Latin Odyssey / Laurindo Almeida & Charlie Byrd
先週までの暑さが嘘のように急に涼しくなった。昨日のゴルフも灼熱地獄のプレーを覚悟したが快適そのもの。気分屋の自分としてはプレーの内容も久々に好調そのもの。小さなミスはあったにも関わらず80台の前半のスコアは久々。最近は、あまりスコアへの執着心を無くしていたが、再び拘りのゴルフを思い出した。秋のシーズンに期待ができる。
もうひとつ好調であった理由は、先週末、久々に女子プロのトーナメント観戦に出かけたこと。以前はプロのトーナメントを良く見に行ったものだが、今回は久々の観戦。出場している選手もすっかり若手に入れ替わっていたが、最近の若手は皆上手いし良く飛ばす。いい内容のゴルフを見続けていると、自然にリズムやテンポも影響を受けるものだ。昨日の自分の好プレーも女子プロのスイングの残像効果があったのかもしれない。いい刺激を受けた。
若手に交じって、懐かしい福島晃子の姿を見たが、飛ばし屋は健在であった。他のプロを常に40ヤード近くオーバードライブしていた。170ヤード弱のショートを8番でオーバー気味とは恐れ入る。自分も若手に交じってゴルフをする機会も多いが、歳をとったなどと言っていられない、またゴルフの記事を書く気になる位少し頑張らねば。
さて、今回のアルバムは久々にコンコルドのアルバム、ローリンドアルメイダとチャーリーバードの共演だ。
コンコルドはギター関連のアルバムが多いが、この2人の共演となると当然ラテン物、Concord Picanteのアルバムになる。
ジャズとラテンの融合、ボサノバブームを生んだアルバムというと、60年代の初めとゲッツとジルベルトのアルバムになる。一連のゲッツのアルバムの中にゲッツとチャーリーバードのJazz Sambaもある。
実は今回のもう一人の主役ローリンドアルメイダがバドシャンクと組んでブラジル音楽とジャズの融合を図ったのは10年前の50年代の最初。もしこれがヒットしていたら、ゲッツに代わってバドシャンクがボサノバの立役者になっていたかもしれない。
何の世界でも、ヒットするしないは時の運。そして、世の中の人はヒットしたものが、その世界のルーツと思い込んでしまうのは仕方がない。
そういう意味では、人だけではなく音楽自体もそうかもしれない。たまたまラテンの世界ではボサノバがヒットしたが、ラテン音楽のルーツは何もブラジルだけではない。反対に、ブラジルだけがポルトガルの植民地であり、他のラテン諸国の中ではブラジルの方が特異な存在かもしれない。
このバードとアルメイダのコンビは、コンコルドで以前”Brazilian Soul”というアルバムを作っている。 このアルバムも単なるボサノバアルバムというのではなく、ブラジル音楽のルーツをたどった作品集であった。
今回のタイトルは、”Latin Odyssey“。その対象をブラジルだけでなく、ラテン諸国全体に広げた。素材となる曲は一曲目のCatsのメモリーを除けば、メキシコの作曲家の曲であったり、ベネズエラのフォークソングであったり、中南米各国の曲を集めている。
ギター2本が主役という事もあり、また選んだ曲の曲想もあるが、それらの曲はラテン特有のリズムを効かせたアップテンポ曲というより、哀愁を込めたギターの調べが似合う曲が続く。明るいラテンの曲はどうしても夏の日差しが似合いうが、このようなラテンサウンドは、ちょうど涼しくなって秋の気配を感じる時にピッタリだ。
前作のブラジリアンソウルと合わせて、2人の生ギターの調べをじっくり味わう事のできるアルバムだ。ライナーノーツの最後でも触れられているが、ちょっと聴いた感じでは簡単に演奏できそうだが、音楽的に影響を与え合う2人のギターによる会話は他ではなかなか味わえない。
1.Memory Andrew Lloyd Webber 4:07
2.Zum and Resurección del Angel Astor Piazzola 7:41
3.El Niño Antonio Romero 3:08
4.Gitanerias Ernesto Lecuona Ernesto Leuro 2:35
5.Adios Enric Madriguera / Eddie Woods 2:59
6. El Gavilan Aldemaro Romero 2:58
7. Estrellita Manuel Ponce 4:20
8. Tubihao de Beijos Ernesto Nazareth 4:07
9. Intermezzo Malinconico Manuel Ponce 3:01
Laurindo Almeida (g)
Charlie Byrd (g)
Joe Byrd (b)
Bob Magnusson (b)
Jeff Hamilton (ds)
Chuck Redd (ds)
Produced by Carl Jefferson
Phil Edwards : Engineer
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, December 1982
Originally released on Concord Picante CJP-211
