A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

BARNEY KESSEL が師と崇めたのはCharlie Christian

2007-04-09 | MY FAVORITE ALBUM
Chrlie Christian / Jazz Immortal

BARNEY KESSELが心酔したCharlie Christian。
彼は、言うまでもなくGUTARをあたかもサックスのようなソロプレーの花形にした生みの親である。これはJAZZに始まり後にRockの世界にもつながる大偉業だ。
と同時にbopの誕生の礎を導いた一人でもある。
本格的なBopの誕生を前に、逝ってしまったのが残念だ。
クリフォードブラウンにしても、スコットラファロにしても、どうして際立った天才は短命なのだろうか。

GREAT JAZZGUTARSの“Topsy”を聴いて、久々にクリスチャンを聴いてみた。
有名なミントンプレイハウスのチャーリークリスチャンだ。何年か振りで針を落とす。
一曲目の ”SWING TO BOP”が、実は中身はTopsyだ。Topcyのコード進行を借りたジャムセッションでのプレー。題名も後からつけたものらしい。

演奏の途中から始まり。途中で終わる。
まだテープレコーダーが無い当時の録音機器の事情で仕方が無かったそうだが。
でも、この一曲がJAZZのImprovisationであり、JAZZギターのソロプレーの本質であることは十分に味わうことができる。

今聴けば当たり前のプレーかもしれないが、他に誰もやっていない時、このように自信に満ちたプレーができるとは。先駆者というのは、いつの時代でも素晴らしいものだ。
それも彼の場合はオクラホマの田舎から出てきてまだ2年足らずで。
このアルバムには、他にも当時のガレスピーの演奏もあるがここはクリスチャンに軍配あり。
ガレスピーの本領発揮はもう少し後だ。

日本がこれから戦争を迎えようとして国全体が緊張感を迎えていた時、New Yorkのハーレムの片隅では、毎日このようなプレーを求め、また新しい音楽を求めて、腕達者と若きチャンジャーが集まっていた。
彼らが新しいJAZZが生まれる緊張感を味わっていた時と、日本の若者が戦場に向かう緊張感を迎える時が全く同じ時期だったとは。
考えさせられることが多い。
戦争なんかやるものではない。壊されるものは多くあっても、生まれてくるものは何も無かった。

SWING TO BOP
STOMPIN’N AT THE SAVOY
UP-ON TEDDY’S HILL
GUY’S GOT TO GO
LUPS FLIPS

  Charlie Christian (g)
 Joe Guy (tp)
 Theronious Monk (p)
 Nick Finton (b)
 Kenny Clark (ds)

Recorded May.1941,

STAR DUST
KEOUAC

 Dizzy Gillespie (tp)
 Don Byas (ts)
 Joe Guy (tp)
 Kenny Kersey (p)
 Nick Felton (b)
 Kenny Clark (ds)
  And others

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2 コメント

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たしか・・ (cocoa tea)
2007-04-12 21:51:20
MONKの録音で一番古いもの?
だったように記憶しています。
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cocoa teaさん (YAN)
2007-04-14 05:13:33
そうですか。
Monkはノーケアなので知りませんでした。
返信する

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