A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

CHASIN’ THE BIRD / SUPERSAX

2006-11-20 | MY FAVORITE ALBUM
ロリンズ、ウッズ、デスモンド、マリガンとサックスのお気に入りが続いたが、楽器ではやはりサックスが一番好きかも知れない。自分でも一度志したことがあるので。
もちろんサックスのアドリブのソロの名演も素晴らしいが、アンサンブルの良さも捨てたものではない。ビッグバンドのサックスセクションのスローなアンサンブルや、アップテンポのソリなどに、ゾクゾクするような演奏がある。
エリントン、ベーシー、サドメル、ウディーハーマン、クインシージョーンズ、バディーリッチ、・・・・・など、
思い出に残るサックスセクションの名演がいくつもある。

サックスのアンサンブルといえば、70年代に編成されたスーパーサックスが有名だ。
パーカーのアドリブを、サックスのアンサンブルにアレンジして演奏するというのは、邪道といえば邪道だし、斬新なアイディアといえば言えなくも無い。

WEST COASTのスタジオミュージシャンの余興といえばそれまでだが、何枚ものアルバムを出し、スタジオセッションだけでなく、ライブの演奏も行っていたということは、ファンも多かったのであろう。

75年に来日したときにライブを聴きにいったが、生演奏の厚みのある演奏は非常に心地よかったし、一糸乱れぬアンサンブルワークには感心した記憶がある。ビッグバンドとは一味違うアンサンブルの妙が楽しめた。

このアルバムは、MPSレーベルに移行して初めての録音。通算で4枚目のアルバム。このMPSというレーベルは録音の良さでも有名だった。サックスのアンサンブルが、ある時は上手くミックスし、ある時は絡み合いながら眼前に広がる。
いい演奏というのは、録音の良さも大事な要素だ。

メンバーは、いずれもウェストコーストの兵揃い。
ジェリーマリガンの"I WANT TO LIVE"に参加している、フランクロッソリーのトロンボーンのソロもよい感じ。
曲は、パーカーの名演集。想像通りのサウンドで全編楽しめる。

お気に入りは、THE SONG IS YOU。アップテンポで流れるような演奏が素晴らしい。

SHAW NUFF
ANIGHT IN TUNISIA
DRIFTING ON A REED
SONG IS YOU
OOP BOP SH’BAM
‘ROUND MIDNIGHT
NOWS THE TIME
DIZZY ATMOSFHIERE
CHASIN’ THE BIRD

MED FLORY (as)
JOE LOPES (as)
WARNE MARSH (ts)
JAY MIGLIORI (ts)
JACK NIMITZ(bs)
CONTE CANDOLI(tp)
FRANK ROSOLINO(tb)
LOU LEVY(p)
FRED ATWOOD(b)
JAKE HANNA(ds)
JOHN DENTZ(ds)

Recorded from July to September 1976 in hollywood

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