A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

COLLABORATION / M.J.Q with Laurindo Almeida

2007-01-14 | MY FAVORITE ALBUM
ゲストを加えた「+ワン」の魅力。

レギュラーグループが固定し有名になればなるほど、グループの色は決まってくる。もちろんコルトレーンやマイルスのように、自己のグループがどんどん発展していく場合は、グループ全体のどのように変わっていくのか、その変身ぶりが楽しみになるが。
結果が、自分の好みにあうか、合わないかは別にしても。

一方で、レギュラーグループにあまり大きな変化がない時、新しいアルバムを聞き重ねていっても正直飽きがくることもある。
そんな時に、「+ワン」のゲストが入った演奏で、そんな倦怠感を吹き飛ばす魅力が生まれてくることが多い。
昔レコードを漁るように買っていた時は、そのようなアルバム探しも楽しみのひとつであった。

「+ワン」にソロプレーヤーが入ったり、ヴォーカルのバックに回ったり、オーケストラだったり。この組み合わせは色々あるが。
結果は、意外な組み合わせでも思わぬ結果を生んだり、グループ本来の良さが深堀されたり、またまた水と油で今ひとつ、思惑通りにいかないことも。
これまた色々なことになる。
当たり外れもあるが、それもJAZZの楽しみのひとつである。

MJQも、そのようなコラボのアルバムは何枚かある。
その中でも、相性が最高に良かったと思うのはこのアルバムだろう。
アルメイダのギターと、MJQのサウンドの相性がいいのはもちろん。曲もクラッシクから、ボサノバ。そしてあのアランフェスまで。

このままレギュラーグループになっていてもおかしくない親和性。いいアルバムだと思う。

MJQとアルメイダの出会いは、1963年のモンタレーJAZZフェスティバル。その後、意気投合したのか、翌年のヨーロッパツアーにはゲストとして同行している。
その後の録音なので、レコーディングのためだけの顔合わせとは異なり、実際には、この時期のレギュラーグループ、MODERN JAZZ QUINTET といってもいいのかもしれない。

この組み合わせでヨーロッパツアーの時の映像がある。


ATLANTIC原版だが、日本ではPHILIPSレーベルで発売された。

SILVER
TRIESTE
VALERIA
 この3曲はジョンルイスのオリジナル
FUGUE IN A MINOR(バッハフーガイ短調)
ONE NOTE SAMMBA
FOI A SANDADE
 ボサノバで2曲
CONCIE DE ARANJUEZ(アランフェス協奏曲)

LAURINDO ALMEIDA (g)
MILT JACKSON (vib)
JHON LEWIS (p)
HERCY HEATH (b)
CONNIE KAY (ds)

RCA Webster Hall, NYC, July 21, 1964

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