A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ART BLAKEY / BIG BAND

2006-10-28 | MY FAVORITE ALBUM
50年代に活躍したJAZZミュージシャンは、若い頃はBIGBAND全盛期。したがって大部分が活動のルーツを辿れば、BIG BANDでの演奏が活動のスタートになる。
しかし、コンボによる、いわゆるモダンジャズが市民権を得てくると、有名プレーヤーはコンボ編成の自己のグループを作り、またレコーディングでもコンボ編成が主流となっていた。

アートブレーキーもその一人。
元々はフレッチャーヘンダーソンやビリーエクスタインのBIG BANDで活躍してきたBIG BANDドラマーだったが。
しかし、50年代に入って数多くのBigNameと共演するようになり、自己のグループ「JAZZ MESSENGERS」を率いて活躍するようになると、必然的にBIG BANDでの演奏は少なくなっていた。

ちょうど、リーモーガンを加えた「新生JAZZ MESSENGERS」が、BLUE NOTEから「Moanin'」の入ったアルバムでブレークしたのが1958年。
それから、Funkyブームへと繋がっていくのだが。

その前の年1957年の暮れに、そのブレーキーがBIG BANDのアルバムを残している。
奇しくも、この前紹介した、ジミーネッパーのアルバムを出した同じベツレヘムレーベルから。
そして、このバンドのメンバーには、何とジョンコルトレーンも加わっている。この時期に、コルトレーンのBIG BANDでのプレーというのもまた珍しい。

臨時編成のバンドなので特にバンドカラーがあるという訳でもなく、アレンジによって色々なサウンドが聞けるが。

アルコーンの編曲したAIN’T LIFE GRANDとANOTHER WORLDがサウンド的には好みかも。コルトレーンのソロがあるが、BIGBANDの世界の中でも、コルトレーンの味を醸し出している。

この頃(昭和32年暮れ)、日本では、フランク永井の「有楽町で逢いましょう」が流行っていた。

♪ あなたを待てば 雨が降る 濡れて来ぬかと 気にかかる ああ ビルのほとりの ティー・ルーム 雨も愛しや 唄ってる 甘いブルース あなたと私の合言葉 「有楽町で逢いましょう」

<「有楽町で逢いましょう」は、そごうの宣伝キャッチフレーズだった> 

Midriff
The Kiss of No Return
The Outer World
El Toro Valiente
Ain't Life Grand
Last Date

Art Blakey Big Band
Donald Byrd, Ray Copeland, Bill Hardman, Idrees Sulieman (tp)
Jimmy Cleveland, Melba Liston, Frank Rehak (tb)
Bill Graham, Sahib Shihab (as)
Al Cohn, John Coltrane (ts)
Bill Slapin (bs)
Walter Bishop Jr. (p)
Wendell Marshall (b)
Art Blakey (d)

Recorded in New York, December,1957

Pristine
Tippin

Donald Byrd (tp)
John Coltrane (ts)
Walter Bishop Jr. (p)
Wendell Marshall (b)
Art Blakey (d)

same location, date

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