量を発揮して、バイタルエリアをかき乱すと、右MFに入った色摩は自慢のスピードに乗ったドリブルで、果敢にサイドを切り裂きに掛かった。

 85分と90+1分のゴールは、いずれもこのふたりが関わったもの。1点目はDF大里優斗の縦パスに抜け出した色摩が、ドリブルでえぐってセンタリング。西本がニアサイドに走り込んだことで、相手CBを引き出し、ファーサイドでフリーになったFW垣田裕暉が、ヘッドで押し込んだ。

 2点目も今度はMF平戸太貴のロングボールに抜け出した色摩のセンタリングに対し、再び西本がニアに走り込み、ファーでフリーになった垣田が楽々ヘッドで決めた。

 終了間際に1点を返されるが、引き分け濃厚だった試合を、交代選手の躍動により、一気に勝利に結びつけた。

「昨年よりいろいろストレスが掛かったなかでも、しっかりと勝ち切れるようになってきた。強さがでてきたと思う」(熊谷監督)

『タフに戦い、勝ちをもぎ取る』
 かつて鹿島の選手として、ジーコ時代を知り、『常勝・鹿島』を築いたひとりだった熊谷監督の下、鹿島のチームスピリットをしっかりと植え付けられた選手たち。目先の勝利に満足せず、日々のトレーニングからみずからを追い込み、さらなる強さを求めていく。

取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)


鹿島ユースの躍動を記すサッカーダイジェストの安藤氏である。
昨日のJFAアカデミー福島戦について事細かに伝える。
熊谷監督も二年目となり、選手起用、采配に冴えを魅せる。
ジーコの教えを受けた熊谷が更に若き年代に多くのものを伝えていく。
素晴らしい伝統が受け継がれていくのだ。
鹿島の未来を担って行くであろう若鹿の成長を楽しみにしておる。

神戸・マルキーニョス、150ゴールを記録

2015年05月07日 | Weblog
神戸マルキ「感謝したい」痛めた足で150ゴール
[2015年5月6日22時32分]


湘南対神戸 前半、先制ゴールを決め喜ぶ神戸FWマルキーニョス(中央)(撮影・鹿野芳博)

<J1:湘南1-1神戸>◇第10節◇6日◇BMWス

 神戸FWマルキーニョス(39)が、Jリーグ史上2人目の通算150ゴールを挙げた。0-0で迎えた前半33分、MFチョン・ウヨン(25)の縦パスをペナルティーアーク付近で受けると、素早く反転。右足で狙いすまし、ゴール右上に豪快なミドルシュートを突き刺した。均衡を破る今季初ゴールは、元日本代表FW中山雅史氏(47=日刊スポーツ評論家)の歴代最多得点記録にあと「7」と迫る節目弾となった。

 外国籍選手では初の大台到達。得点後はサイドラインで揺りかごダンスを披露し、1日に長女が誕生したばかりのFW石津大介(25)を祝った。後半の2点目に期待も膨らんだが、ハーフタイムで無念の交代。前半10分すぎに右足首をひねった影響で、151号はお預けとなった。試合後は靴も履けない状態。引きずりながら帰りのバスに乗り、痛みで降車できないために取材は応じられなかったが、クラブを通じて「今まで取った150点、1人で取れたものではありません。今まで在籍したチームのチームメートに感謝したいと思います」とコメントを出した。

 ネルシーニョ監督(64)も絶賛した。「あれだけ右足が腫れていたのに彼はピッチに戻った。並の選手ならば心が折れるところだが、戻ったことでご褒美が待っていた」と評価。150ゴールについては「彼の10年以上の実績について私が述べるまでもない。日本のサッカー関係者の誰もが認めるストライカー。高いクオリティーと決定力を持っており、理解度、貢献度、献身的な姿勢で私のチームの大事な役割を担っています」と褒めたたえた。

戸マルキ外国人初150発 最多ゴンへあと7
[2015年5月7日7時36分 紙面から]


ゴールを決め喜ぶ神戸FWマルキーニョス(左)

<J1:湘南1-1神戸>◇第10節◇6日◇BMWス

 神戸FWマルキーニョス(39)が通算150ゴールを決めた。

 前半33分、ペナルティーエリア手前で縦パスを受け、反転して右足でゴール右上に刺した。開始早々に右足首をひねり、前半だけで退くほど腫れた状態での今季初ゴール。外国籍選手初の大台に到達し、中山雅史氏の最多記録にあと「7」と迫った。試合後は足を引きずり無言だったが、クラブを通じ「1人で取れた150点ではない。今まで在籍したチームの仲間に感謝したい」とコメントした。