先週までの暑さが嘘のように急に涼しくなった。昨日のゴルフも灼熱地獄のプレーを覚悟したが快適そのもの。気分屋の自分としてはプレーの内容も久々に好調そのもの。小さなミスはあったにも関わらず80台の前半のスコアは久々。最近は、あまりスコアへの執着心を無くしていたが、再び拘りのゴルフを思い出した。秋のシーズンに期待ができる。
もうひとつ好調であった理由は、先週末、久々に女子プロのトーナメント観戦に出かけたこと。以前はプロのトーナメントを良く見に行ったものだが、今回は久々の観戦。出場している選手もすっかり若手に入れ替わっていたが、最近の若手は皆上手いし良く飛ばす。いい内容のゴルフを見続けていると、自然にリズムやテンポも影響を受けるものだ。昨日の自分の好プレーも女子プロのスイングの残像効果があったのかもしれない。いい刺激を受けた。
若手に交じって、懐かしい福島晃子の姿を見たが、飛ばし屋は健在であった。他のプロを常に40ヤード近くオーバードライブしていた。170ヤード弱のショートを8番でオーバー気味とは恐れ入る。自分も若手に交じってゴルフをする機会も多いが、歳をとったなどと言っていられない、またゴルフの記事を書く気になる位少し頑張らねば。
さて、今回のアルバムは久々にコンコルドのアルバム、ローリンドアルメイダとチャーリーバードの共演だ。
コンコルドはギター関連のアルバムが多いが、この2人の共演となると当然ラテン物、Concord Picanteのアルバムになる。
ジャズとラテンの融合、ボサノバブームを生んだアルバムというと、60年代の初めとゲッツとジルベルトのアルバムになる。一連のゲッツのアルバムの中にゲッツとチャーリーバードのJazz Sambaもある。
実は今回のもう一人の主役ローリンドアルメイダがバドシャンクと組んでブラジル音楽とジャズの融合を図ったのは10年前の50年代の最初。もしこれがヒットしていたら、ゲッツに代わってバドシャンクがボサノバの立役者になっていたかもしれない。
何の世界でも、ヒットするしないは時の運。そして、世の中の人はヒットしたものが、その世界のルーツと思い込んでしまうのは仕方がない。
そういう意味では、人だけではなく音楽自体もそうかもしれない。たまたまラテンの世界ではボサノバがヒットしたが、ラテン音楽のルーツは何もブラジルだけではない。反対に、ブラジルだけがポルトガルの植民地であり、他のラテン諸国の中ではブラジルの方が特異な存在かもしれない。
このバードとアルメイダのコンビは、コンコルドで以前”Brazilian Soul”というアルバムを作っている。 このアルバムも単なるボサノバアルバムというのではなく、ブラジル音楽のルーツをたどった作品集であった。
今回のタイトルは、”Latin Odyssey“。その対象をブラジルだけでなく、ラテン諸国全体に広げた。素材となる曲は一曲目のCatsのメモリーを除けば、メキシコの作曲家の曲であったり、ベネズエラのフォークソングであったり、中南米各国の曲を集めている。
ギター2本が主役という事もあり、また選んだ曲の曲想もあるが、それらの曲はラテン特有のリズムを効かせたアップテンポ曲というより、哀愁を込めたギターの調べが似合う曲が続く。明るいラテンの曲はどうしても夏の日差しが似合いうが、このようなラテンサウンドは、ちょうど涼しくなって秋の気配を感じる時にピッタリだ。
前作のブラジリアンソウルと合わせて、2人の生ギターの調べをじっくり味わう事のできるアルバムだ。ライナーノーツの最後でも触れられているが、ちょっと聴いた感じでは簡単に演奏できそうだが、音楽的に影響を与え合う2人のギターによる会話は他ではなかなか味わえない。
1.Memory Andrew Lloyd Webber 4:07
2.Zum and Resurección del Angel Astor Piazzola 7:41
3.El Niño Antonio Romero 3:08
4.Gitanerias Ernesto Lecuona Ernesto Leuro 2:35
5.Adios Enric Madriguera / Eddie Woods 2:59
6. El Gavilan Aldemaro Romero 2:58
7. Estrellita Manuel Ponce 4:20
8. Tubihao de Beijos Ernesto Nazareth 4:07
9. Intermezzo Malinconico Manuel Ponce 3:01
Laurindo Almeida (g)
Charlie Byrd (g)
Joe Byrd (b)
Bob Magnusson (b)
Jeff Hamilton (ds)
Chuck Redd (ds)
Produced by Carl Jefferson
Phil Edwards : Engineer
Recorded at Coast Recorders, San Francisco, December 1982
Originally released on Concord Picante CJP-211
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