 ▼J1通算150得点 神戸FWマルキーニョスが、6日の湘南戦(BMWス)で今季初ゴールを決めて達成。FW中山雅史(157点=磐田、札幌)に次いで史上2人目。出場326試合目で到達。初得点は東京V時代の01年8月25日名古屋戦で記録。歴代1位の中山は磐田時代の05年5月1日柏戦で、37歳7カ月8日、出場287試合目で到達している。今回のマルキーニョスの39歳1カ月13日での得点は、MFラモス瑠偉(V川崎=現東京V)の38歳8カ月26日を抜いてJ1歴代6位の年長記録となった。

神戸39歳マルキーニョス、痛む右足で史上2人目150得点
J1第1S第10節 神戸1―1湘南 (5月6日 BMWス)


<湘南・神戸>前半、J1通算150得点となるゴールを決める神戸・マルキーニョス
Photo By 共同


 衰え知らずの神戸の39歳が中山雅史(元磐田、157得点)以来、史上2人目の通算150ゴールを決めた。前半33分、マルキーニョスはペナルティエリアの外でボールを受け、迷わず右足を振り抜きゴール右上に鮮やかに突き刺した。01年8月11日の初ゴールから足かけ15年、326試合目にして大台に到達した。

 前半9分に助っ人が右足首を痛めて倒れると、周囲の選手がベンチに出場続行不可を意味する「×」マークを送った。だが担架で運ばれていく途中にベンチ前で起き上がり、患部が腫れ上がっている状態で出場を直訴。後半ピッチに立てないほどの重傷ながら、痛む右足で記念弾を沈めた。

 今季は構想外となる危機を迎えていた。実際、2節の川崎F戦で先発落ちし、3節のFC東京戦ではベンチ外。しかし苦境下でも腐らずに練習を続けてネルシーニョ監督の信頼を取り戻すと、献身的な守備でも貢献してきた。指揮官は「非常に重要な役割をしてくれている。あれだけ足が腫れていてもチームのために戦った」とたたえた。

 記念弾のストライカーが抜けたあとは湘南ペースでドロー。負傷者続出中の厳しい連戦は、39歳の熱いスピリットに見習って乗り越える。
[ 2015年5月7日 05:30 ]

神戸・マルキ史上2人目の150得点
2015年5月7日


 前半、J1通算150得点となるゴールを決める神戸・マルキーニョス

 「J1、湘南1-1神戸」(6日、BMWス)

 J1の23年の歴史で過去1人の通算150ゴールに、神戸FWマルキーニョスが到達した。

 前半33分、ゴールほぼ正面でパスを受けて右足を振り抜き、約25メートル先のゴール右隅に突き刺した。東京V、市原(現千葉)、清水と渡り歩いたブラジル出身の39歳は「一人だけで取れない。今まで在籍したチーム全ての選手に感謝したい」と表情を緩めた。


Jリーグ通算150ゴールを決めた神戸のマルキーニョスである。
これは素晴らしい記録。
全てのクラブにて結果を出してきたからこその記録である。
負傷してまで決めたゴールはミドルシュート。
まだまだ衰えを知らぬ。
これからも記録を更新して行くであろう。
楽しみにしておる。

U-22選抜・鈴木優磨、結果を残せなかったことが非常に残念です

2015年05月07日 | Weblog
【J-22】明治安田J3 第10節 長野戦後の監督・選手コメント

長野に0-2で敗れたJ-22

6日、Jリーグ・アンダー22は明治安田生命J3リーグ 第10節でAC長野パルセイロと対戦し、0-2で敗れました。以下、監督と選手のコメントです。

■高畠 勉監督
いつも通り、立ち上がりの大切さを伝えたうえで選手たちを試合に送り出しました。やや相手の圧力に押されている面はありましたが、序盤は相手のロングフィードからの攻撃をしのいでくれていました。ただ、踏ん張りきれずに、警戒していたセットプレー、ロングスローのところで失点したのが痛かったです。その後、PKで2点目を失ってしまいましたが、しっかりと点を奪いにいってくれたと思います。後半にメンバーを代えて、点を取りにいきました。最後までゴールを目指して、チャンスも作ることができました。それでも、ゴール決めることができませんでした。同じことがこのところ続いているので、修正していきたいです。非常に悔しい敗戦ですが、選手たちは90分、勝利に向けて戦ってくれました。

■鈴木 優磨(鹿島アントラーズ)
前半に2点をリードされて、後半から出場したので、フォワードとして得点を強く求められていると感じました。だからこそ、絶対にゴールを決めるつもりでプレーしました。(決定機はあったが)決められないのは自分の力不足だと思いますし、決められるフォワードにならないとチームでも試合に出られないと思います。結果を残せなかったことが非常に残念です。チームに戻って、またしっかりとトレーニングします。


U-22選抜としてJ3のAC長野パルセイロ戦に出場した鈴木優磨である。
後半から出場したが無得点に終えた。
本人は無念を語っており、力不足と嘆く。
ここは激しいトレーニングで成長していくのだ。
才能を開花させ、いずれ鹿島を背負うFWとなっていって欲しい。
期待しておる。